ふれる。

劇場公開日:2024年10月4日

解説・あらすじ

「あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない。」「心が叫びたがってるんだ。」「空の青さを知る人よ」の青春3部作を手がけた監督・長井龍雪、脚本家・岡田麿里、キャラクターデザイン・田中将賀が再結集し、不思議な生き物「ふれる」の力で心がつながっている3人の青年の友情を描いたオリジナル長編アニメーション。

同じ島で育った幼なじみの小野田秋と祖父江諒と井ノ原優太。20歳になっても親友同士の彼らは、東京の高田馬場で共同生活を始める。口下手な秋はバーでアルバイト、体育会系の諒は不動産会社の営業職、コンプレックスの多い優太は服飾デザインの専門学校生と個性はバラバラだったが、島から連れてきた不思議な生き物「ふれる」がテレパシーのような謎の力で彼らを結びつけていた。お互いの身体に触れるだけで心の声が聴こえてくるため3人の心はいつもつながっており、そんな関係がずっと続くはずだった。しかし「ふれる」に隠されたもうひとつの力が徐々に明らかになり、3人の友情は大きく揺れ動く。

永瀬廉が秋、坂東龍汰が諒、前田拳太郎が優太の声をそれぞれ演じ、坂東龍汰、前田拳太郎、白石晴香、石見舞菜香、皆川猿時、津田健次郎が共演。また、青春3部作キャストの茅野愛衣、櫻井孝宏、田村睦心、瀬戸麻沙美、豊崎愛生、小形満、水瀬いのり、内山昂輝、若山詩音が出演する。主題歌は数々のヒット曲を生み出してきた人気音楽ユニット「YOASOBI」が担当。

2024年製作/107分/G/日本
配給:東宝、アニプレックス
劇場公開日:2024年10月4日

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映画レビュー

4.0 誰の心の奥深く、触れてはいけない琴線に、優しくそっと触れてくる。

2024年10月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館
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ななやお

4.0 心地よい情報だけのコミュニケーションで良いのか問題

2024年10月31日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

本作の物語は、SNS時代のコミュニケーションの難しさと危うさの暗喩なのだろう。互いの本音を口に出さずとも分かるようにしてしまう、不思議な生き物「ふれる」を通じて繋がっている幼馴染の3人の男性。互いのことはなんでも知っているつもりになっていたが、実は「ふれる」を介したコミュニケーションは、本音をそのまま通しているのではなく、悪意のある感情にフィルターをかけていた。当人たちにとって心地よい感情だけを流通させるようになっていたのだ。
いわゆるフィルターバブルとか、エコーチェンバーとか言われるのに近いかもしれない。
実際に、そういうコミュニケーションに慣れた人々が、急にそのフィルターを外したらどうなってしまうか。しかし、本当に親しい関係になるには、悪意に触れることも必要なのではないかと本作は問いかける。
岡田麿里は、人のネガティブな感情を描くのがやっぱり上手い。友人たちの、自分にとって「都合の良くない感情」に触れて友情の絆を強めていくという作業を、現代人はできなくなりつつある。寓意的にそのことを巧みに指摘する秀逸な作品だった。

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杉本穂高

2.5 なぜ夏アニメは空中で手をつなぐのか?

2025年10月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

どうにもこうにも、語りたいテーマはわからなくはないですが、テーマから捻出したような無理やりな設定で語られるストーリー
語りたいことはわからないでもないのですか、登場人物の関係論など共感をする接点がなく、説明で納得させられる感じでした。
ふれるという生物も不思議な能力を受け入れるための媒介としては役不足
そして、ふれるそのものに感情移入する導線がなかったので、ラストも不完全燃焼

空中で手をつなぐシーンを見ると、お約束だなーあー、なんも考えてないなと思っちゃうようになりました

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Kotapon

2.5 触れなかった。

2025年10月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

キャラクターのビジュアルと絵の綺麗さで
観てみたのだけど僕には合わなかった。

出て来るキャラクターがなんか嫌な奴が多くて
(専門学校の生徒たちとか)
カラッと気持ちの良い、こいつと友だちになりたいと
思う登場人物がいなかった。

言わなきゃいけないことを言わず
言っちゃいけない事を言う人たちだなと客観的に観て
しまった。

なんかよく分からんなぁと思いながら観てたのだけど、
と言う事は自分は割と周りと喧嘩なんかもしながらも
気持ちを包み隠さず付き合えてるのかなとは思いました。

教訓としては、
分からない事を分からないで済まさず、
今の時代にしっかり合わせていかないと老害になっちゃうぞと言う事でした。

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奥嶋ひろまさ