ザ・ガーディアン 守護者のレビュー・感想・評価
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中途半端
ナムギルさんが大好きでものすごく期待して観た。
けどなんか中途半端な印象しか残らなかった。
主役のチョン・ウソンはほとんどセリフないし、守護者って割にほとんど一緒にいないし、娘と会話ないし、殺し屋2人にしても相棒ってだけなのか、恋人同士なのかイマイチわかんないし。。
すべてにおいてもうちょっと掘り下げて欲しかった。
刑務所に入る前の恋人同士だった時の二人の様子とか。
あと、殺し屋二人のシーンにコミカルな音楽流れるけど、映画と合ってないから違和感しかない。
結局元恋人以外、敵も誰ひとり死んでないし(あ、関係ないの一人死んだわ)、これ下手すりゃまだ追われ続けるよね??
カーアクションとバイクのチェイスはスピード感あって良かった。
ナムギルさんのイッちゃってる感も好き。
「非常宣言」の副パイロット役の時と「悪の心を読む者たち」で連続殺人犯と対峙するハヨンと同じ人とは思えない。
かっこいい殺し屋だとチョン・ウソンさんの役と被るから敢えてあぁいうキャラにしたんだとか。
その辺はさすがです。
【”平凡な人になって、と最愛の人は言った。”最愛の人を殺され、自分の事を知らない誘拐された娘を、命を懸けて守ると誓った男の壮絶な復讐、奪還劇。ナント、名優チョン・ウソンの監督デビュー作だそうである。】
■凶悪な殺人の罪で懲役10年を言いわたされたスヒョク(チョン・ウソン)は出所の日を迎える。
今も忘れられずにいる昔の恋人ミンソ(イ・エリヤ)のもとを訪れ、幼い女の子インビの父親になった事実を知ったスヒョクは、所属していた犯罪組織との縁を切ろうとする。
が、表向き大企業になった組織を仕切るウングク会長(パク・ソンウン)と彼に仕えるカン理事(キム・ジュンハン)はスヒョクの実力を知っているためか、彼の想いを認めず、彼の命を奪おうとする。
◆感想
・ご存じの通り、チョン・ウソンは韓国を代表する俳優の一人であり、ラブストーリーからアクションまで幅広いジャンルで韓国映画を牽引してきた方である。
・今作では10年振りに出所したが、恋人ミンソと自分が父である事を知らない幼い女の子インビのために、平凡な人生を送ろうとするも、所属していた犯罪組織から命を狙われるクールで寡黙な男、スヒョクを演じている。
ー 監督と主役を兼ねるのは、大変だと思うのだが、初監督でそれを熟すのは、流石だと思う。-
・彼を殺そうとするカン理事に雇われた狂気性を帯びた殺し屋カップル、ウジン(キム・ナムギル)とジナ(パク・ユナ)の対比も面白い。
・ハンドライトとナイフを一緒に持ち、暗闇で戦う陰影を付けたシーンや、ウングク会長から与えられたBMWを自在に操作するシーンや、殺し屋カップルとのカーアクションなども、既視感はあれど微妙に入れ込んだアレンジにより見応えがある。
■小物振りが光るカン理事を演じたキム・ジュンハンや、寡黙なスヒョクが笑顔一つ見せずに恋人を殺したウジン(キム・ナムギル)と娘を誘拐したジナから攻撃されつつも、逆に追い詰めて行く姿なども、良い。
・又、チョン・ウソンは50代になっているが、鍛えてると思われる身体が、彼のプロ根性を感じさせる。
・強いて言えば、ウングク会長まで斃さない事が一瞬気になるが、平凡な生活を娘と送るためだろうと、解釈する。
<自分が救った最初に会った時に”オジサン、誰?”と言われた娘と公園のベンチで仲良く背を向けて座るラストシーンも印象的な作品である。>
パート2製作を目論んでいたのかな?
西島秀俊を小太りにした感じのムショ帰りのヤクザもんが、昔のオンナに子供ができていたことを知りカタギになろうとするが、かつての子分だった組織の中間管理職が被害妄想で男の始末を企む。(確かボスは、見張りは命じたが手出しは指示してなかったと思う)
で、中間管理職の送った刺客が、外注の「洗濯機」と呼ばれるちょっとサイコパスな男女ペアの殺し屋なんだが、メインウエポンが釘打ち機改造銃とガチャポン爆弾と小物感半端ない。中途半端な急襲で、西島のオンナを死なせてしまい、西島怒り心頭、男はあっさり捕まり、それでも女は西島の娘を拉致して人質交換を図る。
ここで西島は組織が娘を拉致したと勘違い、組織のオープン前の豪華ホテルにBMWでカチこんで大暴れし、組織直属の殺し屋にも追われるハメに。つまり勘違いx2でハナシが無駄に大きくなる。
組織の殺し屋はマジ馬鹿強くて西島はボコボコ。というか西島、主人公のわりに格闘技とか射撃とかいったウリの特技がないのでタイマンでキャラ立たない。殺し屋に愛犬を始末された洗濯機(男)の造反でなんとか西島窮地を脱する。
最後は中間管理職と洗濯機組の同士討ち。で、西島はオンナの残した娘とシアワセに暮らしましたとさ、どっとはらい...ってそれでいいのか? 組織はそれで手をひいたのか?
BMWのM3(バッジだけ?)をつかったカーアクションは悪くなかったが、ストーリーはかようになんとも中途半端。 やっぱヤクザモンは最後はカウボーイビバップ最終回よろしく組織の本部にのりこんで大暴れしてラスボスとタイマン張ってもらいたいです。イヌを殺された報復で組織を壊滅させるジョン・ウィックを見習いなさい。
ひょっとして、ヒットしたらパート2製作して、そこで西島と組織の全面対決を描くつもりだったのかね。
会った事がない娘を救おうと奮闘する男を描いた韓国映画。 本年度ベスト級。
結構小じんまりした作品だったけど素直なストーリーで観やすかった。
10年の刑期を終えた反社会的勢力に属すスヒョク。
刑期中に生まれた娘と妻の為、組織から足を洗おうとする中、妻が殺され娘が囚われの身となる展開。
その娘を救おうとスヒョクが組織に立ち向かって行くストーリー。
そんな中、スヒョクを暗殺しようとする「洗濯機」と言われる若いカップルの殺し屋に狙われ、殺し屋の男がスヒョクに捕まり、娘が女に誘拐されお互いに交換する事に。
アクションシーンは迫力あり。
ホテルのロビーでのカーアクションが新鮮。
バイクと車が激走するシーンのスリル感に引き込まれる。
ポケモンボールの様な爆弾の破壊力がハンパ無し!
スヒョクがメッチヤ強いんだけど、西島秀俊さん似で作品に集中出来ない(笑)
何の捻りもないラストシーンだけど良いシーンだった。
韓国語で冷蔵庫のことを「レイゾウコ」、按摩(あんま)の事を「アンマ」と言うのが勉強になりました( ´∀`)
そこまで守護してましたか?
韓国アクション映画に求めてるものは、一応一通り見せていただいたので不満はないんですが、守護者というほど娘を守ってはいませんでしたよね
終わり方も悪くはないですが、あんま師とのバトルや会長との決着に期待してたんですが……
ストーリー性は薄いが韓国映画を見たいならおすすめ
今年51本目(合計1,143本目/今月(2024年2月度)4本目)。
(ひとつ前の作品「ダム・マネー ウォール街を狙え!」、次の作品「ローリング・ガール」)
シネマートに移動して1本目。本作品、2週目の公開で見に行きましたが埋まり率8割というほどがすごかったです(ローリング・ガールは4人しかいなかった…)。
タイトルに書いてあるのが全てという気がします。この映画にとっての「守護者」が何であるか、また「守護されるもの」が誰であるかはそうそうに明らかにされるしここはぶれないのですが、韓国のアクションものという観点でいうと、同じ展開の繰り返しばかりで、理解はしやすいものの意外性がほぼないので、そこがどうかな(評価が分かれるかな)といったところです。この「同じようなストーリーの流れ」がある程度あるので、体感的に時間の流れが長く感じられ、「一体いつ終わるの?」というほどです。
なお、韓国も日本と同じように漢字文化圏ですし、音読みをする以上は「結果として」日本語の読みと同じようになる漢字語はいくつか存在します(この映画では「洗濯機」がそれにあたる)。
ただ、この映画は致命的に「んん?」となる点があることを確認していて、そこがどうなんだろう…といったところです。
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(減点0.2/「あんま師」と呼ばれる部分について)
中盤あたりでのいわゆる「対決」のシーンで主人公の「やられ役」にもあたる部分(この程度ではネタバレにはならないか)ですが、「あんま師!」と言われて(主人公が)蹴られる意味が謎です。一般的にあんま・マッサージは体をほぐすので、「ほぐしてやれ」程度の意味で言いたかったのかな…という気がします。
ただ、この映画はシネマート系列ほか数少ない映画館でしか放映されていないところ、シネマートでは同じく、李氏朝鮮を舞台に盲目の主人公がはり・きゅうを使う予告編がある「梟」(ふくろう)映画もあるので、日本もある「あんま・はり・マッサージ」の制度のそれを指している(この場合、蹴った悪役の方は視覚に障害がある方?)とも思えるし、よくわからない謎の字幕でもあります(何とでも取れる謎字幕)。
※ ほか、ラストあたり「金魚を持っていきたい」と言い始めたり(この映画ではそれ以前に金魚は一切出てこない)、字幕が???な部分がいくつかあるのを確認済みです。
自分をカッコよく撮る監督
愛する娘を救うために戦うおじさんアクション映画はもはや定番になった感がある。本作でやや変化球的な設定は、娘が父親はいないと育てられていたこと。そして妻ではなく元恋人という設定。
娘と元恋人のために犯罪組織から足を洗おうとした主人公が殺し屋に狙われるのだが、話の設定や展開がいろいろと粗い。そもそも主人公は殺し屋なのか?何がウリの男なのか今ひとつ明らかではない。組織が(というより理事1人が先走って)彼を殺そうとする動機がスッキリしないのだ。さらに余命わずかの状態で彼女は娘の将来をどうするつもりだったんだろう?なんて余計なことを考えてしまう。
それでも雇われた殺し屋カップルとの戦いはそれなりに面白かったし、カーチェイスや銃撃戦、格闘、爆発といろんな要素がつまったアクションシーンは楽しめた。ただ、組織のボスとの決着は?とか、娘との関係をボカシて終わらせてしまう。最後のシーンだけで親子の良好な関係を示唆するのはちょっと言葉足らずな感じがしてしまった。
エンドロールで気づいたのだが、主演のチョン・ウソンが監督を務めていたんだな。俳優が監督する場合、自分は出演せずに監督に専念する人と、自ら主演して自分をカッコよく撮る人がいる。後者だったってことか。それなら多少粗くても仕方ない。納得。
よかった
アクションもストーリーもけっこう面白かったのだけど、すぐ死ぬ奥さんと何の個性もない娘がお人形さんみたいなお飾りみたいな扱いだ。敵の頭のおかしいカップルの女の子はとても活き活きとしているし、彼も何を考えているのか分からなくていい。
社長の手下が、絵に描いたような小物でとてもいい。敵に格闘家の秋山みたいな人がいる。
Unrivalled
ジャケットだけ見ればDVDスルーされそうなタイプだなというのが第一印象です。韓国映画は需要がしっかりあるので劇場公開が多いので助かってます。
刑務所から出てきたスヒョクが元奥さんに会いにいったら、子供が産まれてて、父親になるために組織と決別しようとしたらなんか反感を買ってしまって、元奥さんが殺されてしまった上に娘まで誘拐されてしまったので、復讐するといった感じの物語で引きは弱いかなと思いました。
基本的に平穏を求めているスヒョクなので、話のトーンも表情もどんよりしており、キャラクターそのものに魅力はだいぶ薄かった気がします。
敵も敵でそこまで強さを感じるキャラはいませんでしたし、クスリやってるのかってくらい大はしゃぎする殺し屋2人もなんともいえないキャラクターでした。兄貴は結構良さそうだなと思ったら全然出てこずじまいだったので、続編の匂わせなのかなぁとちょっと冷めてしまいました。
アクションはキレよりも重厚感のあるものになっていました。韓国製だと「THE KILLER」みたいなスーパーアクションがあったりしたので、スピード感では劣りますが、1発1発の打撃力はなかなか魅力がありました。
椅子に座りながらのアクションだったり、オリジナル性は結構高めで良かったです。
カーアクションのレベルは高く、直線での攻防やトラップを駆使して撒こうとする姿勢とかも見応えありでした。全編これでもいいのではレベルで完成度は頭ひとつ抜けていました。
スヒョクの無敵っぷりに笑わせてもらいました。あんだけ釘喰らってるのになんで平然と抜いて動けるんだよとか、周りが大変になっているのを横目に立ち去っていく姿はカッコいいのと同時にウケ狙ってるんじゃない?ってくらいの間で去っていったのが好きでした。
シンプルな復讐アクションもので、気負わず観ることができました。色々と放りっぱで終わった気もしますが、スヒョク最強ってことでこの文章を締めたいと思います。
鑑賞日 1/28
鑑賞時間 11:05〜12:50
座席 G-5
気軽に見られるアクションムービーだが、あのままだと「事案」にになりそうな気がする
2024.1.31 字幕 T・JOY京都
2022年の韓国映画(103分、G)
服役を終えた男が自分の子どもの存在を知り、足を洗おうと奮闘する様子を描いたアクション映画
監督はチョン・ウソン
脚本はチョン・ウソン&チョン・ヘシン
原題は『보호자』で「保護者」、英題は『A Man of Reason』で「理性のある男」という意味
物語の舞台は、韓国のある刑務所
底から10年ぶりに出所したチェ・スヒョク(チョン・ウソン)は、かつての兄貴分パク・ウングク(パク・ソンウン)からの贈り物を受け取り、今では巨大組織になった事務所を訪れることになった
弟分のカン・ソンジュン(キム・ジュンハン)はカン理事と呼ばれ出世していたが、彼はスヒョクの出現によって、また地位が降格することを恐れていた
だが、スヒョクは元恋人のミンソ(イ・エリヤ)に会った際に「収監後に生まれた10歳の娘インビ(リュ・ジアン)がいる」と聞かされて、足を洗うことを決めていた
ウングクはソンジュンに始末を匂わせ、ソンジュンはお抱えの殺し屋ウジン(キム・ナムギル)とその相棒ジナ(パク・ユナ)に依頼をかける
その後、ミンソと再会したスヒョクだったが、彼女は路上で倒れてしまい、慌てて病院に駆け込もうとする
だが、ウジンたちが乗った車に激突され、その衝撃によってミンソは死んでしまう
ウジンたちはスヒョクを仕留め損なったことを確認して去り、スヒョクは一人残されたインビの元に向かうことになったのである
映画は、主演が監督を務め、脚本にも関わっている作品で、少しばかり主人公をカッコよく見せようとし過ぎている部分はある
敵は二人組だが、爆弾魔のインフレが激しく、ウジンがかなり使えない彼氏みたいな感じになっていた
ラスボスがウングクでもソンジュンでもなく、あんま師(ムン・ソンファン)なのだが、これも直接対決だけでは分が悪いところを助けられて終わってしまう
若干、消化不良な感じの物語になっているのだが、認知もしていないインビの父親役を非合法で続けている感じもするので、端折り過ぎて訳がわからないエンディングになっていた
韓国の出生届云々の詳細は知らないが、双方が全く初対面なのに親子として生きていけるのかは微妙な感じに思える
いずれにせよ、テーマもアクションもあまり深くなく、物語もさらっとしたものになっていた
ハンデになりそうな妻は早々に退場し、インビもそこまで戦いの障害になっていないのも微妙で、単純なアクションバトルに過ぎない
本作には、特筆すべき展開もアクションもないので、無難な感じにまとまった小作品のように思う
ファンムービーとしても、そこまで無双する感じではなく、ラスボスとの戦いもないまま終わってしまうので、配信で時間のある時に眺めるのでOKなのではないだろうか
娘を守る父親の…
若気の至りなんだろうか…主人公の父親は先が見えないという理由で人を沢山殺して刑務所に10年…
出てきたら頃には、彼女は子供(主人公は子供については不治)と取り壊し間近のマンションに…
日本でいう任侠の世界と半グレに狙われる主人公は、娘を誘拐されそれを助け出すという設定でアクションを交えながら進んでいく
最後は…
アクションをもっと見たかったので、不完全燃焼
半端な仕上がりだったな…。
親玉を放置したのがいちばんはんぱ。皆面白そうな手下キャラなんだけどやられ方もご都合主義な展開ばかりで残念。バイクとのカーチェイスもそこそこ良かったんだけどなー。物足りない展開でした。
能天気な洗濯機VS元危ない人
組織から抜けようとするストーリーは良くありますが、この作品としては洗濯機というあだ名の組織とあまり関係ない人物を登場させた事で、より主人公の性格が際立って見えた工夫が良かった作品だと思います。
痛みいります?!
10年の刑期を終え出所した男(スヒョク)に起こる話。
出所後、元恋人に会いに行くと自分に子供がいた事を知り…闇組織から足を洗おうとするも、組織のボスから怒りを買い、雇った殺し屋に元恋人を殺されてしまう…。
元恋人が殺された辺りからエンジンかかって一気に面白くなる。元恋人を殺した2人乗りバイクを車で追うシーンは迫力ありで楽しめた。
個人的には娘のインビ(名前間違ってたらすみません)のスヒョクとの距離の取り方、「オジサン誰?」の距離感が上手いというか何か好きだった、徐々に距離が縮まってインビからスヒョクの手に手を置く後ろ姿のシーンには少しだけ涙。
時間も約100分位と観やすくて楽しめた。
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