映画 からかい上手の高木さんのレビュー・感想・評価
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昨今の今泉力哉作品とは真逆な商業向け無垢会話劇
2024年劇場鑑賞39本目 良作 64点
みんな大好き今泉力哉監督最新作
2024年は今作のみでしたね、、23年は2本、22年は3本(脚本含む)、21年は3本、20年は2本、19年は2本、とまぁ毎年1本でも新作出す監督の方が数えるくらいですが、ここ数年のフィーバータイムが落ち着いたのは少し複雑ですね、、ですがXでしばらく仕事受けないことやドラマや25年に勤しんでいるとつぶやかれているのでまた楽しみが増えた今日この頃ではあります
さて今作について述べると、今までの力哉さんの作品に比べるとだいぶ大衆受けと興行感、ドラマ上がり感が色濃く、それでも台詞のチョイスや妙な男女間のキャッチボールはテイストがコテコテでも隠れてなかったのがすごい
みる人にとっては主人公二人の不毛なわかりきったやや陰湿な好意むき出しな会話に苛つきを覚える人も少なくないと思う
ぜも当方は事前に10年前の実写ドラマで経緯を理解していたのもあるし、ピュアすぎるのも嫌いじゃないので楽しめました
でも10年前の二人の可愛らしさには勝てなかったかな、あれには心が洗われた
こんな透き通ったラブコメを一風違う香りに仕上げるのは、今日本で今泉力哉監督しかいないでしょうね
好きという気持ち
例え、敬愛する今泉力哉監督とはいえ、この作品の実写化は流石に厳しいでしょ。と、とことん期待していなかったんだけど、いやぁ、良かった。実写化における平均点をはるかに上回っている作品だと思う。しかも、こんなにも難そうな原作漫画を。今泉監督、今回もやりましたな。
ただまあ、監督のらしさ、個性は潰されているような気がするのも事実。演出のうまさは相変わらずだけど、監督特有の行間のある作り、一風変わった恋に対する向き合い方はあまり発揮されておらず、実写化故の弊害が顕著に現れてもいた。「愛がなんだ」「窓辺にて」のような、文学的な美しさは無く、ベタな恋愛映画として物語は展開されていく。
作品のメインである“からかい”はかなり上手いこと見せてくれたと思うし、シンプルな展開だからこその安心感はもちろんあった。映像もいいし、高橋文哉なり西片の落とし込み方も完璧だった。考えうる最高到達点じゃないかな...。ただ、何度も言うように今泉監督好きとしては、ほかの監督にはできない高木さんが見たかったなぁと、欲強だけどそう思ってしまった。でも、この作品を実写化するにはこれ以上は難しいのかな...。
とはいっても、良作だったことは間違いなし。好きってなんだろう、をしっかり突き止めていて面白かったし、何より映像が美しく、更にはオリジナル脚本として生徒たちの恋の悩みもしっかり描かれていて、満足度は高かった。でもでも、永野芽郁はいい意味でも悪い意味でも真っ直ぐ過ぎるな、笑
よかった。今泉監督がどうこの原作をアレンジずるのか興味津々だったけ...
よかった。今泉監督がどうこの原作をアレンジずるのか興味津々だったけど、見事なまでに「高木さん」だったし、本当に今泉監督らしい映画でもあった。コメディ、恋愛、ドラマ要素のどれも少しでも行き過ぎるとこわれてしまう絶妙なさじ加減の、奇跡のような作品。
前日譚(10年前)となるドラマ版を観てからの鑑賞。映画の途中でドラマ版のシーンが挿入されるので、ドラマ版を観るとより理解が深まる。
多くの人に登場人物のピュアな(書いていて恥ずかしくなるが、それは気にしない)想いと小豆島の美しい風景に癒されてほしい。
TVドラマ予習がマイナスに・・・
本作の予告かチラシで“からかい上手の高木さん”というタイトルを知る。過去の経験ではTVドラマ有りきの劇場版の場合、TVドラマを知っている方が楽しめる。
その経験に基づき、今春放映されたTVドラマを劇場版の予習として観始めたが、ドラマが想定外に良かった。俺的には今春のドラマの中で毎週一番楽しみにしていたのは“からかい上手の高木さん”だった。
予習も万全で劇場版を観賞したのだが・・・
【物語】
西片(高橋文哉)が中学時代にいつもからかわれていた高木さんが島を離れて10年。ある日突然高木さん(永野芽郁)から電話が掛って来る。「今度もう一度行きたかった場所に行くことにした」と言って電話を切るが、翌日高木さんは島に現れる。高木さんが行きたかった場所とは昔西片と高木さんが共に通い、今は西片が体育教師として勤める中学で、高木さんは教育実習生としてやって来るという話だったのだ。
西片は学校では教育実習生担当として、高木さんの面倒を見るが、2人になると相変わらず高木さんペースになってしまう日々が始まる。
【感想】
実は観賞前から心配はしていた。TVドラマより映画の方が落ちるのではないかと。
結果、やはり圧倒的にTVドラマの方が良かった。
本作の良さは中学生らしい初々しい恋愛の世界にある。自分の好意にさえ気づいていない西片、「西片が好き」を意識しているが、からかうことでしか表現できない高木さん。この歯痒さ、あるいは大人から観ると微笑ましさが本作の最大の魅力。
TVドラマ版では高木さん役月島琉衣がハマり過ぎてた。西片への好意を隠しているようで、分かって欲しくて散々ヒントを出している高木さん。この年齢だと女子の方が男子より精神年齢が高いことが顕著なわけで、その一歩上から西片に接している様子を実に上手く演じている。 バカにしてからかっているなら嫌悪感が生まれるが、その裏に西片への好意があるから観ている方は実に微笑ましく観ていられる。そんなドラマだった。
しかし、映画は10年後だというのに西片が全然成長してない!!
西片の恋愛思考回路が中学時代そのまま。中学生だから微笑ましく観れたが、10年経っても同じだったら「バカじゃないのか」に変わってしまう。いくつになっても女の精神年齢は男の上を行くと思うけど、中学生ほどではあるまい。TVドラマでは可愛く思えた西片の幼い思考も、映画の西片は幼稚にしか見えなかった。
結末も短絡的、急ぎすぎのように感じた。
10年一歩も前に進まなかったのに、
「ええ、この急展開!?」
なんか、ちょっと。
考えて見ればTVドラマの劇場版は、TVドラマと同じキャスティングで制作されるのが普通で、久しぶりにTVで慣れ親しんだキャラに再会することが喜びの重要な部分だ。本作のように主演俳優さえ変わるのは異例中の異例なわけだ。そういう意味ではTVドラマファンはむしろ不満が生じて当然か。 良く有る原作ファンの映画版批判に似たものがある。今回のようなキャスティングの異なるドラマ・劇場版のセット企画は視聴者満足度向上には最初から無理があったかのも。今回はTVドラマを観ていなかった方が粗が気にならなかったような気がする。
俺はTVドラマキャストでの劇場版を観たい!
10年後ではなくて、2年か3年後でお願いします。
台湾映画「藍色夏恋」を思い出す。
年取るとこのような純愛映画に心鷲づかみにされる。台湾映画「藍色夏恋」のグイ・ルンメイとチェン・ボーリンの初々しさが思い出される。この映画は謂わばハッピーエンドの部類(ネタバレになるならご免なさい)なので、ホッとする。今泉力哉監督は「ちひろさん」からもっと年齢層を下げた主人公を取り上げたが、そのせいか若干ポエム・ファンタジー的な世界観になったきらいはあるが、楽しめた。難を言えば、今泉力哉らしい強引な画作りをぶっ込んで欲しかったかな。次は新垣結衣などのレベルを開花させて欲しい。いずれにせよ「マイ・ブロークン・マリコ」以来の永野芽郁の魅力全開で素晴らしかった。
優しさに包まれました。見てほっこりした。
今どき、こんなに優しい人達っているかなってくらい、いい人たちで、両想いわかっているのに進展しない。
キャストも永野芽郁さんと高橋文哉くんだったので、美男美女で良かった。
演技も、もどかしさや誠実さがよくでていて、青春してた。自分にも、こんなピュアな時代あったなーとか思い出し、見てて嬉しくなっちゃた。
でも、最後は予想以上のハッピーエンド。
この映画を見たことで、楽しい日曜日になりました。
青春ドラマ
結局青春ドラマでした。
それを社会人設定で延々と観させられるのはちょっと辛いかな。
最後に延々と観させられた説明は一応あったけど…それを最後に持ってくることは、どんでん返しというより説明不足な気がしました。
甘んまっ
高木さんと元高木さんの間のオリジナルストーリーで、マンガより恋愛要素が多め。
今泉監督は、恋愛モノではちょっとクセがある印象だけど、こういうベタな直球ラブコメもやったりするんだな。
好きな監督なので、意外な一面を観た感じ。
商業映画なので、キャストについて特に異論はない。
まあ純朴少年の西片には高橋文哉くんは美形すぎやしないかとも思うけど。あと若干あざとい。
永野芽郁さんは、好きがダダ漏れで良かった。
とにかくお二人さんとも可愛らしい。
おじさんでもニヤついてしまったので、若い子はもっとキュンキュンくるだろうな。
キラキラ青春ものだけど、中身中学生のままの大人なので、ファンタジー感が強いですね
2024.6.1 イオンシネマ京都桂川
2024年の日本映画(120分、G)
原作は山本崇一朗の同名漫画
ドラマ版「からかい上手の高木さん」のその後を描いた青春ラブコメ映画
監督は今泉力哉
脚本は金沢知樹&萩森淳&今泉力哉
物語の舞台は、香川県の小豆島
母校にて体育教師として働いている西片(高橋文哉、中学時代:黒川想矢)は、何気ない日々を過ごし、学校中心の生活を送っていた
彼の中学時代からの腐れ縁で同僚の中井(鈴木仁)は、幼馴染の真野(平祐奈)と結婚することが決まっていて、仕事の合間にその話題で盛り上がっては、教頭の田辺先生(江口洋介)からお叱りを受けていた
ある日、10年ぶりに高木さん(永野芽郁、中学時代:月島琉衣)から電話をもらった西片は、かつての関係を思い出し、幸せな時間を過ごしていた
その後、普通に過ごしていた西片だったが、放課後の教室にて、高木さんと再会することになった
彼女は「ヒントを出した」というものの、元々鈍感な西片は、彼女の電話の意図を汲めなかった
さらに、教育実習生として母校に戻り、その担当を西片が担うことになったのである
映画は、ドラマ版の続きということで、パリに旅立った高木さんと、10年の時を経て再会する様子が描かれていく
その10年が2人に与えた影響を描きつつ、2人の現在位置を示す流れになっている
どうやら2人ともに「お互いを好きなまま誰とも付き合わずに過ごした」ようで、その気持ちを確認し合う感じに描かれていた
だ、西片は中身が中学生のままという感じに描かれていて、20代前半の男女のやり取りには見えない
あくまでも、中学時代の2人がそのまま成長して、そのままの対話を続けているように思えた
ドラマ版の続きと知らずに鑑賞したが、映画の構成上、知らなくてわからないという部分はなかった
前半の2人の環境の描かれ方で、中学時代の関係性というものがつかみ取れるので、「良い大人になったのに」などと思わなければ問題ないだろう
好きというものがわからない西片だったために、これまでに乱れ打ちされてきた「高木さんの好き好き攻撃」が効いて来なかったのだが、男性目線だと、若干高木さんの影響が多いように思えた
小悪魔系女子のそれっぽい仕草でヒット&アウェイを繰り返してされてきたので、その真意を汲み取る前に「子どもながらの仕返しをする」という関係が紡がれてきたように思う
高木さんの計画として成功しているのかはわからないが、西片は彼女以外の女性に靡かなかったことを考えると、ある意味では成功しているように思えた
いずれにせよ、ドラマ版を見ていなくてもわかるものの、たくさん挿入されるドラマ版のシーンなどを考えると、鑑賞しておいた方が良いように思える
綺麗な青春映画で、悪者が出てこないのだが、2人の精神年齢が思った以上に幼いので、共感を得られるとしたら高校生ぐらいではないだろうか
大人になって「この関係と対応」をしていたら、現実的にはヤバいと思うので、憧れを抱いている大人は、ファンタジーだと割り切ったほうが良いと思う
小豆島のゆったりした景色と高木さんが良い感じ
・原作が好きなので、登場人物、ストーリーがわかって良い。実写でよくここまで出来たと思う。
・小豆島のゆったりした景色が素晴らしい!!
・永野芽郁がかわいい
・最後の告白シーンは凄い良かった、出来れば西方にもう少し男らしくして欲しかったです。
一番近くに居るのに気づかない純愛
からかい上手の高木さん✨観て来ました😃楽しかったです🌈✨永野芽郁が、高木さん役がハマり役で上手でした。合ってます👍。一方、ぎこちない、恋愛にうとい純朴青年役の西方に、高橋文哉がハマってました✨
二人、両思いなのに、じれったい描写を監督が上手に描いてます。西方のじれったい。。。恋愛下手過ぎの部分が観てて、笑ってしまいました🤣
一番、身近な所に、大切な人✨恋愛相手✨はいるかも✨っていうのを気づかせてくれる映画かもしれません。。。
最後、おじいちゃん、おばあちゃんになっても、一緒にいよう❗️ストレートに結婚しよう❗️❗️感動🥹✨観て良かったです✨
タイトルが浮かばない
うーん!寝なかったと言うことは、面白かったんだと思います!中高生に見てほしい映画!自分も中学生の時に見たかった!人を好きになるという事は、素晴らしい👍気持ちを伝えることは大切ですね👍小豆島の風景が凄く良くて、イイ感じで撮れてましたね😊ストロングスタイル一番!
永野芽郁らしさ満点
原作未読。
西片、25歳(中学卒業後10年)で中学校の教師してるのに、恋愛については中学生のままでちょっとイライラしたのでマイナス☆1個。高木さん(永野芽郁)があれだけ好きアピールしてるんだからさっさと答えろよ!と思いました。
でも、永野芽郁がかわいかったのでプラス☆1個。
友人の結婚式でプールに飛び込んだところがラストシーンでも良かったかもしれない。あのシーンこそ最高のプロポーズでしょう。
ピュアな心を失ったであろうオッサン、オバハン、たまにはこういう映画もいいのではないでしょうか。
ちょっとしたストレスはあるけどメッチャ暖かい恋愛映画。 本年度ベスト級。
お気に入りの監督の作品。
予想通り悪い人は登場しないし、とても暖かい作品だった。
中学時代、同級だった永野芽郁さん演じる高木。
高橋文哉さん演じる西片の、なかなか煮え切らないラブストーリー。
二人が素直になれないシーンが多過ぎでストレスが発生するものの、終わってみれば良い作品だった。
西片役の高橋文哉さん。
過去の桜田ひよりサンと共演した作品の演技が良かったけど本作では?
多分、西片のキャラの都合、あまり刺さらなかった感じ。
ビビり過ぎなキャラがそうさせてしまった感じで残念。
本作は高木と西片メインのストーリーと思いきや、登校拒否の町田と女子生徒の大関(白鳥玉季さん)のストーリーが同時進行。
序盤は退屈&ストレス溜まる展開だったけど、生徒の町田&大関の出来事が加わりストーリーに深みが出て来た感じ。
この2人の学生の出来事が高木と西片の行動に変化を与えた感じが良い!
学校って生徒が学ぶ場だけど、生徒から大人が学ぶ事もある感じが印象に残る。
本作の舞台となった小豆島の数々の風景が美しい。
青い空の背景に海と島と山並みの映像が素晴らしかった。
欲を言えば美味しそうな海鮮料理のシーンがあっても良かったのかも(笑)
本作は色んな登場人物の恋愛ストーリーがある中、やっぱり高木&西片の恋愛が最強だった感じ。
中年の自分は深く刺さらなかったけど、若い人達は刺さる人が多い作品なのかもしれません。
伝えたい事は勇気を持って相手に伝えた方が好転する事を伝えたかった感じ。
本作を観て行動に移す人がいたら応援したいです!
女子学生の大関を演じた白鳥玉季さん。
少し注目している女優さんだけど、本作でも素晴らしかった!
意外に身長が低かった感じは想定外でした( ´∀`)
穏やかな雰囲気がいいですね♪
アニメから少しは観ていて実写版を観るようになって
あの穏やかな雰囲気が好きで観てました。
みんないい人ばかりの期待を裏切らない作品。
約10年ぶりの再会、もう〜〜癒されました^_^
中学生から20代へ成長(キャスティング)が
すんなりと入り込む事ができました。
観てる方も学生時代の甘い青春が蘇ってくる♪
「好き」を面倒くさくなるほど考える優しい映画。主演の二人と中学生の二人がいい。
最初に、これだけは書いておきたかったこと!
西片がプールに飛び込むシーンで驚いたら、続けて高木さんも飛び込む、ここが泣ける。
(永野芽郁さんも感動して泣いてしまってNGを出した。)
普通ならブーケが落ちたくらいで飛び込まない。
思い込みが激しいか、変わったところがある西片。
その思いを受け止めて、自分も飛び込む高木さん。
普通ならば、さらにあり得ない。
これはもう「告白」と「OK」を言っているのと同じ。
きっと現実で起きたら、同級生一同で冷やかした後、拍手喝采に違いない。
映画全体では、優しさと、温かさ、毎日かわす言葉の大切さが詰まったような映画で、観ていてほっこりしました。
クライマックスの長回しの二人のシーンなどで、「好き」は何なのかを面倒くさくなるほどに突き詰める、普通なら考え込まずに飛ばしてしまうようなことを、丁寧に真摯に描こうとしているのがいい。
不登校の男子と女子の話では、本当の気持ちを相手に伝えることについて、生真面目に紐解いて見せる。
それらの気持ちに、やさしく寄り添ってくれる。
そしてまさか、付き合ってくださいが言えなかったのが、結婚申し込みというフアインプレーには、さすがに驚きました。
けどそれが最高に良かった!
最近の日本の恋愛映画では、突然相手がいなくなったり、実はすでに死んでいたり、余命が短かったりと、安易なワンアイディアの悲劇や不幸とサプライズで涙を誘うようなものばかりで、本当に嫌になっていたところでしたから、本当に良かった。
と思ったら、やっぱり監督・脚本が「アイネクライムナハトムジーク」の人でした。
また、この主演の二人だからこそ実現した、この絶妙な空気感も大事。
特に永野芽郁のキャラクターによるところが大きい。
中学生二人も好演。
ドラマの映像の引用も効果的で、その短い時間だけで、自分は未見でしたが、ドラマ版の二人の好演もわかる。
二人のハッピーエンドを作りたくなる気持ちがとってもわかる。
ロケ地の小豆島の風景もいい。
ただ、タイトルにもある「高木さんにとって、からかいとは何ですか?」とセリフでじかに聞いてしまうのは、しかも本人の口からはっきり答えさせるのは、野暮です。
が、それもはっきり言わないと伝わらないと言いたいのかもしれません。
でも要するに「いちゃついている」だけなんですよね。
二人だけにわかる、とても幸せな時間なんですよね。
とにかく可愛い高木さん
永野芽郁扮する高木さんが、とにかく可愛い作品でした。原作は主人公である高木さんと西片の中学時代と、結婚後の生活を描いたもののようですが(未読なので詳細は分かりません💦)、本作は成人した2人が再会し、結婚に至るまでの期間を描いたものでした。高木さんの態度とか所作が全て可愛く、同じ男としてこんな女性に好かれた西片は本当に果報者だとしか感じませんでした。
また、舞台となった小豆島の空気感も非常に穏やかで、都会のギスギス、セカセカした雰囲気とは対照的に、ゆったりとした時間が流れる様子もヒーリング効果抜群でした。
まあ物語の方は、大きな波乱がある訳でなし、2人の美男美女が順当に結ばれるというお話なので、辛口がお好みの貴兄には物足りなさを感じる気もしました。また、原作の中学時代であれば、好きな女子にハッキリと好きと言えない西片の男心が可愛いと感じられますが、流石に25歳にもなって自己表現が苦手なのは、もう少し頑張れと言いたい気がしないでもありませんでした。
とは言え、高木さんの可愛さと小豆島の空気感を前にすると、西片のような優しさもまた良いもんだなと感じたりして、とにかく観ていて優しくなれる作品でした。
そんな訳で、本作の評価は★4とします。
最高でした
ほんとに最高でした
もしも、西片と高木さんが中学3年生で離ればなれになったとしたら、というifの世界
登場人物のイメージ壊すことなく描いていたので個人的にはとても楽しめました。中井くんのノロケとかほんと最高です
エンディングクレジットのおまけ映像も心にしみました
おかしくて、美しくて、愛おしいぎこちなさ
今泉力哉「映画 からかい上手の高木さん」大切な人に関わろうとする時、気持ちを伝えようとする時、理解しようとする時、人にはそれぞれ自分の中で面倒臭い手続きや自問自答があったりするわけで、そのおかしくて、美しくて、愛おしいぎこちなさを小豆島の風景を伴走させながら描いた傑作青春映画です。
映画も観終わっちゃったので、もう西片とも高木さんとも田辺先生とも会えないんだなあ。
全219件中、121~140件目を表示