映画 からかい上手の高木さんのレビュー・感想・評価
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芽郁ちゃん目当てだったのですが…
劇場43作目
やっぱりラブストーリーはイチャイチャラブラブしてたら面白くないですからね…
これぐらい友達以上恋人未満のヤキモキした感じが純粋で青春って感じがします。
うーん、良かったんだけど
やっぱりアニメの実写は難しいかな?
立派な大人の西方が情けなさ過ぎる気がしてしょーがない。
まぁ、原作に寄せた結果なので俳優さんの責任では無いが。
とりあえず永野芽郁さんは可愛かったから、
私には良い作品でした。\(^_^)/
原作ファンも納得。「間」を楽しむ甘酸っぱさ100%映画
原作で全巻読んでいるファンです。
正直、漫画の実写化は、原作ファンとしては複雑です。
しかし原作のもつ「間」を継承した、非常に
クオリティの高いおすすめ映画でした!
「からかう」という非常に複雑な愛情表現を
直接的な言葉ではなく、「間」と俳優陣の演技力で
表現しているところが高く評価できます。
二人の気持ちのキャッチボールのリズムが
小豆島の持つ特有の時間の流れとマッチしており
この「間」が、なんとも心地よいけど、むずむずさせる。
原作も絶妙な二人の掛け合いの「間」を楽しむ
のが魅力と感じているので、この部分がしっかり
取り入れられているところが流石だなと感じました。
さらに中学生の男女のエピソードが非常にうまく挿入
されており、自分のエゴと他人のエゴの関係をどのように扱うか?
という哲学的な問いを立てているところが、映画に深みを
もたらしています。
特筆すべきは、クライマックスシーンの長回しは圧巻の演技力。
「好きです」⇨「はいつきあいましょう」という
単純な(好き)Likeという感情を押し付けるエゴ
が人間関係の本質ではなく
仏教における「縁起」的な人間関係を提起して
お互いが幸福でいられる「関係性」
こそが本当の「愛」であるという提案に感じました。
二人の単純な「好き」という表現にとどまらない
告白シーンは本当に素敵でした。
日本の瀬戸内の穏やかな風景で繰り広げられる
まるで、レモネードのようなシュワシュワ甘酸っぱい
純度100%の映画でした。
おすすめ。
清純派で可愛らしい
ピュアな内容で永野芽衣さんと男性が上手く演じていた。年のせいかな?サスペンスや重い障害、ハードルは観ると疲れてしまうので楽に観れてハッピーが良い。お互いの気持ちの探り合い。まわりは皆、分かっていてバレバレなのに本人同士が進まない。その葛藤ややりとりが忘れてしまっている青春を思い出す。また観に行きますね。
弱点は感じながらも、映画的な場面もあり面白く観ました
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
個人的には、この映画の冒頭を見て、大人になった高木さん(永野芽郁さん)の、西片(高橋文哉さん)を含む、あらゆる周りの人たちに踏み込んでいく人物像は、魅力的と同時に一方でどうなんだろうとは思われました。
もちろん中学生同士が無防備に、特に精神的に男子より勝っている女子が、関係性に踏み込んで接するのは全然ありだなとは思われます。
しかし、互いに自意識や他者への認識が形成された大人が、それでもなお関係性の距離感を詰めて踏み込んで行くには、それでも踏み込む側が相手に嫌悪を持たれないという、自己に対する非常に高い自己肯定感が必要になると思われます。
実際は永野芽郁さんが演じる高木さんは、魅力的な人物として感じられ、その点のマイナス面はかなり映画の中でも軽減されていたとは思われます。
しかしながら、非常に高い自己肯定感の、時に感じるこちら側の小さい違和感は、この映画に不安定さを与えていたのは一方で事実だと思われました。
ただ、映画の中の、絵が上手い不登校の町田涼(齋藤潤さん)と、町田に告白した大関みき(白鳥玉季さん)の、互いが高木さんと西片(先生)に町田の不登校と大関の告白に関する話をする場面は、秀逸で質高い映画的なシーンだと思われました。
大関の、自身が町田に告白したことが町田の不登校に影響したと考えたいエゴと、町田の、大関の自分にした告白は一方的な暴力だ、とそれぞれ発言するくだりは、恋愛に関して一つの凝縮した解答を与えていて、美しい映画的なシーンになっていると思われました。
また、最後の教室の場面の、高木さんと西片との、なんともまどろっこしい長回しを含んだシーンは、入り組んでいて嘘を感じさせない、これまた映画的な2人の関係性を現わすシ非常に良いーンになっていると思われました。
であるので、高木さんの大人になっても様々な人に踏み込んで行ける高い自己肯定感の魅力的ながら危うさをはらんだ点を作中で感じながらも、今作の映画『からかい上手の高木さん』は、映画として個人的にも面白く観ることが出来る作品になっていると思われました。
(p.s. ところで、町田涼を演じた齋藤潤さんは『カラオケ行こ!』の主人公・岡聡実を、大関みきを演じた白鳥玉季さんは『流浪の月』の更紗の幼少期を、それぞれ演じていて、そりゃ2人とも上手いはずだよな‥とあとで分かって納得感はありました‥
今後さらなる活躍が期待できる2人だと僭越ながら思われました。)
からかいファンの僕も納得の1本でした!
舐めてました。反省・・・。
どんな「なんちゃってからかい」を
見せられるのか?と疑心暗鬼でしたが、
今泉監督さすがです。ナイスです。
漫画の大ファンなのですが、
ネトフリの実写版観て、かなりがっかり
していたんですよね、これならアニメで十分と。
(ネトフリの方は演者さんがなぁ…)
だからこそ期待できるわけがなかったのです。
しかしネトフリはまさに、「フリ」でした。
この劇場版のオリジナル脚本のための露払い
だったのです。
今作は「大人のからかい」です。もう中学生では
ないのです。今泉監督はこの「大人な感じ」を
巧みな会話劇で見せてくれます。この秀逸さは
今泉監督だからこそ・・・な気がします。
クライマックス、海辺、帰宅中などなどの
ワンショット長回しで展開される会話の綱引き。
すばらしーー。
特にクライマックスの教室での会話の展開は
いいです!いいっすよ!
ベタな恋愛ドラマにありがちな、もったいぶった
人工的盛り上げによる感情のぶつかり合いなんて
ないです。静かにお互いが視線と心(気持ち)の
パンチを出し合います。しかし、相手に効いてな
くて、自分の拳も痛くならない。「からかい」
っていうコミュニケーション。
それが胸のあたりをモゾモゾさせてくれるん
ですよね。
そんな大の大人が一歩ずつ、いや、数ミリずつ
歩み寄っていく姿っていいじゃないすか!
こーいうのもよい!
いえ、こーいうのが良い!
中学生恋愛万歳!
はたから見たらイチャつきカップルかもしれませんが
非迷惑系イチャつきは周りを幸せにしてくれます。
ニタニタが止まりません。
本作、キャスティングどうかなー?って
心配でしたが良かったです。
永野さん、いいじゃん。全く嫌味がない
大人のからかいを見せてくれます。
「からかいとは?」の答えも提示され
「からかい上手の(元)高木さん」の世界線
への布石もしっかり描かれて大満足な一本でした。
おすすめです!!!
実写化の中ではまともでした。
原作崩壊する実写化が多い中ではまともな方でした。80点かな?
良かった点
・出だしの100片のアニメ!!つかみはOK
・小豆島でのオール撮影が素晴らしい!
・キャスティングに大外れがなかった
・エンドロール後のワンシーン(あのキャラが顔を出さなかったのは大正解です!)
・変なキャラを作らなかった
・ドラマとは上手く連動していた
悪かった点
・原作を無視したパリと10年間会ってない設定←これが最大のダメポイント!!
・高木さんのからかい回数が明らかに少ない
・途中少しだけダレた気がする
・ラストの告白の尺が明らかに長すぎる
・高木さんと西片らしくない言葉使いや態度が所々あったのご気になった(この言い方はしないなぁってのが10分おきくらいにあった)
・ラストのあのキャラの服装が原作とかけ離れていたのが残念!
個人的リクエストポイント
・合唱はフルで流しても良かった気がしました
・主題歌は大原ゆい子さん、エンディングは高木さんの声でカバーソングが良かった
・2時間はやや長く感じたのであの内容なら100分くらいで良かったかと思う(中盤とラストの告白を一部カット)
・神社はやはり鹿島明神社を使って欲しかった。。。
原作を知らないファンのためとはいえ10年の期間は謎すぎますよ。。。
でもからかい上手の高木さんを知らなかった層への宣伝にる作品としてとても感謝してます。
原作勢の未回収案件がここにあり
原作を全部買って読んでいる私、原作勢としては確かに中学時代の祭の時に西片が告白して終わり、めでたしめでたしで終わった。
だからドラマ版が中学時代に高木さんがパリの引越ししてしまい西片が告白もせず、10年経ちました。
そして映画になって10年後に再会。そして二人共自分の思いを確かめ合い大団円を迎えます。
「からかい上手の元高木さん」で結婚して小豆島に住み、子供がいる。そんな設定になる経緯が知りたいと思っていた。付き合ってからの交際期間は?結婚するとどちらが言った?などを全部見せてくれました。
今泉監督と漫画の山本崇一朗先生のすり合わせがしっかり出来ていた作品になってます。
だから漫画の最後とアニメの最後、劇場版アニメの最後、そしてドラマ編からの映画版の最後は少しずつ結果が違います。が、決してかけ離れたエンディングではなかったです。
小豆島の景色が素晴らしい。学校からも毎日綺麗な景色が見えるので羨ましい。高木さん移住をした人間がいるそうですが、私も小豆島に住みたいと思う爽やかな映画です。
劇団ひとり
好きとは告白とはの言語化に延々トライすることが誠意だよ、性的欲望から縁遠い感じでね、という時代。
女側が余裕で構え、男側が恋に戸惑い隠しはにかむ時代。
これを全部説明台詞で劇団ひとり系男優の長回しで観るのはツラい。
白鳥玉季のいよいよの色気だけは収穫。
なんだかんだで永野さんが良いので、最後までだれずに観れた。 中学生...
なんだかんだで永野さんが良いので、最後までだれずに観れた。
中学生役のお二人の俳優さんがめちゃ良い。そして、今泉監督の会話長回し、そして今回は生徒との2ショットトークのカットバックのタイミングとか非常に良かった!
はじめて邦画でリピした映画
原作ファンです。
自分の解釈では、原作・アニメ・実写はそれぞれパラレルの作品として見ています。
どんなに良作が生まれても漫画の実写はしない方が良いと思っています。でも、それはアニメ化でもある話になってしまうので、致し方なし。
そんな中、ドラマのクオリティの高さと俳優で観てみたいと思って訪館。
良くも悪くも永野芽郁でした。
教育現場で問題になっている絶対に学校に行かなければいけないのか?などの時事ネタもぶっこまれつつ、純粋な西片だからこその寄り添い。自分には出来ないなぁなどと思いながら鑑賞。教員ではないですが。
2回目で印象に残ったのは、プールのシーン。
飛び込む瞬間の西片が西方らしい。少し怒っている高木さんがグッとくる。
エンドロールで初めて知る、今をときめく今泉監督。ちょうど数日前に特番で存在を知りました。
基本的には監督を意識して作品を観た事がないのですみません。
円盤を買う事は決めていますが、すでにまた観たくなっています。
どのくらいで発売されますかね〜
好きという感情を丁寧に紐解く
なんか好き⇨告白⇨付き合う
という短絡な流れを時間と丁寧なやり取りを通して進めていくのに感心しました。
相手の事を好きとはどういう事か
自分にも相手にも問う恋愛映画、なかなか無いですね。
初恋に悩む中学生が見たら指南になりそう。
からかいが上手な高木さんの話
ドラマ未視聴、原作も未読。今泉力哉だから仕方なく観にいってやるかぁ~くらいのモチベーションで観に行きました。もっと言えば今泉力哉の才能が少年漫画原作なんかに消費されるなんて日本映画界の損失ではないかとまで、不遜ながら思っていました。
あと最初に愚痴っておくと、ロケ地の風景の評価が高いけど、そこは別に。綺麗なロケーションで撮ったら、そりゃ綺麗な画になるでしょうとしか思いません。綺麗なもんは綺麗ですけど、感動「させられた」感が嫌です。
正直なところ、序盤のノリはキツかった。高木さんは教育実習で西片の中学に来るのにそのことを担当である西片には内緒にするように事前に根回していた。いや、ダメだろ、それ。教育実習って事前に赴任先の先生に挨拶や打ち合わせとか結構あるからな、と教育実習経験者は思うのです。
いきなりロッカーからバーンと出てくるのも、うざ……と思った。25歳でやることかよ。
そして高木さんが赴任してきた当日の同窓会の帰りの西片とのやりとり。なんだこれ。25歳のいい大人のやる恋愛(?)じゃねえだろ。
この時点で共感性羞恥みたいなものがムラムラと発生し、観に来たのを若干後悔していました。
あとなんか高木さんがコワイ。西片と恋人イヤフォンするためにコード付きイヤフォンを仕込み、10年前の再現をしたり、教育実習や同窓会の参加を西片にだけ秘密にしたり、外堀をどんどん埋めていく感じがめちゃくちゃコワかった。だいたい中学の頃に好きだった男子を10年経って追いかけてくるとか重くね?怖くね?そこまで好きなのに「からかい」以外の別のアプローチをしかけないのはなんで?
前半は完全にホラーとして観ていました。
西片という男も、なんだこのドーテー男は、25だろ?イケメンのくせにいちいちキョドってカマトトぶってんじゃねえぞ、となんだかなあと思いながら見ていました。
高木さんのあからさまな好意と自分の中の高木さんへの好意に気づいてないのも、昔の深夜アニメの主人公みたいでイライラしました。
潮目が変わったのは、高木さんと不登校の町田くんが出会ってから。それまでは教育実習を利用して10年前に片思いしていた男を追いかけてきた軽くサイコな女としか思えなかった高木さんが、はじめて血の通った人間に見えました。
町田くんが不登校になった理由に意外性があるとともに、共感できました。意識してない人間からの予期せぬ好意って、ぶっちゃけコワいよね。そして面倒。なんで俺がこんなことに煩わせられなきゃいけないんだ?俺悪くなくね?町田くんの言は正論です。
そういう町田くんに高木さんはその場で反論するわけでもなく、やんわりと肯定します。このやんわりとした肯定がいいなと思いました。ここでやっとこの映画における高木さんという存在が現実味を帯びてきた。
それからはもうずっとよかった。変に泣かせたり盛り上げたり「エモさ」を押し付けてこなくてよかった。前半のマイナスも全部チャラです。
「クラスのかわいい子がなんか知らんけど俺に構ってくれる」ってネタは昨今の受け身になってしまった軟弱な男(特にオタク)どもの妄想を具現化した商業的なキッチュ(フォカヌポウ)だとばかり思い込んでいたが、それだけではないというアウフフーベンがこの『映画 からかい上手の高木さん』なのです。
好き→告白となるようなストレートな恋愛もあれば、超絶ニブチン男をからかい続ける恋愛もあろう。
25にもなって、とか。イケメンのくせに童貞しぐさかよ、とか。10年越しとか重い、とか。そんなことを思うほうが思慮が浅はかで想像力が欠如してるんですよ!
普段「多様性の尊重」とか「恋愛は人それぞれ」とか言っときながら、こういうフィクションになると「これはおかしい」とか言うのがおかしいんですよ。
もちろん作品内で整合性が取れてない「これはおかしい」はあってもいい。が、この作品においては西片は鈍い男として一貫してるし、高木さんは片想いを10年維持し続ける熱量を持ちながら「からかい」戦略一本に賭けている女として一貫している。
そんな男女はいない?これはフ ィ ク シ ョ ンですよ?
フィクションを通して観客は現実を知るのです。僕は今日、恋愛の自由を知りました。これは、観た人の恋愛観の幅を広げてくれる映画です。
あとタイトルが『映画 からかい上手な高木さん』というのが秀逸ですね。まあ、まんま原作のタイトルなんですけど。からかい「上手な」というのが良い。そう、からかいは上手にやらなきゃいけない。
観る前は全く期待してなかったが、予想外にめちゃくちゃよかった。舐めてかかってドラマを見てないことを後悔した。もしかしたらドラマを全部観てからもう一回映画を観に行くかも。
大満足の大感激♡文句なく★5でした。 「オリーブの花が開きし小島にて、君と再び巡り会えたら」(ちょっと詠んでみました・笑)
時々ポエマーになってごめんなさい。
自分で言うのもアレなんですが、結構上手く詠めたと思います。←おい!
場所が場所なら、夏井いつき先生に袈裟懸けに思いっきりぶった斬られそうなんですが…(^_^;
この作品ね、観る前はかなり不安だったです。
何しろ劇場アニメ版では五つもの泣きポイントがあって★5の評価にしましたので。 それをどう引き継いで、どう責任をとってもらえるのかな?と思ってしまったので。
それからの再会。★3.5行けば上出来だろうと、たかをくくっていたんですね。
アニメならではでの甘酸っぱい幻想を、実写でどこまで再現してくれるのかが、不安であったり期待であったりしました。←ニワカのくせに
映像作品では、どうしてもアニメにはファンタジーを、実写にはリアリティを求めてしまいます。
フライヤーでのファーストコンタクトは、高橋文哉の西片と、永野芽郁の高木さんのビジュアルに、さほど違和感を覚えませんでした。いえ、むしろよいキャスティングだと思いました。ツカミはオッケーです。
結果、文句のつけようもない大満足♪大感激♡の良作でした。
甘酸っぱいファンタジーを、文句なく実写のリアリティテイストで描き切っていたと思いました。
アニメ以上にファンタジーな映画だと思いました。見事です。←ニワカのくせに偉そうに
でね、オープニング観た時に、入る箱を間違えちゃったのかな?と「ヒヤリ!」「ドキリ!」としたんですね。
カトリーヌ光の『100%片想い』って、なにそれ?状態です。原作未読・アニメをちらほら程度・ドラマ版に至っては100%未見なので、わけわかんねー!←ニワカを露呈w
なので、フトモモの眩しい高木さんって、ドラマ版の月島琉衣なの?あれは劇中でも語られていた10年前の時代のお話なの?ってことは、フトモモはだいたい中3ってこと?←ニワカ…中2の時の回想シーンだったのですね。
それでも無理なくお話を追えました。何とか。(ドラマ観ていればもっと楽しめたろうに)
でもね、やっぱり困った問題が個人的にあるんですよ。“永野芽郁=綾瀬はるか”問題が。アホやから見分けがつかへんのんですよ。永野さんが、どうしても綾瀬さんに見えちゃうの。永野さん、本当にごめんなさい。
そんな永野さん演ずる高木さんが、西方の前で「ふ~ん」と唇をとがらせる表情がたまらなく愛おしかったです。
序盤にひとつのイヤホンをふたりで分けて聴くシーンあったじゃないですか。つい『花束みたいな恋をした』の「あのカップル。きっと音楽好きじゃないよ。左右のイヤホンで違う音が出ることを知らないんだよ」のシーンを秒で思い出しちゃったんですね。麦くん無粋かw
西片と高木さん以外でも、駄菓子屋で手をつないだり、キスまでしたりのカップルの子ら(名前わかりませんでした)とか、大関さんと町田くんのエピソードに胸がキュン♪キュン♪ってなりました♡
「あぁ…あったなぁ、そんなこと」って思わず遠い目になってしまいました。
当時ですら結構汚れてた私ですけれど、今ほどじゃなかった青春時代を思い出しました。
私…汚れだったんですよ。好きな女子ができたら、躊躇なく告白するヤツだったんですよ。
「告白とは結構な暴力です(名言)」なのに。そんな思いも巡らすことができずに、チャラチャラとストレートに告白してたんですね。町田くん大人だね。今後気を付けるようにします。今後なんて寿命的にもうないけれど(泣)
西片の不器用にもほどがある告白シーンに、つい頬が緩んで応援しちゃいました。「好きかわからない」ってw
でも、最後はバッチリとキメてくれましたね。プロポーズキター!ヽ(^o^)丿西方がんばったね!偉いぞ男子!
相変わらずメモ取りながら観ていたんですが、あまりにもキュン♪キュン♪と♡を鷲掴みにされてしまったので、メモ取りも途中で放棄しました。要所要所で泣きそうになったんだもの。悲しい方じゃなくて、嬉しい方の。
とにかくスクリーンのふたりを追かけていたかったの。キュン♪キュン♪な気持ちに浸っていたかったの。
とても爽やかで甘酸っぱい気持ちを思い出させてくださった今泉監督、永野さん、高橋さん、他キャストの皆さん、本当にありがとうございました。
そうそう、江口洋介も“怖い893”役じゃなくて、優しく頼れる大人を演じていらっしゃった姿に感激でした。
バイクに乗っていたころによく訪れていた小豆島の風景も、とても懐かしい気持ちにさせてくれました。
文句なく★5の映画でした。
「ヒャッハー!」系じゃなくて、たまにはこういう作品でうれし涙のひとつも流さなきゃ。
でした。
【追記】
もちろんパンレットを買ったんですが。これ書くために文字を追っていて、あまりの文字の小ささに、目がめっちゃ痛くなったんですよね。サイズ的にもっと大きいのプリーズ!A4くらいのを。老眼イジメるなし。
ファンタジー映画
原作未読でアニメをときどき見ていた程度だけれど、心洗われる気分になりたくて鑑賞。瀬戸内海の美しい風景と、心温かい人々に囲まれた、西片(高橋文哉)と高木さん(永野芽郁)のじれったいような恋が、丁寧に描かれていた。
ただ、高木さんが田辺教頭(江口洋介)に内々にお願いしていたこととはいえ、実習生と指導教諭の事前打ち合わせもなく、実習前日に指導教諭が「明日から実習生の指導を頼む」と命じられることはまずない。それに、生徒の前で実習生が指導教諭を「西片」と呼び捨てにすることもちょっと考えられない。
西片も高木さんもしきりに「小豆島は10年前と変わらない」と言っているけれど、地方の現状はそんなに甘くはないと思う。
最後、西片は高木さんにいきなり「結婚してください」とプロポーズし、高木さんも承諾するけれど、いくらなんでも一足飛びすぎるよ。
しかし、この作品はそういうリアルを追及する映画ではない。一種のファンタジー映画として楽しむのが正解だと思う。
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