三日月とネコのレビュー・感想・評価
全38件中、21~38件目を表示
「性」とか「愛」に息苦しさを感じる人向け
原作未読。面白かったです。良くも悪くもしあわせ?な少女漫画ってかんじ。
いわゆるLGBTQな感じというか、そこに理解が無い人間が見るとキツイかも。
ユッキーも救済してほしかった。
アロマンティックの独身女性的には刺さるものが多すぎて途中苦しくもあり、羨ましかったです。
開幕早々安達祐実が「おばさん」って呼ばれてるシーンがあって、いや、あの風貌でおばさんって声掛けられるか?!?!!、?!ってなった
以下どうでもいい話
熊本の人が熊本の人に福岡土産で明太子買って行くの見てウケてました。絶対買わん。知らんけど。
あと餅を作るシーンがあるんですけど、熊本の人はあんな感じでこねくりまわしてんの?と思って結構引いちゃった 丸餅って作ったことないんか?あんなにびよびよ引っ張ってこねくりまわした餅、絶対不味くて、マジであのシーンだけ気持ち悪くなった…粉振ってないとこにびろーんって引っ張ったりこねくりまわした餅を素のまま入れてたりしててああ絶対くっついて取れなくなるやんけとかそういうことを考えていました…
おいしそなご飯がたくさん並ぶのに、早い段階でお話しはじめるもんだから箸を置くシーンが多くてそれはしんどかった。あったかいうちに食え。
つぐみの話をあかりちゃんがぜーんぶ持っていっちゃった感じがあったから、あの辺もう少しなだらかにいけばもっと良かった。
総括としては面白かったしよかったです。
「性」とか「愛」に息苦しさを感じる人向けな映画かも。
隙間に入るのが好きなネコは、人の心の隙間にもすっぽりと入ってしまうもの
2024.5.28 TOHOシネマズ二条
2024年の日本映画(112分、G)
原作はウオズミアミの同名漫画(集英社)
震災を機にルームシェアを始めたネコ好き男女を描いたハートフルヒューマンドラマ
監督&脚本は上村奈帆
物語の舞台は、熊本県熊本市
書店員として働く灯(安達祐実)は、40歳になってもこれと言った出会いがなく、愛猫のまゆげ(にぼし)と暮らしていた
ある夜、地震が起こり、屋外に避難した灯は、そこで同じマンションの住人・鹿乃子(倉科カナ)と出会う
彼女はミカヅキ(Elphie)という白猫と一緒に住んでいて、今は精神科医として働いていた
不安が過ぎる中、停電の復旧を待っていた2人だったが、そこに猫好きの青年・仁(渡邊圭祐)がやってきた
場の雰囲気が明るくなったと同時にマンションの停電も復旧し、それぞれは自宅へと戻ることになった
だが、鹿乃子は「余震が怖いから、もう少し一緒に居ませんか?」と言って、2人を自分の部屋に誘った
物語は、そこで縁が結ばれた3人が共同生活を始めるというもので、それぞれの新しい人生が訪れた時にどうするか?というものを描いている
一歩間違えば「鎖」になりかねない関係で、家族ではないゆえに相手への配慮が枷になるような印象もある
40歳を越えて、1人で生きていくことを決めかけていた灯には、編集者の長浜(山中崇)が現れ、趣味も好みも全て理想的だった
恋愛に興味のないつぐみ(石川瑠華)に惚れ込んだ仁は、自信過剰に追いかけていくものの、恋愛関係にはならずに距離を置くことになる
明確には描かれないが、鹿乃子は同性愛の気があり、作家の網田(小林聡美)もそれに近い印象がある
とは言え、彼らの関係は心理的なつながりを重視しているので、性欲的に強く繋がりたいとは思っていないところがあって、この感覚が今風のように思えた
映画は、ネコがたくさん登場するが、最終的には人とのふれあいこそが人生を豊かにすると結ばれている
その隙間を埋めてくれる存在がネコであり、人間関係というものは持続的ではいられないゆえに、休息が必要となってくる
そう言った時にそばにいてくれる存在があれば心強く、悩みを吐露できる環境というものが大切なのかな、と感じた
いずれにせよ、ネコ好き御用達の映画ではあるが、そこまでネコありきの映画でもないところが面白い
ネコに傾倒しまくる人生だと難しいところがあって、かと言って癒しをおざなりにする人生も大変だと思う
本作におけるネコとの関係はバランスが保たれていると思うので、これぐらいの距離感を保てるのなら良いのではないだろうか
三日月かわいい!
大阪人はタコ焼きばかり食べてるわけではない
多様性全肯定
小さな違和感
小林聡美さんのファンの為鑑賞しました。
熊本の震災をきっかけに知り合った男女3人の共同生活を通して、それぞれの生き方を模索していくストーリー。
こういった題材や大きな出来事がなく進んでいく物語も好みです。
しかし、所々持った違和感が物語に没頭できませんでした。
・医者と書店員とフリーターが住んでいるマンションとは…?フロアによって家賃が間取りが異なり家賃も違うのか?エントランスは高級そうだったがどういう設定なのか?
・仁がゲイなので3人の同居が成り立っていたと思っていたがそうではなかった。
・子猫を置いて一泊旅行は大丈夫なのか。
・灯は引越し準備までしておいて結局みんなで仲良く暮らしましたの童話エンドなのか?
3人の台詞は少し押し付けがましくてムズムズしましたが、ファンの欲目か小林聡美さんの演技はやはり好きです。
個人的にはこういったほっこり映画ではない作品に出演して欲しいのですが…
よくわからない女2人と男1人の共同生活
40代の書店員・戸馳灯、30代の精神科医・三角鹿乃子、20代のアパレルショップ店員・波多浦仁が、2016年の熊本地震で屋外に避難した際、灯と鹿乃子の猫をきっかけに3人の猫好きが出会い、家族でもなく、恋人でもなく、年齢もバラバラな3人が猫を囲んで仲良く共同生活を始めた。いつも一緒に食卓を囲み、優しく寄り添ってきた3人の生活だが、灯が長浜一生と出会い、料理を中心に彼をフォローしていた事がわかり、付き合うことになった、仁も牛丸つぐみに一目惚れし・・・さて3人の共同生活はどうなる、という話。
猫好きでもないから、灯、鹿乃子、仁、の3人が意気投合したのもよくわからなかったし、女2人に男1人の共同生活が成り立つのも不思議だし、仁はゲイかと思ってたらパンセクシャルだとか。
灯は男性が恋愛対象なのはわかるが、鹿乃子はどうなんだろう?レズなのかなぁ?
ま、多様性の世の中、こういう作品も有っても良いのかな、って思った。
安達祐実、倉科カナ、小林聡子となかなか良かったが、牛丸つぐみ役の石川瑠華が一番気になった。本作では大した役ではないのだろうけど、存在感が有った。
「私なんか」の日常
「責任とは自分を楽しませるだけにある」
熊本震災について触れていた件、猫の扱いが丁寧だった点に共感が持てる
今年196本目(合計1,288本目/今月(2024年5月度)30本目)。
(前の作品 「あぶない刑事」→この作品「三日月とネコ」→次の作品「関心領域」(明日予定))
こちらの作品です。
他の方が書かれている通り、熊本震災をもとにあつまった3人とその飼い猫のお話です。
ストーリーとしてあまり起伏がない点はマイナスポイントと言えますが、アクション映画でもあるまいし、そりゃ仕方がないでしょうというったところです。むしろ、日本の最近経験した震災といえば、東日本大震災、兵庫淡路、ついで、おそらくこれからと思われる能登半島震災といった中において、程度が中程度といわれる熊本震災をテーマにした点について共感が持てます(なお、震災についての配慮はちゃんとあります)。どうしても、先にのべた大地震と比べると扱われる頻度が少ない(熊本県限定のミニシアター等は除く)からですね。
あとは、猫の扱いについても動物愛護法の精神にてらして非常に丁寧で、動物病院などの後援があったとのこと。こうした映画はとても良いなといったところです。私は猫派ですが(それはアンチ犬であることを意味しない)、今も昔もマンションの規約で飼えなかったので、猫といえば映画館を通してでしか接することができない(もちろん、ペットショップ等にいけば別)のが残念です。
今週はというと、どうしても「関心領域」や「あぶない刑事」などにどうしても押されてしまうのは仕方がないと思いますが、あったかほのぼの系で見たいなと思えば、誰がみても「平均的な満足度」が得られる本作品はおすすめといったところでしょうか。
採点については特に減点対象まで見当たらずフルスコアにしちえます。
愛らしい作品。生き方の処方箋、受け取れます。
*
ここがこうならもう少し…と
引っかかるところがひとつもない!
満点です…!!とてもよいです!!!
なぜパンフレットがないんだ!
2024年マイベストムービーの記念として
ぜひ買って手元に置きたかった
*
震災をきっかけに出会った3人なので
画面が揺れたり例の音が聞こえたりの
描写があって怖かったのですが
風化させないためにも必要ですよね
*
猫さんがとっても可愛くて癒されます
この作品に出演されている俳優さんたちが
演技派の方ばかりでそこもよかったのですが
猫さんたちももれなく演技派でした
3人と猫が暮らす生活
とても穏やかでやさしくて
こんな家が僕にもあったらな…と
観ていてとても羨ましかった
その暮らしが「恋愛」によって
終わってしまいそうだったけど
この映画はいつものパターンと違った
そっか
こういう幸せのカタチもあるんだ
こういう愛のカタチもあるんだ
まだまだ【普通】という常識に
囚われていることに気付かされた
いろいろな愛のカタチの集合体
今までにないハッピーエンド
世の中の縮図があんなふうになったらな
*
仕事帰りになんか映画を観たいけど
むずかしいテーマはしんどい…
そんな人におすすめできる映画です
作品の雰囲気、猫の可愛らしさ、
素敵な言葉たちによる生き方の処方箋など
たくさんのものを受け取れます
ふわふわの猫ちゃんみたいな気持ちで
おうちに帰れる作品です
やっぱり一緒。
2016年4月福岡在住の本屋で働く猫好きな戸馳灯の話。
仕事を終え自宅マンションに帰り、愛猫マユゲと過ごすなか突然襲ってきた震災級の地震、停電の為マンション外の広場へ猫と一時避難すると…、猫を連れた女性鹿乃子との出会い、猫が好きで寄ってきた仁、「猫好き」という共通点から一緒に住み始める3人のストーリー。
鹿乃子の余震が怖いからもう少し一緒にいようから始まり、2年が経った時、愛猫マユゲは亡くなって、鹿乃子の愛猫三日月と猫譲渡会で譲り受けた猫2匹(フーとギー)を持ち帰り、灯、鹿乃子、仁の3人と猫3匹の暮らしが始まる。
冒頭から流れる優しいBGMと猫と過ごす優しい描写で掴まれ、日々の日常と恋愛、40歳独身(灯)の悩みみたいなものを絡ませながら進んでくんだけど、原作未読でしたが面白かった。
ただ本作を観て分からなかったのは網田すみえ先生と鹿乃子の関係性が略され過ぎてるのかよく分からなかった。書店でのサイン会で出会い、その後の食事会後の食事と、それで何で2人が一緒に住むって話になるって感じだったけど、同性愛者か何か?とも、思ったけど、後々皆と住みたかったのね。
仕事絡みで出会った編集者の彼と出会い、実はSNSでフォローしてるアマ料理家と知り、恋愛から疎遠気味な灯に光が見えたけれど、上手くいってる事に浮かない顔の鹿乃子に何で?と思ってたけど結局この生活を終わらせたくないと分かって納得。原作は分からないけど本作の雰囲気と3人の素敵な関係性はもう少し観てたかった。
灯演じた安達祐実さん、子役で活躍してた頃よりも今の方が好きだな~
まゆげ〜(´ε` )
熊本地震で知り合い同居する様になった世代も性別も異なる3人の話。
キャリーバッグにネコを入れマンションから出てきた40代の女性と30代の女性、そして飼ってはいないけれどネコ好きの20代の男性…えっ!?一緒に住んでるの?えっ⁉G?と思ったらB?
なんだか不思議な3人の関係をみせていく物語ではあるけれど、それぞれの恋愛物語だったりお仕事や家族との事情だったり。
みんな手を繋いで優しく仲良しな感じで、劇中での網田先生の作品同様に誰かのサプリ的な感じでしょうか…という感じだけど、最後の展開は保守的過ぎませんか?
ということでなんだか自分には掴みどころが無く物足りなかった。
個人的にはかわいいの権化をもっと堪能させて欲しかった。
猫好きにも賛否ありか
まず
演技力もうちょい。
セリフが棒読みとは言わないが
言わされてる感があって、自然な感じがもう少し欲しい。
あと、一番は猫要素。
基本的に猫はキッカケでしかなくて
ストーリーにはほぼ無関係。
中身は多様性がテーマの人間ドラマ。
展開が速いのか遅いのかよくわからないほのぼのした部分が多くて。
後半はほぼ他人のデートを見てる感
ネコの要素は低く漫画原作映画はセリフが不自然で恥ずかしくなりました
会社の福利厚生でもらったチケットで観に行きました ネコ好きなので期待
猫のストーリー的な要素は低いです
小林聡美以外の出演者の長い棒読みセリフまわしに疲れてしまいとても時間が長く感じました・・セリフの違和感は原作が漫画だからですね
女性出演者の衣装はかわいいです、ファッションブランドがスポンサーだからですね
孤独を抱えたそれぞれの人たちのという内容も よくあるパターンで入ってこなかったです
最近の邦画ってテレビドラマみたいなのが多いのかしらと
ハッピーエンドなのか?
私はネコ、名前は三日月よ!
公開日前日に某ショッピングモールで買い物中に某映画館の前でポスターを見てこの映画を知りました
ネコ好きとしては映画のタイトルに惹かれ監督名を確認して観ることを決めたのです
上村奈帆監督作品は「根矢涼香、映画監督になる。」しか観ていませんがとても印象に残っていたのです
上映館が限られているので当初予定の「あぶない〇〇」を後回しにして日比谷の初回上映にて鑑賞しました(上村監督が同じ回を鑑賞されたと後から知りました)
ストーリーについては観る人によって共感度?に温度差はあると思います
登場人物はそれぞれ心に傷があるのですが優しすぎる人しか登場しません
そしてネコが可愛いすぎます
優しい人達と可愛いネコに癒されて気分良くシアターを出ました
全38件中、21~38件目を表示