ディア・ファミリーのレビュー・感想・評価
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大泉洋が番宣出まくり
あまり好きでは無い大泉洋と菅野美穂の出演作なので鑑賞躊躇しましたがレビュー評価が高いので平日の午後に鑑賞。結果的には感動的なとても良い作品でした。
日本人向けIABPカテーテル開発秘話
先天性の心臓疾患を抱えた二女(福本莉子)のために、人工心臓の開発に身を捧げた父親(大泉洋)と、その家族のお話でした。実話を元にしたストーリーということで、莫大な開発費を自費で賄い、日本のみならずアメリカの病院にまで飛んで可能性を追う父親の信念と行動力は驚くべきものでした。ただ、映画としては余りにストレートで、直接的に涙腺を刺激されている感じだったので、もう少し捻りが欲しかったかなと思わないでもありませんでした。
ストーリーを離れたところでは、闘病の中で成長する二女を綴った1970年代、80年代のシーンで登場する風景や、女性陣の衣装や髪形、そして特に車なんかが郷愁を誘うものでした。
また、個人的に興味深かったのは、人工心臓の開発を断念した後に開発に着手したIABPバルーンカテーテル。以前この種の医療機器の販売に携わっており、かつ本作のモデルとなった父親が設立した会社には、かつての同僚も勤めていたりして、その点実に身近なお話であることが分かりました。ただ15年以上医療機器業界にいて、IABPバルーンカテーテルの存在も知っていたのに、外国製しかなかった同製品の日本人向けの改良品が登場した裏に、こんなストーリーがあることを知れたのは、非常に印象的でした。
また、原作である「アトムの心臓『ディア・ファミリー』23年間の記録」を書いた清武英利氏。どこかで聞いたお名前だと思ったら、元々読売新聞の記者で、後に我が栄光の巨人軍の球団代表やGMを務めたものの、色々あって解任されてしまった方でした。なるほどお名前を知ってる訳です。まあ作品とは関係ありませんが。
そんな訳で、本作の評価は★3とします。
家族の物語であると同時にニッポンのモノ作りの映画でもあった。
医療機器としてのバルーンカテーテルの開発史などについては、開発会社のウェブページをカンニングしたところでは、略々(ほぼほぼ)事実の通りで、その点については、映画作品としての脚色も、なかったようです。
そのことを踏まえると「親の一念」というものは、物凄いものだということを以外に、なかなか適切なレビューが思い当たらない評論子です。
否むしろ、ニッポンのモノ作りの精神には、こちらも物凄いものがあったという方が、偽らない感慨に近かったように思います。
モノづくり系の中小企業は、しばしば「多様な技術・技能の担い手」と形容されますけれども。
その「多様な技術・技能の担い手」が、日本経済の基盤を根底から支えてきただけでなく、モノづくりを通じて、こうやって人の命を救うことにも貢献してきたことにも、思いが至りました。評論子は。 そういうことも含めて「ニッポンのモノづくり」であり、日本はモノづくり大国なのでしょう。
本作の場合は、佳美の家の家業が素材(ビニール系樹脂?)加工を本業とする町工場だったことが、本作のストーリーに、大きく寄与しているようです。
(不幸中の幸いだったとも、いうべきでしょうか。)
思い起こせば、日本で初めて開発された胃カメラは、今のようなケーブルの先に仕込まれたレンズ(撮影部)で動画を観察するものではなく、ネガフィルムに映像を撮影固定し、体外に出したカメラから取り出したフィルムを現像処理して、初めて読影ができるというような代物だったと聞き及びますけれども。
(つまり、食道を通して胃の中に入れられるミニチュア版の「写ルンです」みたいなものだった。)
開発に当たって、一番に困難を極めたのは、フラッシュに使う電球だったということでした。
真っ暗な胃の内部を5枚は撮影できるーつまり、小さな小さなカメラ本体に収納できる小さな小さな、もっと小さな電池から供給できる僅かな僅かな、ほんの僅かな電力で、少なくとも5回は発光可能な電球を、果たして作ることができるのか。
胃カメラの開発の最大の難関は、その一点にあったようです。
その仕事を引き受けたのは、空港の滑走路に埋め込む特殊な電球を作っていた中小企業の町工場のだったようですけれども。
その社長さん兼職人が「ウチに話を持ってきてもらって、断ったというケースを作りたくない」という職人気質(かたぎ)から仕事を引き受け、胃カメラ本体の開発・製造をを請け負っていたオリンバス光学工業に、試作品5個を納入したのが、世に胃カメラが出回る嚆矢となったと承知しています。
本作でも、そういうニッポンの(町工場の)モノづくりの能力の高さを実感する一本にもなりました。
親の子を想う心根の熱量の大きさと共に、上記のような事情も垣間見ることのできる本作は、充分に佳作と評することができると思います。
評論子は。
(追記)
泣きました。素直に。
重度の先天性涙腺脆弱症を患っている評論子は、ひとたまりもありません。
(追記)
むろん、ダンナも頑張っていましたけれども。
そのダンナの頑張りも、この奥さんあってのことでしょう。
どちらも似通ったものという意味では、正しく「割れ鍋に綴じ蓋」(あくまでも良い意味で)のご夫婦だったのだと思います。
その点も、本作の魅力であったことは、間違いがないことと思います。
〈映画のことば〉
何もしない10年と、やってみる10年。あなたは、どっちを選ぶの。
〈映画のことば〉
「なければ、作ればいいんだ。人工心臓を」。
「なんで、そんなこと気がつかなかったのかしら。」
(追記)
ニッポンのモノづくりという視点から観てしまったせいなのか、本作の「つくり」としては、宣政・陽子のご夫妻を始め、家族の佳美を想う関係性の方に力点が置かれ、モノづくりとしての本作のバルーンカテーテルの「開発秘話」のようなことには、あまりスポットが当たっていなかった印象です。
(製品としての製造上の企業秘密をネタバレさせないような配慮もあったのかも知れませんけれども。)
ただし、この点は、本作を、いわゆる「お仕事映画」という視点で観た場合のことであり、それを本作に当てはめるのは、ある意味「評論子の勝手な視点」ともいうべきでしょうから、上掲の佳作としての評価には、この点を反映(減点)していないことを、念のため申し添えておきたいと思います。
実話か~、泣かせて頂きました~😢
成せばなる何事も、成さねば成らぬ何事も、
成らぬは人の成さぬなりけり。
当に格言通りの映画でした。
人の心が有れば泣きます、ハンカチいやタオル持って映画館にどうぞ~🙏
新プロジェクトXでもやって欲しいのは、俺だけ❔
泣けました。
ディア・ファミリー映画館で観ました。本当に感動の嵐でした。自分も心臓でほぼその子と同じ病気でした自分とあってる事もありそしてカテーテルもしたのでその人達のおかげで今は、元気に仕事を頑張ってます。
なんか久々に邦画を観たような気がする…?!
やけに評判がえぇ話ばっかり目にした為に、鑑賞をしてみた。
やっぱり捻(ヒネ)くれてる?私は出演者に知人?友人がいる訳じゃないのに、台詞(セリフ)の全てが分かり過ぎちゃうのもどうかと思ってしまった!!
実話という事でスンバらしいえぇ話(バルーンカテーテルなんて初めて聞いたし&ソレを作ろう!なんてわりと無茶な話を父親が考え&実行に移し、ソレが今現在も利用されてる‼)である事は非常に伝わってきた。 私は決して嫌っている訳でも何でも無い事は断って置きたい! (日本人だから?)大泉洋の台詞の1つ1つ理解出切るから?言い廻(マワ)しがどうしてもわざとらしく{も決して無いのに}聴(キ)こえて仕方が無かった!❨で、またコレを全く知らない韓国人とかが演(ヤ)ったりしたらご一緒に感動出来たかも?❩なんて思ってしまったのも、今現在の私の正直な感想なんであろう,悪しからず…。
発想の転換
次は?
次はどうする?
人は行き詰まったら思考が停止する生き物だと思っている
そんな時に、上記の言葉を投げかけてくれる人はなかなか居ない
それがましてや家族からその言葉を言ってくれる
通常、人は家族のことになると攻めた考え方が出来なくなると思っている
家族を思うと、考え方が通常は守りに入るから
それが次はどうする?
自分もその仲間に入れて
そんな言葉を家族に言われたら、奮い立つ
そんな良い映画でした
子役がみんなすごい
子役がみんな可愛くて演技も上手くてすごい
シンプルな映画なのであれこれ細かなことを抜きにして普通によかった。
実話がベースなので感動するのは当然ながら、登場人物もあまり多くないので大泉洋さん演じる父親の坪井の葛藤・奔走する姿に集中できてオーバーなお涙頂戴にしなくても自然と観ていて涙が出た。
こういう映画は久しぶりに観た気がする。
家族、モノづくり、涙腺崩壊、エンジニアにはたまりまへんな!!
・家族愛がテーマですが、大泉洋のエンジニアとしての生き様が素晴らしいです。
・大泉洋の演技が素晴らしい、迫力が凄い!!
・女性陣の演技も素晴らしい、みんな美しい!!
・すごく前向きになれる映画です、社訓(成せば~)、家族の合言葉(次はどうする?)、人生の教訓としたい!!
※私もエンジニアですが、こんな家族に憧れます!!
王道東宝の、事実に基づく感動作
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
正直に言えば、脚色が色濃く出る東宝の王道的な作り方よりも、事実に基づく映画なのであればなおさら、淡々とした作風の方が好みです。
しかしながら今作の映画『ディア・ファミリー』は、主人公・坪井宣政(筒井宣政さん・大泉洋さん)の娘の病気を治そうという一貫した強い信念と、運命を引き受けながら前向きに生き切った次女・坪井佳美(筒井佳美さん・鈴木結和さん/福本莉子さん)と、にもかかわらず待ち構える厳しい現実の描写によって、1観客の私的な疑念などはるかに凌駕する素晴らしい作品になっていたと思われました。
坪井家の、妻であり母の坪井陽子(筒井陽子さん・菅野美穂さん)、長女・坪井奈美(筒井奈美さん・川栄李奈さん)、三女・坪井寿美(筒井寿美さん・新井美羽さん)の、主人公・坪井宣政、病気の次女・坪井佳美との関係性も、それぞれの演技含めて素晴らしかったと思われました。
(※長女、三女の、幼少期を演じた子役の方の名前は分かりませんでした、申し訳ありません‥)
当初目指した人工心臓の実現の挫折と次女の死を乗り越えて完成にこぎつけたIABPバルーンカテーテルの完成物語‥
坪井家の周り含めた役者陣の皆さんの素晴らしい演技と相まって、観て良かったと私のような者にも感じさせる、感動作だったと思われます。
当時の世界的ものづくりの最先端を行っていた日本における、モデルとなった筒井宣政さんや筒井家のみなさんや東海メディカルプロダクツの当時の魂が、今は停滞してしまった日本の産業界に今でも、そのバトンがそこかしこで伝わって継承されて行っていることを、個人的にも映画を超えて切に願っています。
大泉洋の熱演が素晴らしい
世界で17万人の命を救ったIABP(大動脈内バルーンパンピング)バルーンカテーテルの開発に関する実話を基にした作品。
1970年代、父から引き継いだ町工場を経営する坪井宣政と妻・陽子の次女・佳美は生まれつき心臓疾患を抱えており、幼い頃に余命10年を宣告されてしまった。どこの医療機関でも治すことができないと言われ、宣政は自ら人工心臓を作ることを決意した。知識も経験もない状態からの医療器具開発は不可能と思われたが、宣政と陽子は猛勉強し、有識者に教えを乞い、資金繰りをして何年も開発に奔走した。ある程度目処がたったが、それから臨床実験などで数千億円の資金が必要とわかり人工心臓開発は断念した。そして、これまでの研究で得た知識と人脈から、IABPの国産化に挑み・・・そして、佳美の命は・・・という話。
IABPバルーンカテーテルという、今では身体への負担も少なくリスクも低い治療器具の開発経緯を知れて良かった。
主人公・宣政役の大泉洋が熱い父親として素晴らしかった。そして、妻・陽子の理解あるサポートも素晴らしかった。
感涙・号泣でした〜🤣
ディア・ファミリー、下馬評通り、感涙・号泣でした〜🤣
これが実話だとは…、日本の中小企業の根性と底力と諦めない気持ちに感服‼️
女性キャスト陣の演技も素晴らしかったけど、大泉洋やっぱ良かった〜💕
涙を超越した誰にも放たれる熱い勇気のメッセージ
6/16、父の日直前に合わせた上映は多くの家族へ刻まれる奇跡の実話。日本一の父娘、日本一の家族の実話と言っても過言ない。決して諦めない、限りなくゼロに近い可能性にも果敢に挑戦してきたことが人類の文明。夢は信じる力が強い程奇跡のドラマを与えてくれると劇場出るとき、涙を超越した誰にも放たれる熱い勇気のメッセージ。
番宣を たくさん見たのに 泣かされた
もう私も歳なので当然両親はもっと歳をとっています
そうです、私の父も諦めない男でした
若い頃は
今はあれこれと諦めているようです
耳が遠くなり目が見えなくなって歩くことをやめてしまった
健康状態も良くなく生きることへの執着も薄くなったようです
「為せば成るなさねばならぬ何事も」
コレも目的が無ければ
番宣で大泉洋さんも言ってました
この時代の人の諦めない力、最初から出来ないと決め付けずに突き進む様は素晴らしいです
もう、涙腺のコントロールがほとんど出来なくて涙が溢れて仕方ありませんでした
坪井ファミリーと医療従事者の軌跡
3人娘の次女だけが20歳まで生きられない心臓病、有名な大学やアメリカを駆けずり回っても治せないと言われ…。なら自分の技術スキルと行動力を活かして愛する娘に人工心臓を作ると約束した。何よりも医者の若者らと共に制作研究に明け暮れた闘いの記録、その繋がりがのちに17万人の命を救うことになる夢のような実話に衝撃を受けた。
ただ、熱意だけではこの話は進まなかっただろうと思う。大学側はお金が出せないからと何億?をもかかるお金の費用と返済、従来の工場の経営、細かいところが気になることも屡々。
理不尽な出来事が多々あり素直に泣けない。
しかし父親の立場であるからこそタイムリミットの恐怖は計り知れなかったし、医療従事者側も医者の使命と葛藤していただろう。
「目の前の命を救う」という信念の電波が伝わっていく畳み掛けの終盤は目頭が熱くなるものがあった。
号泣
観る前から泣くのは分かってたけど、予想を超えてきた😭
劇場内でもみんな鼻を啜って、、、誰が観ても泣きます。
泣きたい時に観るといい。
Mrs.GREEN APPLEの「Dear」で最後にも泣かされる。
いい歌すぎる。。。
日本の研究者は見るべき映画
お父さん、辛いよねー
凄い家族だねー、待つだけの人生でなく自分で切り開く事を選択したんだねー
それにしても最高の奥さんだからできたのかなぁって思ってしまう
映画では描かれていないが、従業員へのフォローも奥さんがしていたのでは?とまで思ってしまう、ただただ尊敬してしまう
だだ、作品としては、視点が広くて浅い事が残念だ、そして世の中の研究者達は何の為の研究をしているのかをこの映画を見て考えて欲しい、日本は研究に投資しない国と言われるが、大半の研究が映画通りであれば、そりゃそうだよねー
研究者の個人的興味と発表の為の研究に誰が資金援助をすると言うのか‥
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