毒娘のレビュー・感想・評価
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このクソガキがと思わせたかったのなら成功
2024年劇場鑑賞83本目。
韓国映画だと勝手に勘違い。バリバリの邦画でした。一見幸せそうな家庭から始まったのであれ?映画間違えた?と思ったら大丈夫でした。これがサイコサスペンスになるのかホラーになるのか、はたまたただのヒューマンドラマなのか分からず観ていましたがサイコサスペンスですねこれ。
途中で出てくる両親(ネタバレ防止でぼやかします)もサイコっぽいので環境は整ってはいるのですが、やっぱりどう考えてもやり過ぎですし、巻き込まれて悪事を働く人も一回ひいてて戻れるチャンスがあったのに踏みとどまれなかったのはもう自己責任です。
大人がクソガキに腹立たせたいだけなら成功ですし、親の愛情を間違って受けた被害者としての子供を描きたかったのなら失敗です。
バイオレンス・ガールズムービー
いじめの手法が“家族全員丸焼き”という
心臓を刺されたような衝撃だった
「ミスミソウ」の監督最新作。
サイコパスな毒娘が襲ってくる恐怖……いや、
今作は褒め言葉でホラーではない。
奇妙なバイオレンス・ガールズムービーだ。
ぶっちゃけツッコミ処は物凄く満載だが
“誰も正しい人が登場しない物語”
として割り切ると楽しめた。
もちろん「えー!?」「うっそぉ」は多数w
気持ちスッキリしましたが
「ミスミソウ」のような
やってくれたぜ!!!は無かったです。
この手はPART2になるとホラーになるんだよね!
ちーちゃんの動機は何?
家族に恵まれなかった萩乃は、家族で過ごす幸せな生活を夢みて、夫と娘と3人で訳あり中古の一軒家に引っ越してきた。そんなある日、娘の萌花から電話が掛かってきて、急いで帰宅すると家は荒れ果てており、そこに萌花に馬乗りになって大きなハサミを握りしめる見知らぬ少女がいた。その少女、ちーちゃんはかつてこの家に暮らしていたが、傷害事件を起こして家族と町を去ったのだった。その後、萌花とちーちゃんは仲良くなり、好きだった母が父に追い詰められて死んだのだとわかり、ちーちゃんが・・・てな話。
色々とわからないことが多い作品だった。
萌花は捕まってどこかの施設にいるようだったが、ちーちゃんは野放し?
あれくらいで実の父親を殺そうとまで思う?
そもそも、ちーちゃんがあんなに凶暴になった動機は何なんだ?
佐津川愛美の無気力な演技も上手いのかどうなのか。
ちーちゃん役の伊礼姫奈は今までどの作品観ても冴えなかったが、喋らない役ならそこそこ観れるんだな、って思った。
いちばん悪いのはパパ、かな
ある新婚家族の出来事をモチーフに、謎の少女と家族の争いをオリジナル脚本で描き出すホラー映画。
うーん、ホラーというよりサスペンスですね(ジャンプスケアもありませんでした)。
やっぱり、娘(息子もかな)にとって母親というのは特別な存在であることを思い知ります。父親は黙って見守る、ここぞの時だけ頼りになる、が良いのかもしれません。
家族の幸せって、それぞれ個人の幸せがまずあって、その個人の幸せが家に集まるから、足し算じゃない掛け算のように増えるんじゃないかな。ちーちゃん(私は途中から実在するのかしないのか分からなくなってしまいました)は、誰よりもそのことを分かっているのかもしれません。
キャストの皆さんは、心に響く演技を見せてくれます。ありがとうございます。
【"×!毒娘さん、毒娘さん。鋏の使い方が完全に間違ってます。とても、痛そうだから止めて下さい!”家庭の幸せとは何だろう、と少し考えさせられた作品。今作は、滅多に見られぬ超珍品邦画ホラー映画である。】
■今作で、一番の悪人は誰でしょう。
私は萩乃(佐津川愛美)が結婚した篤紘だと思います。
彼は、一見好人物に見えるが、自覚なく相手を言葉で追い込んでいく輩で、前妻が焼死し、萌花(植原星空)の右手にケロイドを作った原因を作っていると思います。
故に、彼がちーちゃん(伊礼姫奈)に鋏で滅多刺しにされるシーンは、”もっと・・。”(以下自粛)と思ってしまったんだよね。萌花に背後から刺されるのも、仕方あるまい・・。
◆感想
・ちーちゃんの赤の×を顔に記した異形の姿がインパクト大である。
・ちーちゃんは、あー見えて人心操作に長けている。
ー で、以前愛する母と篤紘と住んでいた萩乃が新しく住むことになった”家”に執着する。
という事は、ちーちゃんと萌花は姉妹かな。混乱するなあ。
そして、ちーちゃんと萌花は、徐々に距離を縮めて行く。序でに言えば、萌花は実父が嫌いである。ー
・ちーちゃんが、萩乃の新居で遣りたい放題する中で見えてきた、上辺だけ幸せそうな萩乃一家の脆い関係性。
ー 萩乃は家庭に恵まれなかったせいか(と言っても、一切描写なし・・。)自己中心的な篤紘の言いなり・・。-
・ちーちゃんは、学校に通えていない萌花の事を心配するクラスメイトにも、嫌がらせどころではない、行為を行う。
ー 蜂蜜を掛け蜂を放って身体中を刺させるなんて、陰湿だなあ。-
<萩乃が徐々に篤紘の本質を見抜き、自身の考えを篤紘にきちっと伝えるようになる自己解放して行く姿を、邦画の名脇役、佐津川愛美さんが巧く演じている。
そして、ちーちゃんが篤紘をナイフでグサグサ刺した後、襲い掛かって来るちーちゃんに対し、対峙する姿もナカナカである。
萌花が施設に入れられてから、萩乃に対する言葉遣いや彼女を見る眼差しが変わったのも良く分かるね。
今作は、滅多に見られない邦画ホラーの珍品である。>
青春映画
途中までは最高な青春映画だったけど、終盤はホラー映画らしきリアリティを無視した後味の悪い悪役を立てる終わり方で少し残念だったので星4
途中までの感想としては狂気的な怪物。
ちーちゃんが介入することでそれぞれ爆発することのなかった秘めし思いがちーちゃんが介入する事でそれぞれ思いが進行し、爆発して言った。
最初はお化けのように消えたり現れたりしていたちーちゃんが、途中人間味が出てきてもえかちゃんと2人仲良く鬱憤を晴らし、ちーちゃんに影響されてきた辺りまでは心臓がはねるほどワクワクしていた。
ただ、もえかはちーちゃんに同意して、背中を押してもらうことで勇気を貰って大好きな実母の仇を取れて(やってくれたのはちーちゃん)気持ちの悪い義母と母親を殺したであろう父親への鬱憤を晴らすことも出来たのに、利用できるだけ利用して最後は悪者扱いなのが納得いかない
好みは赤色と✕。
ある中古物件(一軒家)を買った3人家族と、その家がお気に入りの前住人の娘ちーちゃんの話。
自分を犠牲にしても旦那に合わせたい萩乃と、萩乃との子が欲しい篤紘と、篤紘の連れ子で学校不登校の萌花、そんなある日、妊活中で病院内の萩乃のスマホに萌花からの電話…、「ケーキ3個とコーラ3本買ってきて」と慌てて連絡が…、慌てて自宅に戻り萩乃が目にした光景は、娘の萌花に馬乗りになる赤い服を着た女性だった…。
まず本作ってホラーなの?(笑)
予告だか解説だかでホラーって文字を見たけど。本作始まって赤い服の子は霊的な?何て思ったけどただのホームレス?家出?この家に住み着いてる?どれにも該当するけどハッキリしない。
とりあえず脚本と本作の監督さんの世界観はよく分からないし共感も出来ずで、よくあの流れからで3回目位の再会で萌花とちーちゃんはよく意気投合したなってのと、あんだけ家をめちゃくちゃにされてるのに、未成年だからと言ってちゃんと対応してくれない数回登場した女性警官のもどかしさはもう!って感じでした。
旦那篤紘が一番お気楽だったね。
インスタ写真ばっか上げて。
憎しみ の 映画としては超秀逸 まじ 飽ることなき憎しみを感じた。ただ 娘とちーちゃんは 問題外。
今日はホラー3連発
①毒娘【R15➕】 小規模の器
②インフィニティ・プール【R 18➕】 中規模の器
③オーメン・ザ・ファースト【PG12】 大規模
比べて観たかった
結論は 本作 確かに 【R15➕】は正解✅
高校生なら良いが、その人格によるが 中学生には悪影響の可能性がある
つまり ホラーだかサスペンスだか 映画シロウトなので不明だけど
まあそういうジャンルだから 仕方ないのですが 不条理な血🩸の場面が出てくる
私的には 悪の魅力は感じなかった。
ただ朝イチに関わらず、全く😪寝なかった。
それは 不条理な悪に怒ってたから 当初からそれが狙いならば 本作は大成功。
観客少ないの危惧したが 5割超え
ワシのようなツウ【だがシロウト】の集う 最後列は 全員一席空けて 男性単独客
イャぁ 体罰はいけないが この場合は 厳しい体罰は絶対に必要
結末には触れないが ちーちゃんは 指名手配レベルで この県警が血眼で追うのは必至
因果応報 悪いことすれば さらに悪いことになる ことぐらい学習せい❗️
と【私の心の中で 二人のバカ娘 何度も心の中で殴ってた、真人間になれ❗️って】
それと 事故物件も程度次第では 駐車場🅿️になるのだ ちーちゃんは学習すべき
有料🈶パンフは 皆さんイマイチマイナーな俳優さんなので 参考としても デザイン眺めるにしても良い
文字は少ない 佐津川さんは好演
まじで 藁の楯:大沢たかお 以来だよ 心の中でイメージとして殴ってたのは
ある意味集中の好作品 オッペンハイマーですら 眠ってた😪 ワシが 朝イチなのに フルタイム 目を👀見開いてた
キャラクターデザインは高名な方のようなので是非どうぞ
その人の感度により 怖い😱 と感じるか 怒り💢を感じるか 本日の試金石 ともいうべき 朝イチシャキッとするには好作品でした。短いし 膀胱にも優しい
蜂王子
中古一軒家に引っ越して来た家族が、その家に執着する謎の少女に襲われる話。
高校生の娘と父親と再婚相手のママさんという仲の良さげな家族だけれど、序盤から背後にちらほら赤いヤツ、そしてやはりちらほらパパの色。
かなりヤバい、エグ〜い話しなのかと思ったら、なんでかわからんが共に凄い歩み寄りで、えっ?なんで!?な意気投合。
そうなるとなんだかただの拗らせた青年の主張的な?
そして見事な掌返しと切り捨てですか?
それにしても決められずに流される母娘ですね…。
設定も展開もなんだか上澄みを掬って集めた様な安っぽさ満載で子供騙し感が凄かった。
今週放映されている「似た映画」に注意しましょう
今年131本目(合計1,223本目/今月(2024年4月度)5本目)。
(前の作品 「インフィニティ・プール」→この作品「毒娘」→次の作品「ブルックリンでオペラを」)
※ 今週に韓国映画の「毒"親"」も公開されているので混同に注意です(ただ、「親」のほうはまだ数館でしか放映されていないらしい)。
今週はホラー枠なのか、レーティング違い(PG12,R15(本作)、R18)が全部そろったというのは珍しいんじゃないのかなぁ…といったところです。
ホラー映画なので、理解が難しい(言っていることの理解ができなくなる。まともな発言を拾うことが難しい)点はあるものの、この映画のストーリーだと、一番「毒」なのはやっぱりお父さんになるのかなぁ…といったところです(一人の意見です)。ただ、その意見は、他の方の意見を否定するものではないし、この映画においても他の登場人物は全て「善人だ」というものでもありません(あえて「源を探せば」という趣旨のもの)。
ホラー系の映画になることとR15指定が重なって、こちらも一部描写が厳しいところ、さらに点滅などと「(金曜日の1本と、土曜日の一つ前と本映画で)3連発ですか~」というほどきついです。今まで、このようにホラーが3つ登場したのはかなり少ないように思います。
映画全体にわたって「はさみ」が一つのテーマになり、また武器にも防具的用法にも使われています(後者は消極的行為のみ)。よって「何が」グロい描写なのかというのはある程度わかってしまうわけですが、やはりそれだけ書いてもきついのはきついです。
こうした事情もあるので、家に住み着く「ちーちゃん」(映画内ではこの呼び方だけど「ちひろ」ちゃんか何か、正式名称ありましたっけ?)の話などにも話は飛びますが、全体的にホラーなので、ストーリーの理解より怖がってなんぼという趣旨のように思います。
なお、エンディングロールがこれもまた「真っ赤な一色だけにエンディングロール」という、本当に目を傷つけるような状況になっているので注意です(これには迷った…)。
採点にあたっては下記を参考にしました。
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(減点0.3/光の点滅はもちろん、ストーリーについても深く描写して欲しかった)
先のレビューの2作(どちらもホラーもの)はそもそも海外もので「ストーリーを追うのも難しい」映画ではありましょうが、本映画は日本映画です。そうであれば、ホラーで怖がらせることはまずあるとしても、ストーリーを強くもっておいて欲しかったです。それは換言すれば、光の点滅に対する配慮や、ストーリーを追うのに最低限必要な部分の開示(R15になっているため、直視が厳しいところもあるため)といったところです。
※ ホラーの傾きに寄ったために、提示されることの全てが解決されるわけではないし(ネタバレ回避)、中には「自分で考えてね」もあります。
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(減点なし/参考/家の所有者はどうすればよいのか)
この家の所有権が脅かされそう、またはおびやかされている場合は、所有権に基づく妨害排除請求ほかが可能です。これは物権によるものなので、「相手方が意思無能力者ほかであってもよい」のです(「物」(ぶつ)に対する侵害行為をやめて、という主張になるため/昭和122.11.19))。
もちろん、それはあくまでも「理論的な話」であるにすぎません(実際に判例(当時は大審院)がそう述べたとしても、実際に無能力者に対して排除請求して「出ていけ」といっても期待しえないのは当然のこと)。
本当の幸せって何?
本当の幸せって何?
ということを、ちーちゃんというホラーキャラを用いて
ホラーテイストで描いた作品と捉えました。
ちーちゃんのサイコパス&シリアルキラー的な
言動・行動から、ある親子が、自分の&家族の
本質的な幸せについて考えるのですが
最終的にはちーちゃんの殺戮行為に至って
初めて何が大切かを確信するあたり、
ちと遅すぎな気がします。
家族の子ども萌花ちゃんがちーちゃんと
友達になり、徐々に毒娘化していく描写はなかなか
面白かったです。低予算であろうことはよくわかりながら
押見修造によるキャラデザもまずまずよかったです。
顔アップのポスターデザインの意味も
作品を観てわかりました。最近の流行り?とも。
それにしてもちーちゃんが不死身すぎてゲンナリ。
全然ピンチ感はなく、私は興醒めでした。
あくまでも不条理な存在なんだと理解しましたね。
ラストの描写も私は蛇足だと感じましたが
ホラーをうたう以上は必要だったのでしょう。
まあ、きらいな作品ですね(笑)
好きですね〜
一般受け悪いのはよく分かるがニッチな需要をよく満たしてくれる。頭おかしいちーちゃんが微妙な家族に入り込み崩壊させる。ちーちゃんの狂い加減と人間のはずがやたらとタフなのが自分にはたまらない。恐解釈シリーズを思い起こさせます。
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