「ゴーストに負っけんな」ゴーストバスターズ フローズン・サマー ジョンスペさんの映画レビュー(感想・評価)
ゴーストに負っけんな
ジェイソン・ライトマンが監督した2年前の前作アフターライフは80年代の父ライトマン版の正統続編という触れ込みもあり、懐古と継承というテーマで個人的にはかなり楽しめた。今続編も期待していたわけだが、家族愛、友情、古代の謎、ノスタルジー、最新メカなど、ありがちな要素が半端に盛り込まれているだけの話で、ひどくがっかり…。
中盤までネタふりだけで話の方向が見えず(見えてんだけど)とにかくダルい。氷vs.炎というイメージしやすい対立構図だけあって、超人同士のぶん殴りあいと同じく緻密な攻防がほぼないし、女幽霊もなんでこっちに残ってんのか、最強ゴーストが何を狙ってるのかよくわからない。ぼんやり観てても、ま、そーゆーことだろね、と理解できるわかりやすさしかなく。また、前作から出演している美少女ギフテッド、マッケンナ・グレイスの成長ぶりに注目していたのに、そのよさが活かされてなくてツラい…。
ぶっちゃけ一番よかったのはエンドロールのレイ・パーカーJr.のテーマソング(爆)なのだが、日本語吹替版では新しい学校の生徒会長たちがアレンジ版を歌ってるとのことで、それはそれでまた残念…。
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