「フィービーとメロディのやり取りがオシャレでエモかったです」ゴーストバスターズ フローズン・サマー HAYABUSAjさんの映画レビュー(感想・評価)
フィービーとメロディのやり取りがオシャレでエモかったです
懐かしのゴーストバスターズがリバイバルされて映画館にやってくる、ということで封切りの日に観に行きました。
音響の良く無い映画館だったのでちょっと盛り上がりにかけましたが、ゴーストバスターズのフィービーとゴーストのメロディの、量子物理を隔てたやりとりがとてもオシャレだったので4点です!
まず2人の出会いがチェスのやり取りで、相手の火を誉めるフィービーも勝ち逃げで笑って去るメロディのやり取りが格好良いです。
メロディが死んだダイナーで撃てなかったフィービーが、銃口を向けた詫びとしてメロディを家に招き入れて、ちょっと話すシーンも、メロディからすると自分に惹かれてると分かるわけで、ここもエモい。
さらに、研究所で幽体離脱してメロディの世界に立つというのは、肉体の隔たりを超えた心の繋がりとも言えるわけで、ある種告白とも言えるんじゃ無いでしょうか?
この中にファイアーマスターとの掛け合い入れるの…?と心配しましたが、ラスト•マッチを着けてパスするだけというのが大変上手い演出だと思います。
あくまで関係性を持てるのはフィービーだけ、というのは尊い以外の何者でも無いです。
物語的にもフィービーの「私の家族は生きている!」に対して、最後のマッチで家族を焼失させてしまったメロディの火がフィービーの家族を救ったことで、メロディの未練が無くなったので昇華した、という構造がとても美しく、感動しました。
また、脚本としても氷おじさんが操れるのはゴーストだけ、そのゴーストを操って封印の言葉をフィービーに唱えさせるという流れは見事だと思います。
蝋管の方は途中で割れていたので、プランBとして人間が必要だったんですね。
往年のメンバーも駆け付けてのラスボス対戦、氷おじさんが少し期待外れでしたが…まぁマシュマロマンに比べたらインパクト的には全部雑魚に見えます。
最後のトラックでSTAY PUFF(マシュマロを待て)と出て来ましたが、お待ちかねのマシュマロマンが復活するんでしょうか?
もしあるなら次回にも期待したいです。