猿の惑星 キングダムのレビュー・感想・評価
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映像は素晴らしいが
単純に楽しみましょう
絶滅危惧種は人類だった
ラストはかなり意外!
2時間半のプロローグ
エフェクトやCG、アクション等は全く文句なし、しかし話はちょっと長引いたプロローグの感じ。
明らかにシリーズ化を狙う序盤的な話、恐らくこれからの作品と繋がって全体を観るとかなり壮大な話になると思うが、この映画一本だけを観ると正直あまりテンポ感が良くなかった。
物語は前作3本シリーズの300年後の世界、過去のことを知ってるエイプと人間、過去のことを知らないエイプと人間、それぞれの勢力関係と世界観が分からないまま、観客と今まで過去のことも世界のことも知らない、俗というと田舎者の主人公ノアと一緒に物語を体験し、徐々に世界の現状を解明する演出手法。故に観客がもらえる情報はずっと断片的な物だけで、沢山な疑問を抱えながら2時間半後やっと何となくスッキリできた感じ。ストーリー自体は全然複雑な物ではないが、それぞれの登場人物の立場、選択、そして真意を描くためにかなり時間がかかった気がする。
前シリーズ(リブート)の1本目もプロローグのような内容ですが、振り返ってみると同じテンポの悪さを感じないのは多分その一本の映画でどうして世界が変わったのか、その全貌を描いた物に対して、今回の映画はただ単に今の世界はこういう感じてすっとしかない、話のボリュームの差を感じます。
とか言って、最後の最後はかなり次の展開をそそる納得できる終わり方だから、今作は若干テンポ感が悪いが、次作はスピードアップを期待できそう。元々シリーズファンだし、出たら是非観に行きたい。
人類に感情移入できるのか試されるシリーズ?
DOLBY CINEMAで鑑賞。
感情移入は主人公の側にしやすいもの。製作者側もそんな意図を持っていることが多いと思う。前作までの「猿の惑星」は、人類の支配に対し反抗するエイプという構図の中、どうしてもエイプ側に感情移入してしまった人が多かったと思う。SFだしこれで地球の支配者が人類からエイプに替わるのも致し方ない。その上で本作。
エイプが支配する地球。人類は言葉をなくしエイプに下等動物扱いをされる世界になっていた。物語の核はエイプの部族同士の争いだ。故郷が襲撃され、大きな部族に吸収させられる。人間の歴史と似たような出来事が発生する。当然、奪われた側のノアに感情移入するし、彼らが故郷を取り戻す話として面白かった。このシリーズ全般に言えることだが、エイプたちの表情がとても豊かでいい。感情の機微をきっちり表現していたと思う。
新しいシリーズの始まりとしては悪くないが、気になることが1つ。ノヴァに対してはどう受け止めたらいいのかということ。戸惑ってしまう。人類のレジスタンスが始まるってことなんだろうが、それを素直に応援できない自分がいる。4作もエイプたちの物語を観てきたんだもの。そう簡単に(この世界観の)人類に肩入れできない。でも、これからどんな展開のシリーズになるのかは気になる。もし、空から宇宙船が落ちてくるって展開になったら自分は胸が熱くなるのか、それとも白けてしまうのか。続編を待ちたい。
エイプ同士の権力争い
エイプ気分で堪能!
SF映画の金字塔とも言える「猿の惑星」のリブートシリーズの第4弾。予告の圧倒的な映像美にも惹かれ、公開初日にIMAXで鑑賞してきました。
ストーリーは、人類が衰退し、高い知能と言語を獲得した猿たちが支配者となった地球で、ワシを飼いならすイーグル族のノアが、武装したエイプの集団に村を襲われ、連れ去られた仲間を助けるため、旅の途中で出会ったオランウータンのラカ、人間のメイとともに、プロキシマスの作りあげた王国をめざすというもの。
本作は、前作までの主人公であるシーザーの死後、何世代もあとの時代を舞台に、人類と猿との共存をテーマに、新たな主人公ノアの成長譚として描いています。言ってみれば、新章の幕開けです。そのため、前作までの内容をあまり覚えていない状態での鑑賞でしたが、それほど困ることはなかったです。冒頭で簡単に世界観について説明もあるので、シリーズ初挑戦の方でも気楽に楽しめると思います。
まだ若く、後先考えずに行動してしまうノアが、自身の軽率な行動が一族に危機をもたらし、父の死を招いてしまったことを機に始まる旅、メイとの交流、プロキシマスとの対峙を通して、たくましく成長していく姿が鮮やかに描かれます。村が唯一の世界であり、平和な日々が続くと思っていたノアにとって、一気に世界が広がるとともに、自身の生き方を深く考えることになった今回の経験は、大きな成長の糧となったことでしょう。
その中に、エイプの中の支配関係、異種族である人間との共存という、生存そのものに関わる問題を描いています。SFの世界の話でありながら、現実の人間社会にそのまま置き換えることのできるような構図が、実に意味深いです。同種族の中でさえ、対立や支配関係が生まれるのに、いわんや他種族をやです。他種族の文化や存在を認めて共存の道を模索するのか、それとも脅威として排除または服従させるのか、どちらの立場にもそれぞれが掲げる理想と正義があり、一筋縄ではいかない難しさを感じます。
そんなせめぎ合いを見せる猿たちの姿が、迫力の映像でいきいきと描かれます。もはやリアルという言葉では足りません。これはもう実写ですよね!きっとアメリカにはいるんですよね、賢くて話せて演技ができるエイプが! IMAX鑑賞のおかげで没入感もバッチリで、上映中は自分が人間だとバレないように、エイプになったつもりで観てました。
そのせいかどうかわかりませんが、メイの立ち位置や距離感がつかみにくく、ちょっと共感しにくかったです。あと、全体的にテンポの悪さを感じ、終盤にさしかかるまでちょっと退屈に感じる部分があったのは残念です。とはいえ、新章幕開けとしては上々で、これからノアはどのような存在になっていくのか、人類は反転攻勢にうって出るのか、早くも続きが気になります。
キャストは、オーウェン・ティーグ、フレイヤ・アーラン、ウィリアム・H・メイシーらですが、当然のことながらエイプ役は顔がわからず、英語がわからない自分には演技の良し悪しもわかりません。そんな中、メイ役のフレイヤ・アーランだけは、存在感が光っています。
支配種の交代
前作主人公シーザーが亡くなり、二代目はノアというエイプ。結構時間経ってるように見えるけど、まだ退化してない人類がいて、過去を知ってる。この話の肝。
ノアに交代したが、ノアが段々と人間らしく見えて感情移入してくる。平和そうたが、エイプの中にも当然悪いのもいる。結局、エイプに変わっても歴史は変わらないのか、と思わせておいて、一方で人間は支配種の交代をあきらめてないという話。人間はエイプの事をあまり考えておらず、対立構造にあるのが、シーザーの努力が無駄な気がして皮肉である。(女性主人公は人類の業を全て背負わされているのであった)やはり人間の方が自分勝手だよね、という描写。ノアも良さそうに見えるが、シーザーの意思を継げるのか?続いたらいいな。
歴史・文化の違いの共存共栄は?
今作に関わった制作陣全員。
前回の『聖戦記(グレート・ウォー)』だったか。
「あの少女って、後のテイラーと共に行動する女性なのか?」
「って事は、次の作品で逆転した世界になる過程を描いて終わるのかなぁ・・・」
こんな事思いながら、劇場を後にした記憶がある。
で、期待を持って鑑賞しに行ったのだが・・・
シーザーは、開始数分で死亡扱い。
時はかなり経過している模様。
シーザーの教えを教わること無く、鷲と共に平和な生活を送る猿のイーグル族。
シーザーの教えを間違えて解釈した挙句、侵略大好きなカルト集団と化したゴリラ様一族でいいのか?
猿のイーグル族は、シーザーの教えを間違って解釈をし、侵略大好きなカルト集団と化した一族に村を襲撃され、捕虜として捕らわれる。
逃れたノアと、シーザーの教えを布教させようとするオラウータンと、謎の人間の女性。
3人の旅が始まる。
こんな感じで物語が展開する。
このシリーズって、60年代に制作された『猿の惑星』の前日譚って位置付けで始まったのでは?
少なくとも、このサイトに掲載されている『創世記』と『新世紀』。
作品詳細欄には記載があるんだけど。
『聖戦記』だけはこの表記が無いのには謎があるんだが。
前述の事から、この『創世記』から始まるシリーズに求めている事は、“猿が進化して、何が原因で人間を支配するようになったのか?
そして、人間は話す事が出来なくなり、衰退したのか?”
この過程を描いてもらわないと困るんですけどねぇ・・・
ってな事で、今作に関わった制作陣全員。
過去作を全く鑑賞した事無いのか?
って、思えてしまう位、方向転換してしまった感じ。
知能が発達した動物同士で行われるお山の大将争いと、人間の裏の狙いに2時間30分近く付き合わされるとは思いませんでした。
しかも、今作で登場している人間って何なの?
冒頭にて、「謎のウィルス(だっけ。)・・・」で始まっているのに・・・
何なんでしょうね?
あっ!!!
前3作品は、20世紀フォックス。
今作は、20世紀スタジオ。
ディズニーに買収されたんだから、シリーズの方向性変えられてもしょうがないのか。
ってか、フォックスのまんまでも、この内容になっていた可能性は否定は出来ないが・・・(涙)
風呂敷を広げるのは上手い
さすが「メイズ・ランナー」のウェス・ポール監督!そして「アバター:ウェイ・オブ・ウォーター」の脚本家ジョシュ・フリードマン!
リブート版「猿の惑星」全3作はどれも若く才能のあるクリエイターが手掛けたこともあり、中々見応えのあるシリーズだったと思う。(どれも手堅く手掛け過ぎており、突き抜けた傑作とまではいかなかったが。)
本作は"また猿の惑星かよ!!"と内心うんざりしながらも実写版「ゼルダの伝説」の監督に内定しているウェス・ボール監督の最新作ということもあり、"仕方ない、観ておくか"程度の気持ちで観賞。
感想としてはこれまた手堅く仕上げてきたなという印象で、ウェス・ボール監督らしいティーンエイジャー冒険譚の話になっていたんじゃないかと思う。
もちろん、"そんな木のハリボテで海が堰き止められるか!"ってツッコミはもちろん、オラウータンのラカの扱いはあれでよかったのかわからんし、最後はどの猿が元々自分の村の猿だったか見分けがつかない!大丈夫?悪い猿紛れ込んでない?笑
ただ、鷹と共存する猿の民が、その"共存"という絆故に勝利を獲得するというストーリーを少年の成長譚と絡めてとても分かりやすくまとめていて一本の映画として傑作と言って良いと思う。
ラストの展開は取り敢えず風呂敷を広げるのはいいが、重要なのはどう畳むかだぞ!笑 と老婆心ながら思いました。
久しぶりのウィリアム・H・メイシー!(ジュラシック・パークⅢのカービーお父さん)相変わらずのちょいクズな役柄がピッタリだった笑
猿の惑星ビギナーでも楽しめる王国記
シーザー三部作がきれいに完結しているんで、ちょっと不安だったけど、旧シリーズや前三部作を観てきたファンとしては、猿の惑星の世界観を踏襲しながらも逆手に取って意外な展開になるのが嬉しかったです。もちろん、今までの経緯を丁寧に説明してるので、マー◯ルシリーズのように旧作を予習してなくても十分楽しめる間口の広さもいいですね。シーザーの死後の猿社会の文化や習慣をはじめ、シーザーの教えに反し猿が人間だけでなく猿をも支配する権力者が登場するなど、旧作にはない世界観をもとに、平凡な主人公が巻き込まれる連続活劇となっていて最後まで楽しかったです。猿と人間が対立するのか共存していくのか、今後の展開に期待したいです。役者では、ヒロイン役のフレイヤ・アーランがアクションもがんばっていて良かったです。
自分的にはつっこみ所が多すぎたかな。
子供の頃観た猿の惑星は大好きだったけど、最近もシリーズが3作もあったんだ。全く知らなかった。もしくは観たけど全く覚えていない。
ふーん、猿はエイプで人類はエコーってんだ。これ英語知ってると意味わかったのかなぁ?
始まってすぐ、昔のリーダー、シーザーが死んで葬式をする猿達、あら、火葬するんだ。最初の違和感。それから何世代か先の未来の話。主役のノアの部族がマスク軍団に襲われて、死ななかった奴らは連れ去られる。そこにノアの家族も。ノアは仲間達を救う為に行動を始めるんだが、その途中で人間の女、メイと出会う。メイはどうしてノアをつけてたの?モヤッ!
細かい事を気にしなければ、皆んなの表情や会話やアクションなど、とても楽しい作品です。でも自分は気にしてしまう所だらけ。
何で猿たちは人間が昔作った道具や武器を使っているのか。自分達で作ってる設定が無いのに何百年使えるのよ。チョロっと出てくる人間達、頭悪いんだったら襲う必要無くね。モヤっとしたのは、服。男はボロボロのパンツみたいなの履いてるし、女はシャツも着てる。自分達で布、作ってんのか?工場ないよな。最後の方、メイがいろいろやるのはいいんだけど、ちょっとまってよ、電気や爆弾や鉄砲、使えるの?流石に無理じゃね。1番モヤっとしたのは、猿達が英語を話してる事。猿語を設定する方が良かっと思う。そしてラストシーン、普通に事務所で働いてるっぽい人達の存在。何だ?他の国では猿に支配されてないのか?いろんな疑問、クリアにして欲しかったです。
ワッシー
社会風刺的なメッセージが無くなった!
ストーリー展開が遅い上にテンポも悪い。
ただただ「猿の喧嘩」を見せられ続ける。
ただでさえ、「猿の惑星」シリーズは、日本では人気がない。
実は、米国でも人気がなく、日米を除く世界で売れているのだ。
「人種差別」を非難する「社会風刺的」な作風だから、
「白人至上主義」の米国と「島国根性の単一民族」の日本では売れなかった。
なのに、今回は唯一の魅力「多様性」が薄まった作品となり、
「普通のSF作品」になってしまった。
唯一、end rollの直前10分は、メッセージ性があっただけ。
ちなみに、「猿の惑星」は、1968年に公開され、
最初のシリーズは、5作目の1973年に完結しています。
そして、2011年に今回のシリーズが再開し、
今作が第4弾となります。
最新作でも、コロナ前の2017年公開なのに、
当該シリーズでは、「新型インフルエンザ」を扱っており驚きでした。
あーあ、猿の惑星、好きだっただけに、がっかり。。。
Michi
初猿の惑星
猿の惑星最新作!人vs猿でなく、猿vs猿!
「なんて素晴らしい日だ!」
猿の惑星最新作!人vs猿でなく、猿vs猿!
▼感想
ジャパンプレミアムで鑑賞!招待頂きありがとうございました!
自分は猿の惑星は1作目しか見たことはなかったけれど、問題なく楽しめた!
ストーリーは予告を見たときは「人vs猿」かと思っていたけれど、実際は「猿vs猿」だった。
出猿者は見た目や仕草は猿だけど、表情や思想が人のようでこのギャップが面白かった。敵役のプロキシスですら予告だと凶暴なゴリラに見えるが、「組織の重要性の理解」、「人心ならぬ猿心掌握術」など考え方や行動がまるで人間のようだった。
試写会のトークショーでウェス・ボール監督が「視聴者が最も共感できるキャラクターはノアだろう。」とおっしゃっていたが、まさにその通りで人間よりもチンパンジーのノアに共感し、ノアの仲間を想う気持ちに心を打たれた。
映像美も素晴らしく大自然の没入感はまるでアバターの新作を見ているようで、その中に残る朽ちた人類の建造物がまるでアンティークのようで美しかった。特に自分は天文台のロケーションがお気に入り。
この映画をきっかけに猿の惑星リブート版の三作も見たくなった。
猿の惑星シリーズの魅力をこれから探していきたい。
▼お気に入りのシーン
ノヴァ(人間)が自分の名前を言うシーン!
ノア達と一緒に驚くくらい、この時には猿の惑星の世界に浸っていた。
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