「人間社会の悲しい現実の反映」猿の惑星 キングダム Tofuさんの映画レビュー(感想・評価)
人間社会の悲しい現実の反映
人間対類人猿、あるいは類人猿対類人猿の話がカリカチュアとして描かれているが、現実世界において全ての自然や動物を征服しようとする人類、あるいは国や人種が異なるだけで人類同士が対立し闘争を繰り返す世界の置き換えであることは誰の目にも明らかであろう。そして、平和的共存を希求する声が武力闘争を欲する声にかき消されそうになる社会の悲しい現実もここでは映し出されている。
建物だけならともかく機器類は数百年は持たないだろうとか細かな指摘を始めたらツッコミどころ満載ではあるが、目くじら立てずに娯楽として観るのが正解だろう。ただ、その割には145分という長尺をもう少し整理して30分くらい刈り込んでもいいんじゃないかな?どうせ次に続く作りになっているだから、そっちに回すことだって出来たはず。
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