「えっ?えっ?えぇッ!?」猿の惑星 キングダム U-3153さんの映画レビュー(感想・評価)
えっ?えっ?えぇッ!?
シーザーはなんだか使命感や正義感に駆られていたような気がする。が、今回のノアは人間との共存を随分と迷ってるみたいだ。まぁ、ヒロインがあんな感じなので、頷けはするのだが。
前作で人間がどんな扱いだったか忘れてはいるのだけれど、色々と込み入ってた。
劇中の彼女の行動には疑念が付きまとうのだけれど、ラストの描写で得心できる部分はある。
おそらくアソコが彼女のホームで、彼女はあのHDDを奪還すべく旅に出たチームの1人なのであろう。
ココに来て、人間にも2種類いる事が分かる。
ウィルスに感染した人達としなかった人達。
なんだけど…
無理がないか??
俺的には、それまでのドラマを凌駕する程のエンディングだった。
あの状況から考えるに…猿たちもかつての人間と同じような地位にはいるが、帝国や大都市のような規模ではなく、もっと小さい村単位の群が世界に点在していて、それらを繋ぐものはないのであろう。
それと同様に人間もなのだけど…驚愕の描写が続く。
電気が通ってるは、
防護服のようなものを着用してるは、
電子機器は動いてるは、
皆さん、ちゃんとした衣服を着てる。
えっとぉ…
猿に覇権を奪われたのっていつだっけ?
最低でも何百年前って設定だったように思うのだけど…荒廃した都市を思い返すと1000年でも良さそうなもんだけど…あれはなんだ?
電気を産む施設があって、
服や靴を量産できるシステムがあって、
布と糸を生成して…チェック柄の生地に加工もして、
機械類の整備や修理をする資材も調達できて、
子供を産める環境が整ってて、
で、他にもそういう施設に人が集まってる。
どうやって生きてきたんだ?
文化と文明を損なわず。
何千年もの間、維持できてたのがホントに不思議。
あの通信施設の復旧は人間側からすると何千年も抱いていた悲願って事なのだろうか?
にしても…あなた達は何故そんなに忙しなく動きまわってるんだ?どんな目的と思想の元、団結してるのだろうか?何千年も前の文献を解明してるのだろうか?
〆切前の編集部並みの慌ただしさはなんなんだ??
物語の冒頭にもシーザーの死後より何世代も後ってテロップがあった。アレだけでは腑に落ちない事が多すぎる。
猿の惑星ってこんな話だっけ?
今回は人間の狡猾さと、猿の知能の低さが目立ったなあ。
本作の大筋としては、単純なもので特にどうって事はないのだけれど、このエンディングが津波のように物語をさらっていった。
勿論、CGは凄かった。
CGの猿が実在する人間を背負ってるようにも見える。皺の書き込みも凄いし…なんとなく皮膚の触感が硬そうではあったけど。
とてつもない進化ではあるのだけれど…どうすんだ?あの設定…次回作あんのかなぁ。
何千年も放置した銃って撃てんの??
共感&コメントありがとうございます。
猿がとって代わってからどの位? ってのが良く解らないので、今後人間との全面戦争になったらどうなるか、ちょっと想像出来ないですね。