猿の惑星 キングダムのレビュー・感想・評価
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今後の過酷な展開が予想されるシリーズ200年後のリスタート
すっかり人間よりも猿がメインになったこのシリーズも、前作で猿のリーダーだったシーザーが亡くなって一段落し、改めて200年後という設定でリスタート。このシリーズはあらかじめいつかどこかでオリジナルの一作目につながることを運命づけられているわけだが、せせこましくならずにかなり自由に話を展開していて、猿と人間との新しい局面がかなりの悲劇を呼び起こすのではと思わせる、いい前フリとして機能していると思う。そして猿がメインでもちゃんと感情移入させるだけのCGのクオリティが担保されていて、物語にも安心して入り込める。そして考えれば考えるほど、◯◯が映ってなかったってことは実は◯◯は◯◯ってこと?とか深読みできる部分が多くて、今後のことが気になるのでぜひ途中で腰砕けになることなく続いていってほしいです!
利害関係で成り立つ猿と人間
リブート版『猿の惑星』は2作目の『新世紀(ライジング)』までしか観ていない。というかこのシリーズって全部“猿と人間の共存は可能か?”がテーマだから、途中で観なくてもいいかとなってしまう。だからシーザーがとっくに死んでいて、さらにその死後から300年後の話というのも本作で初めて知ったほど。
シーザーの存在を歪曲して教祖化しその恩恵に預かるエイプは、否が応でも現実の某宗教団体とダブらざるを得ない。そして支配下にある人間側も単なる弱者ではなく人類復興を掲げて暗躍する。主人公のエイプであるノアと人間の女性ノヴァが、友情ではなく利害関係の一致で手を組むというのも現代社会を思わせていてシュール。ただ1968年のオリジナル版『猿の惑星』へのオマージュはさておき、2時間25分というランニングタイムは冗長。
ほぼ確実に続編を作る気なのだろうが、正直これ以上続けても同じ事の繰り返しになりそう…
面白いシリーズ外れなし
300年後の世界、ノア達とゴリラどもの戦いに人間が絡む。魅入ってしまった。ラストの場面はまた繰り返しになるのか。
前作の人間達がいた施設が出てた、シリーズの醍醐味がある。
猿の惑星創世記から見始め何作目なんだろう、ジェームスフランコいい役だつたよな。
雄の存在がある限りは争いが止まる事がないだろうね。
次作期待したい。
着々と進む猿の惑星化と思いきや驚きのラスト
村育ちの猿が人間の女性と出会う話。
前作の記憶がほとんどない中観ました。
が、普通に楽しめました。
エイプたちの表情や感情表現には
相変わらず感動しましたが
目新しい展開はなかった気がします。
人間との共闘、エイプ同士との争い、
あーはいはい、
このまま猿の惑星ができあがるのかと思いきや
ラストに驚きました!まだ続きがあるのね
楽しみなような気もしますが、
もうこれ以上ネタがないような気もします
サルゴンクエスト
【良かったところ】
・猿の身体能力が上手く描写
・猿のCGのクオリティが高い
・分かりやすいストーリー
【微妙なところ】
・ボスが弱すぎる
・ノヴァの心理描写が少なく感情移入しにくい
・猿が似すぎて見分けがつかない
・会話が少なすぎる
人間の遺産や過去作の設定を活かしきれてない
ので、救出劇の登場人物を猿に変えただけの単純なストーリーの印象を受けた。
驚くような展開や演出は無く、過去作の威を借りた映画では無いだろうか。
作品単体でおすすめできる部分は猿の描写ぐらい。
新たな者たちの争いの序曲
苦悩した人生を歩んだシーザーを神格化し、それを利用しようとする者たちとその者たちに翻弄されるノアの物語。
予定調和を覆す人間も絡みこの世界の覇権争いにノアが巻き込まれる。ただ今回は手札を並べた感じとなっており、その点では物語として次に期待させてくれるものになっているのだが、シリーズ1作目であればもう少し本筋のみで終わらせても良かったんじゃないかと思えた。
この物語は旧約聖書の人物から取った名前なのかと勘繰るが、これはシリーズが続けば自ずと答えが分かるのだろう。
全体的にスケールが小さくて盛り上がりに欠ける
全体的にスケールが小さくて盛り上がりに欠ける。舞台も森が主で見栄えしないし、暗いシーンも多くて見づらい箇所があった。
序盤は猿とゴリラの追いかけっこが続いて飽きる。ノア、メイ、ラカの旅はテンポが悪くてダレた。肝心の王国に着くも、キングダムって割には規模がしょぼくガッカリ。
プロキシマスは強キャラっぽかったのに、あっさりワシに落とされて拍子抜け。ラスボスなら主人公とタイマンして欲しかった。
プロキシマスより部下のゴリラの方が威厳あるし怖い。ゴリラ初登場シーン〜ノアの村襲撃が迫力のピークだった。
崖上り〜キングダム崩壊の流れが雑で、熱くなりそうな終盤シーンなのに全く燃えなかった。崖からすんなり扉の中に侵入できるかいとつっこみたくなる。
メイは何の躊躇もなく教授殺すわ、猿たちを津波に流すわ、サイコパスっぽくて狂気。教授殺した時ノアたちドン引きしてるやんw
最後まで深掘りされることなく感情移入できないキャラだった。主人公の活躍を彼女が全部チャラにした感じ。脇役が有能すぎるのも良くないと痛感した。
ウキングダム
知能の高い猿たちからの人間登場。
尺をとっているわりに内容はあまり無い。オチもどちらかというと無い。
良い点
・かなりリアルなCG
悪い点
・壮大風な音楽
・都合のいい場所にキーアイテムがある
・猿なので感情移入しづらい
その他点
・馬に乗っていると何故か足が長く見える
・服装でも知能がある程度わかるだろう
地球にとって人間は不必要?
最初からとてもワクワクしました。
フルCGで今作は人間が出て来ないのか?
と思うほど猿の惑星で、
映像の作り込みも抜かりなく見応えありました。
前作までの猿と人間たちの覇権争いが、
この世界観では一番面白いのかな?と思ってるので
正直猿同士の戦いはそこまで燃えるものはなかったけど、
人間の全てを体現してるメイと言うキャラが、
そこを上手く掻き乱してくれて、
特に後半のメイの自分さえ良ければ全て良し!
とする行動には狂気が宿ってて腹立たしくも
次は何する気だ?とドキドキさせられました。
次回作は結局猿対人間になるのかな?
地球にとっては人間は不必要と思わせる映画でした。
ロードムービーとして楽しめる
本作はSFではなく、「ロードムービー」として楽しむのが「正しい」と思う。
生まれも育ちも全く違う者同士が、一緒に旅をする中で、共感し、固い友情で結ばれるようになる…
という安定の展開。
それが今回は「猿」と「ヒト」というだけ。
まあ、会話ができるので、見た目ほどの「違い」はないかもしれない。
大ヒットしたみたいなので、次回作もありそう。
人間と猿との共存は難しいのかもしれない?!
SF映画「猿の惑星」を新たにリメイクした「創世記」「新世紀」「聖戦記」に続くシリーズ4弾となる作品。
物語は「聖戦記」で亡くなったリーダー・シーザーの火葬から始まり、それから300年後の地球は人類は退化してしまって、高い知能と言語を得た猿たちが地球の新たな支配者となっていた。
この映画の主人公である若き猿ノアは、ある武装した猿の軍団に故郷の村を滅ぼされたうえ、家族や友人も連れ去られてしまう。家族や友人を取り戻すため武装した猿の軍団の後を追いかける。
その道中で、オラウータンのラカから猿と人間の共存に関する昔の話しを聞かされ、さらに人間の女性(ノヴァ)と出会う。皆で行動するなか、武装した猿の軍団に捕らわれ帝国に連行されてしまう。
とにかく、この映画に登場する猿たちの表情が豊かでまるで人間のように感じてしまった。その猿と行動する人間の女性ノヴァの演技も良かった。このノヴァの行動から、人間と猿の共存の難しさを感じてしまった。今後どうなるのかといった展開も気になってしまう。
まだまだ、続編がありそうな終わり方だったので次回作も楽しみにしたいと思います。
ノア~💕 "Shit!" ん? "Shit?"
ノアの知性、心持ちと豊かな表情に心打たれました。ノアが父を思い尊敬する気持ちが一本の芯になり最後のシーンに着地していて構成が良い映画だと思いました。予告編は何度も見ましたが全く見る気持ちがおきませんでした。偶然ながら飛行機内での鑑賞でしたが見ることできて本当によかったです。
「シーザー」を名乗る独裁者を掲げて喜んで言いなりに動く軍隊エイプ、穏やかで孤高の生き字引オランウータンのラカ、人間のメイ(ノヴァ)とトレヴェイナン、そして森林で家族や友達と平和に仲良く暮らすノア達。それぞれのエイプの特徴が昔から今に至るまでの人間世界を表していて皮肉ながら納得せざるを得なかった。森林と一番真逆の世界は「人間」だった。自然世界に反する武器を持ち無機質な建物内で周りの人間を見ずにひたすら集中して何事かをしている。その空間はとても怖く機械そのものだった。
最初の森林のシーンは自分も緑と風と空と水を感じる空間にいるようで幸福な気持ちになった。友達を思う気持ち、勇気、頭を使う、助け合う。そういうことは人間もできるのに。でもメイ=ノヴァも最後まで森林のエイプ達のことを信用していなかったんだろう、銃を隠しもっていたから。そこはかなりショックだった。
「シット!」と初めてノアが口にしたのは、ノヴァの真似だろうか?その「シット!」を聞いて「え、ノアくん、そんなこと言っていいの?」と思った。身体名称による罵り言葉は人間特有のような気がするし、シットそのものは自然の中でとても重要な役割をはたすものだからだ。だから2回目にノアが「シット!」と言った時、ノア自身も「あれ?」という表情をしたのですごーく受けてしまった。ナイス、ノア!
映画館でかかったら是非行きたい!
はやりに乗り遅れてから見ました
猿の惑星キングダムこの作品はすべての行動が行き当たりばったりで
話が展開されるため人を選ぶ要素強めです自分は猿の惑星映画は全部見たファンですが
ここまで独自の展開をされるなら100年前のシーザーの死のシーンなかったほうがよかったとおもいます
もちろん猿が人間をとらえる有名シーンのパロディはありがたかったんです 主演のメイの女優さんがいることでビジュアル的にも見れる映画になっています
偽シーザー(プロキシマス)が出るまで1時間20分もつかっていて残りの1時間で話まとめる気なのかとおもいました
人間の道具電気棒?を作る技術はどこから学んだのと思うシーンが多々あります(人間が知識を与えていた)
とらえた人間はどこへ行ったの問題もあります 人間がウイルスで死滅してなきゃおかしい
偽シーザー(プロキシマス)の言っていたことは猿側から考えると正論であり
人間を信じてしまったノアは間違っていて大量の猿を殺したのは変わりないしメイがハードディスクを入手したことにより
人間の再興が始まってしまう 次回作へ匂わせな感じもなんか嫌だ
猿VS猿の話なのに結局猿VS人間の話だった
本物のシーザーの思想はノアとメイに受け継がれて共存への道をたどることを願う
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