劇場公開日 2024年12月20日

型破りな教室のレビュー・感想・評価

全88件中、21~40件目を表示

5.0「学び」の豊かさの映画

2025年1月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

<1月12日 修正しました>
(注)このレビューは、「個性の芽を摘む日本の小学校」等の文脈で、この映画を他人に勧める方々に対して、否定的な立場であることをお断りしておきます。

*****************

冒頭でお断りした通り、「個性の芽を摘む」とか、「画一的」とか、この映画を引き合いに出して日本の学校現場を語ろうとされる方々は、どんなリアルを見てそうおっしゃっているのかと残念に思った。
また、この作品を「一人の型破りな教師が、型破りな方法を用いて実績を上げたことを描いた映画」ととらえ、「翻って日本では…」と思われたのだとしたら、少しお聞きいただきたいことがある。

本作は、「型破りな教室」というタイトルだが、決して日本においては、フアレスのような教室運営は型破りではない。もっというと、子どもの探究を中心に据えた授業は、明治後期や大正期から存在し、脈々と受け継がれてきていた。そして今、VUCAの時代と言われ、文科省の学習指導要領自体が、「教えから学びへ」と学校教育のシフトチェンジを進めている中で、ご自身が受けた経験(中にはそれで大変傷つかれた方もいらっしゃるかもしれないが)をもとに、批判されているのだとしたら、ぜひ、今現在の身近な学校現場のリアルを知っていただければと思う。

確かに、未だにチョーク&トークの教室も無いとは言わないし、高圧的な価値観が中々改められない者もいる。だが、多くの日本の教師たちは、いかに子どもたちの意欲を引き出すか、いかに現実と学問的内容とを結びつけて実感させるか、真摯に毎日毎時間その問題に向き合いながら、実物や実感を大切にし、子どもの問いを引き出す工夫を考え、目の前の多様な子どもたちと向き合っている。

私が目にした、この映画を使って日本の教育を否定的に語りたい様子の方は、現場の教師は上から(教育委員会や無理解な親など)の圧力で苦しんでるといったニュアンスを漂わせて、教師批判を避けようとされている節も感じられた。しかし、申し訳ないが、それでは逆に無能呼ばわりされている思いがしてしまう。教師は、もっと自律的な立場にあり、授業の進め方も扱う教材も個々に委ねられている専門職であることを知っていただきたい。だから、授業の進め方は一人一人の教師によって全く違うし、子どもたちが違えば、同じ教師でも全く違う進め方をするものだ。決して、誰かに言われたことを言われた通りにこなす訳ではない。

それを踏まえて強調したいのは、この映画の素晴らしさは、特別な教師や特別な才能を発揮した子どもにあるのではないということだ。
パロマが、全国トップにならなかったとしても、全体の10%の子がトップクラスの成績を取らなかったとしても、この映画の描いているものの素晴らしさが色褪せるとは思えない。
テストの点は、ある種の観点から測ろうと試みる知識や理解などの限られた能力の評価に過ぎないからだ。それに対して、いわゆる「非認知能力(やる気、忍耐力、協調性、自制心など、人の心や社会性に関係する力)」は、点数では簡単には測れない。

この映画の素晴らしさは、そうした非認知能力の高まりも含めて、「学び」そのものを描いていることにある。
金八先生やGTOなど、教師に視点を当てたドラマはこれまでもいくつかあったが、それらは、どちらかというと「勉強よりも大切なものがある」というのが、一つのメッセージになっていた。それに対して、この映画は、NHKドラマでしばらく前に放送されていた「宙わたる教室」と同様に、「学ぶ」ということがいかに素晴らしく、いかに豊かで、そこには人の尊厳に関わった、優劣を超えた意味があるのだということを、全編に渡って描き切っているところが素晴らしいのだと私は思う。
そして、その「学びの素晴らしさ」の事実は、皆さんが住まれている町の、公立小学校の日々の授業の中でも、絶えず生まれ続けていることを知って欲しい。

もちろんフアレスは素晴らしい教師だし、共感する点や学ぶべき点もたくさんある。
・教えることよりも、子どもたちが自分で学びとることに絶対的な価値を置いているところ。
・子どもの意欲に火をつけたと思ったら、勇気を持って子どもたちの学びを信じるところ。
・けれど迷って、教室に戻りかけるが、やっぱり信じることを決断したところ。
・子どもたちが質量という概念にたどり着き、思わずうれしくなって公式を教えてしまうというところ。
・そうした自分の取り組みに自信満々というのではなく、悩みながら実践を重ねているところ。
…等々
フアレスは、子どもたちに「君たちから多くのことを学んだ」と素直に言える立ち位置に自分を置いているからこそ、子どもたちはフアレスに励まされ、自らの手で学びの世界を広げていったのだろう。同時に、そうした彼の関わり方が、彼ら彼女らの生活環境という側面において、正しかったと言えるのかと自問するところにとても共感した。
(実際の日本の小学校教師たちも、このフアレスのように、子どもたちが見せる自ら獲得した学びの喜びの姿に元気をもらいながら、様々な理由で課題を抱える子どもたちや家庭と、悩みながら向き合い続けている)

学び続けた結果の子どもたちの描き方も、素晴らしかった。
あの教育長に傷つけられたニコを救う、クラスメイトの連帯感は、真の意味で共に学び合っている仲間だからこそ生まれてくるものだ。
あのシーンだけで、あの教室は、個々の違いを大切にした対話的な学びの授業を、日々積み重ねてきたことが読み取れる。
それにフアレスは、遅刻に厳しい点も含めて、一人一人を伸ばすだけでなく、学級集団としての社会的な指導も疎かにしていた訳ではないことが、忘れずに描かれているところもよかった。

という訳で、私にとってのこの映画は、観た人と「学ぶことの素晴らしさ」や、「人が持つ可能性」について語り合いたい映画だ。そして、残念ながら、そうした「学び」の場に身を置けない子どもたちが少なからずいる現実に対して、どういうアクションをとっていけばいいのか、とって行かれることは何か考え合いたい映画でもある。
その文脈の上に立って「すべての教育関係者や親」に観て欲しいと私は思っている。

コメントする 5件)
共感した! 17件)
sow_miya

4.0型破りな先生、この時代にもいたんですね…

2025年1月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

子供に学ぶ事の楽しさや可能性を教えるのは大変な事だと思う。理解してくれる人が居ないと変わった先生で終わってしまうな〜と。希望が見出せない環境だからこそ諦めない情熱が光ります(´°̥̥̥̥̥̥̥̥ω°̥̥̥̥̥̥̥̥`)先生の人柄が素敵でした(泣)

コメントする (0件)
共感した! 4件)
映画LOVE

4.0学ぶことの楽しさよ。伝播する熱量とそれを阻むそれぞれの環境と。鑑賞...

2025年1月12日
Androidアプリから投稿

学ぶことの楽しさよ。伝播する熱量とそれを阻むそれぞれの環境と。鑑賞後、自分が歩んできた道筋を振り返ると共に、今からでも学ぶ事は出来るよなという気持ちに。良き作品でした。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
こち

4.0自分を信じられる様になる事が教育

2025年1月12日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

学校で学んだことを一切忘れてしまった時に、なお残っているもの、それこそ教育だ/アインシュタイン

貧しくても、劣悪な環境でも、人は自分の可能性を信じる事が出来たなら、それは希望に繋がる。

その希望が力となり、社会になっていく。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
dbeer

4.0厳しい現実のなかでも理想を持とう

2025年1月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

犯罪と貧困が日常化する環境で暮らす子ども達の中には、自分で考え選ぶことが出来ない子もたくさんいる。そんな現実を突き付ける本作。

試験のための勉強ではなく、興味や関心から学ぶことを尊重する先生の教育方針は素晴らしい。が、ちょっと極端で、もう少し折衷案もなかったのかなと、現実的には思ってしまったりもしました。笑
でも、試験の結果やギフテッドの少女を見出した点などを見ると、正解だったのですね。凄いです。

実話ベースの物語なので、単純なハッピーエンドにはならないし、歯痒さも残り何とも言えない後味。みんながみんな、やりたいことが出来るわけじゃないし、今ある環境で生きるしかない。それでも、先生から学んだことが、子どもたちにとって貴重な気付きになったんだということが伝わりました。

今もなお現役の先生とのことで、ただただ尊敬するばかり。夢や理想を掲げることを諦めさせない姿勢で、これからも子ども達を導いてほしいです!

コメントする (0件)
共感した! 2件)
まだまだぼのぼの

4.5子育て中の人、教育に携わる人全ての人に向けた良作

2025年1月11日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

本作で触れていた「子どもを国の歯車にする教育」という言葉は、まるまる日本の学校教育にも当てはまる。
学校教育は労働者を生産するために始まった公教育。いわゆる工場要員養成所だ。
このような日本の悪しき教育によって、ギフテッド、子どもの才能や将来の革命家の芽を摘んでしまっている。このような学校教育のままだと国力は衰退していく一方。

まさに本作はそのような状況を映し出していた。とはいえ、日本は本作の舞台に比べるとまだましだ。
セルヒア先生のような救世主が現れ、子ども達がやる気になっても、家が貧しくそんな環境じゃなかったり、親が理解してくれなかったりと、ヤングケアラーや国力の低さ、治安の悪さなど根本的な問題が邪魔をする。

それでも、懸命に子ども達に向き合うセルヒア先生や彼を支える校長の姿には心温まるし、セルヒア先生を通して変わっていく子ども達の姿には希望が感じられる。
哲学書を読み漁るヤングケアーや、パロマの姿は二宮金次郎を彷彿とさせる。

2011年のメキシコの現場やこれからの学校教育のあり方について考えさせられる良作。
教鞭をとる人は是非見てほしい。

コメントする (0件)
共感した! 4件)
あさき

4.0教育の可能性を説きつつも、現実のやるせなさも描いた一作

2025年1月11日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

国内最底辺の学力だった小学校を立て直した熱血教師の物語、というと、日本であれば某ドラマをどうしても連想してしまうんだけど、本作の主人公、フアレス(エウヘニヨ・デルベス)の教育熱と発想力もなかなかのもの。教育に対する情熱に国境は関係ないんだ、ということを実感します。

とはいえ本作の舞台であるマタモロス小学校は、子供であっても生活のために犯罪やゴミ拾いの仕事をせざるを得ないかったり、親に代わって幼い兄弟の世話含めた家事全体を取り仕切らなければならない、といった生徒を多数抱えています。

将来の展望が全く見えない状況を見てしまうと、はたして教育を受けることに何の意味があるのか、そして教育で将来が拓けるというバラ色の夢を語っていいのか…、という思いもよぎります。だからこそ、ある生徒の親が、フアレスに「子供に進学の夢を見させるな。どうせ卒業した後のことには責任を持たず、次の生徒にまた夢をみさせるだけだろ」という台詞にむしろ現実の重みと説得力があるようにも思えてきます。

そうした「現実」に直面しても学び続けることができるのか、フアレスと生徒たちの応じ方に着目!なのですが、その一方でどれだけ意欲や才能があっても現状を引き受けざるを得ない人もいる、という部分にもしっかり光を当てているところに、本作の良心を感じました!

コメントする (0件)
共感した! 0件)
yui

4.5学ぶって楽しい

2025年1月9日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

先生のチャレンジにみんなが真正面から答えて実験を進めるシーンは心晴れやか。
校長先生のさりげないサポートも見所でした。

幾つになっても学ぶことで、大発見だらけ。
テストに翻弄される日々から解放されて、自分のペースで行きつ戻りつ勉強を続ける事に背中を押されました。
中々覚えきれない仏語ですが、いつかパリに行って仏語話してみたいと初心を思い出しました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
jiemom

5.02025年でもうマイベストムービー!

2025年1月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

貧困という環境の中でも、子供たちが学ぶことの楽しさ、興味を持つことに
目覚めていく様子が泣けました。

コメントする (0件)
共感した! 1件)
J.hayashi

4.5「いまを生きる」とは似て非なる物語

2025年1月9日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

型破りな授業を行う教師の映画となると、おじさん世代なので「いまを生きる」を思い浮かべてしまう。個人的にとても好きな映画で、そんなに頻繁ではないが観るたびに大泣きしてしまう。
さて、本作も実は「いまを生きる」と似たような構図の物語。赴任してきた教師が型破りな授業を行う。戸惑う生徒たちだが徐々に心を開き関係を築き授業にも積極的になっていく。でも、その教師を快く思わない人たちもいる。そしてある子どもに事件が起こるって流れ。違うのは本作の舞台が小学校だということ、メキシコであること、協力してくれる校長先生がいること、そして実話を元にしていること。
メキシコの貧困層が多く住む地域だからこそ犯罪が多発するし、貧困だからこそ将来の夢が閉ざされている子どもが数多く存在するという事実がとても重い。親が子どもの未来を信じられない気持ちもわからないではない。それくらいに重すぎる現実が横たわっている。それでもその子どもたちが未来を切り拓くには教育しかないということを改めて実感する物語だ。パロマという天才少女がクラスに在籍していたことは、フィクションとしてできすぎだよなと思っていたら、ここも実話だったことに驚いた。文字通り未来を切り拓いたんだな。本当によかった。
「いまを生きる」では最後の生徒たちの行動に泣かされたが、本作では先生の熱い声掛けにまんまと泣かされてしまった。ありゃ泣く。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
kenshuchu

3.5何気に素敵な男の友情ストーリー🍀

2025年1月8日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

校長先生(チュチョ)こそがサイコー‼️

セルヒオは予想通りであり、期待の範疇だったかな。
自分が10歳まで通ってた学校は割とあんな感じだったかも☺
(の割にはパロマ要素ゼロなあたし…。才能なのねww)

コメントする (0件)
共感した! 3件)
らまんば

3.0V先生に会いに

2025年1月8日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:映画館

コーダあいのうたのV先生役の エウヘニオ・デルベス 主演映画。
とても熱かったけど🤔 ちょっと老けたね。
もっともっとを期待し過ぎたかも。
浮力。アルキメデスの原理。クリアー。
1から100までの足し算の解き方もクリアー。
ワタシの学力に合わせてきてくれた。
それなのに、それだからこそ、ちょっと不満。
メキシコの辺鄙な土地の小学校に赴任した変わった教育方針を持つ先生を容認し続けた校長さんのほうがグッドジョブだったような。
ドーナッツとコーヒーがうまそすぎ。
ゴミ拾いの家庭のとてもおできになる生徒さんパルマ役の彼女は色っぽくて美人過ぎ。えっ、小学校6年生? 制服姿がそそります🙏 早熟の出来る女の子必ずいますよね。
半グレの兄貴を持つ少年もイケメン過ぎ。
哲学に目覚めた女の子のお母さんは子供産み過ぎ😭
学校教育には良い思い出がないので、V先生に憧れます。会いたかったなぁ。古臭い日本の義務教育批判映画かもね。パソコン教育でカットアンドペーストばっかりよりかはいいんじゃなぁーい。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
カールⅢ世

4.0教育と環境

2025年1月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

フアレス先生が行った教育方法は、子供を秩序で縛るのではなく、生徒自ら学ぶことを、先生が導くというもの。
その方法は、確かに生徒に考える楽しさや、やる気をもたらすもので、取り入れていくと良いと思う。
ただ、その前提として教育を受ける環境が整っていなければ、教育を良くしても、効果は限定されてしまう。
腐敗した政治家や、子供に教育を受けさせない親、子供を大人の快楽のために利用する悪人が、ニコたちのような子供の可能性をなくしていた。
子供の可能性は、大人全体の責任なのだと思った。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
由由

4.5賢い子どもたち

2025年1月7日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

泣ける

知的

幸せ

貧困環境の子どもたちの未来の成長にまともな教師が立ち向かう実話。感動の教育現場。私利私欲の幹部からの理不尽な対応にも負けず子どもたちとなめなら…と全力投球してくれる1人の教師。最後まで見逃さないよーに。

コメントする (0件)
共感した! 2件)
Cinemaオタク女

5.0自分の小学校の時の先生を思い出す

Mさん
2025年1月7日
Androidアプリから投稿

最後の写真は要らなかった。
貧困に上下はないのだろうが、日本ではなかなか考えられない貧しさだった。
とてもよかった。

コメントする 2件)
共感した! 9件)
M

4.0O Captain! My Captain!

2025年1月6日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

ロビン・ウィリアムズ主演の「いまを生きる」を思い出しながら観ていました。アメリカの名門校が舞台の同作とは対極にある、メキシコ最貧地区の学校に赴任してきた型破りな教師。共通しているのは、生徒たちが規則や常識に縛られず、学ぶことの喜びや自由な生き方に目覚めていく点でしょう。ただ、フアレス先生の教え、「浮力」以外にも見たかったというのが正直なところです。わずか1年で全国ビリからトップになるって、すごいことだと思うので、彼の授業の真髄をもっと詳しく描いて欲しかったです。とはいえ、良作。とてめ清々しい気分になりました。そして校長先生も最高でした。

コメントする (0件)
共感した! 3件)
ハチ

4.0どんなに忙しくても心を亡くしてはダメなのよ

2025年1月6日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

子供たちが自ら興味を持ったことに対し、その知識を吸収しようとするスピードは、まあ素晴らしいものだと再認識させられました。
たった一人の教師の情熱に揺り動かされた型破りな教育が校長をも巻き込み劇的に変化して行く様には喝采を送らざるを得ませんでした。
そして、我が身の保身やボーナス獲得に心を亡くし、足を引っ張り、はたまたこちら側へと囲い込む姿は何処にでもあるのだなぁと、こちらは落胆しながらの同意もありました。
それにしても、荒れた地域の小学校でも児童に規律を強制させるのですね。同じ時期に上映された日本の小学校の映画でも規律や倫理を求めてはいましたが、求めることの意味は違ってはいても、似たようなことは起こっているのですね。
本作の舞台は2012年頃ですから、丁度天才少女「未来のスティーブ・ジョブズ」と呼ばれた彼女が大人になっている時期なので、彼女を含め、あの学校で暮らしていた子供たちがどのような未来を築いているのか、見守りたくなりました。
良い作品であるとともに、世界中がもっともっと住みやすく寛容であってほしいと思いました。

コメントする (0件)
共感した! 14件)
ニコラス

5.0ジブンで手綱を握れ

2025年1月5日
iPhoneアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

前クールの「宙わたる教室」にも通づるテーマ。
子どもを可能性を大人が勝手な思い込みや決めつけそして前例、慣習などで奪ってはいけない。環境や生い立ちからもである。そして子どもたちを信じることの大切さ、子どもたちの「浮力」、そんなことを真っ直ぐ伝えてくれる良い作品でした。
あー良かった。一本前に観てしまったものをこれで洗浄できた(*´◒`*)

コメントする (0件)
共感した! 3件)
shige12

4.0どこまで事実?

2025年1月5日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:映画館

やはり順風満帆では無かったのか。この手のお話って必ずお邪魔虫が出てくる。
ニコの事件も事実なら悲しい。

コメントする (0件)
共感した! 6件)
あらじん