「貧困と犯罪と死体が、身近にある学校のお話」型破りな教室 ソビエト蓮舫さんの映画レビュー(感想・評価)
貧困と犯罪と死体が、身近にある学校のお話
バッドエンドもハッピーエンドも起こるお話。
貧困と犯罪と死体が、日常生活の身近な所にある国の、小学校教育のお話。
そういう国では、生徒の為に、良いと思われる授業をしても、
比例して、必ず良い結果が出るわけではない、という現実を突きつける内容だが、
最後は報われる部分もあって、本当に救いになった。
考えてみれば、日本にもそういう時代はあった。
結局、教育は大人次第なのだ。
子供たちは、出会う大人によって、良い方向にも、悪い方向にも行く。
主人公の教師フアレスは、決して万能な先生ではない。
生徒たちに全力で寄り添う、素晴らしい先生だったが、
予期せぬ悲しい出来事も起こった。スーパーマンではないからこそ、
先生も生徒も傷つく。
でも、だからといって、諦めてしまっては、良い方向には進まない。
結局、教育は大人次第なのだ。
大人の責任は、諦めてはいけない事なのかもしれない。
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