梟 フクロウのレビュー・感想・評価
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目が見えない主人公の一部始終に、目が離せない展開
盲目の鍼灸師が歴史的事件に巻き込まれたお話。
権力者が親族同士で殺し合うのが当たり前の、おぞましい中世が舞台のサスペンス。
見えないものが見える、見えるものが見えない、見えないゆえに鋭い感覚を持つ主人公。
物語全般通して緊迫感があり、
選択肢を間違えれば自分が殺される怖さもあり、
中盤以降の二転三転する展開の目まぐるしさもあり、
歴史モノではあるが、明らかに質のいいサスペンス作品って感じで、
目が見えない主人公の一部始終に、目が離せない。
目目目目目って感じで面白かった。
(@_@;)
良作サスペンス!!
卑しいものは
見えない者だからこそ、見える闇の世界。
心眼
韓国映画強化月間、第5弾にして最後は「梟」!
韓流ドラマでよくある宮廷ラブストーリー?とは一線を画す宮廷サスペンスです。
前後の説明的なシーンを極力カットして、一夜に起こった怪事件に焦点を絞り、夜明けまでに決着をつけるという「タイムリミット」で観客に緊張感を与える設定が効いています。
盲目と思われた主人公が、実は「闇の中では少し見える」というキャラクター設定に唸ってしまいました。この「闇の中で見える」という設定が、ストーリーに奥行きを与えているんですねえ。
で、この設定には、裏の意味があると思うのです。「見えないものを観る(診る)」という。
普通の人の目には見えない真実を観る。
普通の人の目には見えない身体の異常を診る。
「心眼」という言葉が思い浮かびました。
主人公ギョンスのリュ・ジュンヨル、そしてコンフィデンシャルでおっさん刑事を演じたユ・へジン(王様)の演技は抜群でした。
こういうテーマの映画をこのクオリティで日本で撮れるか?というとやはり今は撮れないだろうな、というのが正直な感想。
上質な邦画の歴史サスペンス作品を観てみたい。まだまだ先のことかな・・・。
(2024年映画館鑑賞26作目)
改めて勉強しなくちゃ
ノーモア、見ざる聞かざる言わざる
見えないものが見える
言い訳の仕方を心得ている者
面白い!
登場人物の区別がつかず、諦めて
これぞ韓国映画!
設定が見事!!!!
ナイスな設定、なるほどなーって。
こういうアイデアすごいよなぁ、韓国映画。
お話が秀逸。とっても面白いです。
「え?そんなことある?
後出しジャンケンじゃん?」
って思わなくもないですが、それを言ったら
つまらないです。そーいうことなんです!
ってことで観ないと楽しめません。
この設定が生むエアポケットを巧みに生かした
物語が絶妙なスリルを生み、予想できない
結末に導いてくれます。
ただ、ラストに向けては盛り上がるというより
バタバタと手早く店じまいしていくかのような
展開に物足りなさを感じた点と、THE 韓国映画
って感じのベタなラストの締めは残念。
ですが、そんなマイナスに感じた点には
目を瞑りたくなる快作でした!
おもしろい!
何故4年後?
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