「ちょっと物足りない。なんでかな。」梟 フクロウ mac-inさんの映画レビュー(感想・評価)
ちょっと物足りない。なんでかな。
クリックして本文を読む
韓国の時代劇。新人監督のデビュー作。で監督自らのオリジナル脚本。
ただこれは、史実に基づく新解釈。それがオリジナル。
結構良く出来ていて面白い。
ただ、ちょっと物足りない。なんでかな。
面白くなりそうな要素がいっぱいあるのに、開花せず終わった感がある。
もっとゆったり時間を取って描いた方が、と思う。連続ドラマにして数話で描いた方が良かったのでは?
韓国のこの頃の話(歴史物)は、韓国ドラマでもよく見たが、この時代(「明」から「清」に変わった時代)は、地政学的に中国の属国としてしか生きられない。だから、国内でもいろんな派閥があって、次の王は、誰にするかで裏切りや、裏切りではなくても筋を通すという形で一瞬にして味方が敵になったりする。今回もぎりぎりのところで主人公側は粛清されてしまう。一人主人公は、4年の歳月を我慢しひっそりと生き、ラストに復讐する。その復讐がカタルシスが感じられない。なぜだろう。やはりじっくり描いていないので落ちないのか。それとも私の感性のなさか。
コメントする