劇場公開日 2024年2月9日

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瞳をとじてのレビュー・感想・評価

全116件中、41~60件目を表示

4.0フィルモグラフィーの空白

2024年2月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

楽しい

知的

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berkeley

5.0映画の奇跡を撮った映画

2024年2月26日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

知的

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ハモニカ犬

4.0名前に意味が?

2024年2月25日
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本作を見る前に『ミツバチのささやき』や『エル・スール』をちゃんと見直さなかったことが悔やまれる…そんな無知な自分を思い悔しくなる作品だった。強く意識させられる。劇中劇と巡るヒューマンミステリーの旅の中で役者が他者を演じること、子供からいずれ大人となり歳を重ねること。作家とはその生涯(キャリア)をかけて同じ題材(テーマ)を描き続けるものである、という説をビクトル・エリセはこの自身の集大成的な作品できっと私たちの多くが思う以上に表現している。作中至るところに実に様々な種をまきながら。思ったより後悔。大丈夫、瞳をとじればいつでも会えるから。

"悲しみの王"
P.S. 本編冒頭の企業ロゴが多すぎる

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とぽとぽ

4.0心の奥深くに染みてくる作品

2024年2月25日
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鑑賞方法:映画館

派手さはないけども、
ジワジワとフツフツと感動が後追いしてくる。
ちょっと不思議な感覚。
監督の映画の魔法かな...。

俳優たちの表情の捉え方が印象に残りました。
友情、絆、大切なものが心の奥深くに染みてくる作品。

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hkr21

2.5淡々としたストーリー

2024年2月24日
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鑑賞方法:映画館

悲しい

難しい

寝られる

淡々とストーリーが進む。静かな雰囲気の映画が好きな人にはおすすめ。自分はあまり面白くなかった。

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たくわん

4.5大人たちのニュー・シネマ・パラダイス

2024年2月24日
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鑑賞方法:映画館

スペインの巨匠ビクトル・エリセが31年ぶりにメガホンをとったことで話題になっている作品。
映画を愛している人なら
絶対に好きと思える作品です。
『大人たちの「ニュー・シネマ・パラダイス」』
私はそんな印象を受けました。

169分の長い上映時間、
導入部分はちょっとわかりにくいこともあって眠くなりがちですが、
あとはぐいぐいと引き込まれます。

とある映画の技法が使われていますが、それはヒミツ。
映画ファンにはたまらない。
他の方のレビュー読めばわかってしまいますが。

83歳という年齢を重ねた監督だから描けたであろう、
繊細さ、懐かしさ、温かさなどが何層にも重なった美しい映画でした。

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ruriruri1515

4.51940年代、邸宅「悲しみの王」に暮らす老人が、ひとり娘を探してほ...

2024年2月24日
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りゃんひさ

5.0コンパニョール

2024年2月24日
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鑑賞方法:映画館

すごくおもしろかった

記憶 身体が覚えてること まなざしが覚えていること
歌 名前 映画について 父と娘 父と息子 同志 友情 フィルム 映画館 若いころ 夢みたささやかな居場所 喪失 思い出 犬

言葉にするのは難しい 31年の凝縮

フランス映画社はもうなくなってしまった ああいう会社は他の人ではかえがきくものではない 興行としての日本の映画史も重ねてみてしまった

アナちゃんはおでこ動かないね…
面影が浮かぶ

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hyvaayota26

3.0需要の仕方が難しかった

2024年2月23日
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何故なら全員が表情で語るからだ…
ビクトル・エリゼは合わないのかも知れない。

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JYARI

眠い?長い?

2024年2月23日
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泣ける

幸せ

ミツバチのささやきをリアルタイムで見ていたわたしは、たいへん幸福な時間を過ごすことができました。うっとりとあっという間に終わってしまいました。

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greenpeas

5.0「ミツバチのささやき」は世界で一番好きな映画です

2024年2月23日
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鑑賞方法:映画館

監督の作品を見てると
途中で物語も映像もキラキラっと眩しく見えて
この作品を見るために自分は生きてたのだ
この作品を生み出すために人類はここまで存在したのだ
すべでの労働と芸術と創作はこの作品のためだけにあったのだと
確信してしまうので

多分脳内で何かしらの化学反応が起きている
宗教とか死とかと悟りとかソレ系

あっぶない
この作品もヤバかったです

最初と最後だけ好きではありませんでした
他の方のレビューで最初と最後だけ良かったという感想があって
面白かったです

映画のタイトルとして「瞳をとじて」は適切ではないのでは?と
思いました

監督あと3作くらい映画撮ってくれないかな

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yuen

3.0ぼくとフリオと海浜で

2024年2月22日
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梨剥く侍

4.024-024

2024年2月21日
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鑑賞方法:映画館

ビクトルエリセ監督31年ぶりの新作を鑑賞。
昨年遂に劇場鑑賞が叶った「ミツバチのささやき」のセルフオマージュ満載。
アナトレントの出演、
ラストの名セリフ「私はアナ」
映画が心の鍵、
などなど、後半は震えながらの鑑賞となりました。

濃密な映画体験でした😁

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佐阪航

4.5揺れるまなざし

2024年2月21日
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Mr.C.B.2

3.5映画の記憶は誰のもの?

2024年2月21日
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知的

寝られる

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yanpaken

4.0日本のホテルのマッチが出てきた!

2024年2月21日
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鑑賞方法:映画館

寡作のスペインの巨匠、ビクトル・エリセの作品。
冒頭、1990年に撮影されたが未完との設定で「別れのまなざし」の導入部で始まる。1947年、パリ郊外の邸宅「悲しみの王(トリスト・ル・ロワ)」が舞台。一番魅力的だったのは、モロッコ出身のスペイン系ユダヤ人、フェラン・ソレル(Mr. Levy)、彼は上海で生き別れた、ただ一人血のつながっている中国系の娘ジュディスを探すためにフリオ・アレナス(フランク)をやとう。二人の会話には、フランス語、英語、スペイン語だけでなく、カタラン:カタルーニャ語(まるで、イタリア語のように聞こえる)も、それから召使の使う中国語まで出てくる。国際的。しかし、字幕では表示されることはない。冒険譚の始まりに違いないが、画面は重厚で、濃密な空気で満たされている。フェランは、ゴッホがアルルで描いた(アルジェリアからフランスに来た)「ズアーヴ兵」に少し似ていた。
次の中間部分では、最初の劇中劇に出演していた人気俳優フリオが撮影途中に失踪し、その監督を務めていたフリオの親友でもあるミゲル・ガライが探して突き止める話が続く。失踪してから行方の知れないフリオを探す2012年のテレビ番組に、ミゲルは協力することになる。ミゲル自身も、フリオがかつて付き合っていた恋人や、彼の娘を探し出し、話を聞いて回るものの、大した収穫は得られず、グラナダ海岸の自宅に戻る。この部分は、まるでテレビドラマのよう。カメラも対象に近い。ミゲルがフリオの失踪する時の姿を想像するところが出てくる。そこだけはモノトーンで、幻想的。
驚いたことに、フリオの失踪を追った番組を見た視聴者から通報があり、ミゲルの自宅から遠くない海辺の修道院付属の高齢者施設にフリオはいるらしいことがわかる。彼は記憶を失ったまま、器用だったのか、漆喰塗りやら、車椅子の修理など、施設のお手伝いをしている。医師の診断により、彼は慢性のアルコール中毒による健忘と知れる。むしろ、それは放浪の結果に違いない。彼は、船に乗り込んで、世界を回っていたようだ。
最後に、ミゲルは、施設でいつもタンゴを口ずさんでいるためガルデルと呼ばれているフリオに、彼の娘も連れて、半年前に閉鎖されていた映画館に頼みこみ「別れのまなざし」の完結部分を投影してもらう。その中で、フリオ(フランク)は、上海からジュディスを連れてきてフェラン(Mr. Levy)に会わせていた。この場面、場内からはすすり泣きの声も聞こえた。さて、フリオは自分を取り戻したのだろうか。
私は、この映画全体が、ビクトル・エリセの自伝なのだろうと思った。彼が作りたかった映画の一部の再現と、彼の日常の暮らし。さまざまな事情が介在して、エリセの多くの長編映画の制作はうまくゆかなかった。トリスト・ル・ロワ邸や、上海への冒険譚はもちろん、フリオの娘が学芸員をしているプラド美術館ですら、その題材であったのかも。劇中劇の部分では、エリセは、フェランの姿に投影されていた。
中間部では、ミゲルの活動は、実はエリセのそれに由来するのだろう。彼の雌伏の時、短い文章を書くことを主な仕事として、トマトを作ったり、漁に出たり、イヌを連れて歩く生活をしながらも、映画のことは片時も忘れなかったに違いない。では、失踪したフリオとは、一体何だったのだろうか。そうか、フリオもまた(ある程度まで)エリセの反映なのかも知れない。自分を見失ったフリオが高齢者施設に引き取られた時、持ち込んだ数少ない身の回り品の中に、日本のホテルのマッチがあった。エリセもまた、世界を放浪したかったのだろう。実際に日本のホテルには来たことがあったようだ。

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詠み人知らず

3.0この物語の流れと同じように、老いというものは静かにやってくるものなのかもしれません

2024年2月21日
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鑑賞方法:映画館

単純

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Dr.Hawk

4.0エリセ監督の本作に奇跡は起こったのだろうか?

2024年2月21日
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泣ける

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どどんぱ

0.5静か過ぎる3時間

2024年2月20日
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鑑賞方法:映画館

ごめんなさい!
2ヶ月ぶり『枯れ葉』以来久々にやっちまいました!気付けば9割方寝ちゃってたタイムリープ!!
前前日一睡もしなかったための睡魔で映画が悪いわけではない!(と思う!!)

ただ、睡眠不足でなくても入眠誘いの儀式に思えそうなほどの静かな映画。『ファーストカウ』みたいな静けさ。(あたしの中で1番の静か映画体験となった『ロマンスドール』よりは音あったかな。)
今回は便宜上の星0.5として機会があればもう一度リベンジ試みます🙏

ワンちゃんはめっちゃ可愛い😍

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らまんば

3.5今でも映画は奇跡を起こせるか

2024年2月20日
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ビクトル・エリセ監督の久々の長編作品。「ミツバチのささやき」の日本公開から約40年、前作「マルメロの陽光」からも約30年たち、突然の新作発表ということで、まず驚いた。忘れていた懐かしい名前を思い起こされたような感じ。
冒頭の映画内映画から、屋内の二人での会話シーンが静かにゆったりと続き、つい眠気に襲われる。含意のあるセリフが続くが、ところどころ聞き飛ばしてしまった。しかし、後半、探していた友人らしき人物がいると知らせが入ってからは、一気にサスペンスフルになり、登場人物の一言一言、ふるまいの一つ一つに目と耳を集中させるようになる。
編集者のマックスが「ドライヤーが死んでから、映画の奇跡はなくなった」といったことを言うが、ラストの映画館のシーンは、ゴダールの「女と男のいる舗道」でアンナ・カリーナがドライヤーの「裁かるるジャンヌ」を観ながら涙する、あの有名なシーンを思い起こさせる。
今、この時代でも映画は奇跡を起こすことはできるのだろうか。エリセ監督は、この作品でそう問いかけている気がする。しかし、この作品にアナ・トレントが出演し、あの決定的な一言を口にするということも、十分に奇跡的なことだと素直に思える。
ただ、前半の冗長さと後半のやや性急なところをうまく中和させて、作品全体として調和したトーンになっていれば、大傑作となっていただろうに、と残念な気持ちもある。

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山の手ロック