陰陽師0のレビュー・感想・評価
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零ではなく0なのね、、、
基本的に話題作の最初の、って感じの「ゼロ」や「ファースト」って美味しい企画なんだろうけどさ、難しいよね。
今回もメインストーリーは「犯人は誰だ?!」っていうミステリー路線で、いわゆる「呪術」はアイテム化してる印象。安藤政信を犯人と思わせるミスディレクションも引っ張りすぎのような、、、
映画そのものは面白かったけど「陰陽師」ってタイトルが適正だったのかな?とは思う。別に安倍晴明でなくても成立しちゃうしさ。
山崎&染谷のコンビもいわゆる「ホームズ&ワトソン」の関係で、そこからシリーズ化の薫りがするよねぇ
奈緒のお姫様が綺麗だったのが印象的だったけど、女性の恋愛観は現代的なような気がした。
という良くも悪くももやもやが残ってしまった。「陰陽師」ついてなければもう少し評価上がったかもなあ
剣を持たない山﨑賢人さん
今年の始めにゴールデンカムイを観てから、この方が出演されている映画は、観てみたいなぁ…と思うようになり、「陰陽師0」を観ました。
やっぱり、この方を起用される作品は、ハズレがないなぁ…というのが正直な感想です。
とにかく、着物姿の山﨑賢人さんの色気がダダ漏れで、こんなに着物姿が似合うとは思っていませんでしたし、それなのに何故時代劇のオファーがないのか不思議だなと思う。
また、剣を持たないアクションも新鮮で、その動作一つ一つがとても他の映画に無いものを感じることが出来ました。
あとは、圧巻の映像美、美しくて美しくて引き込まれるし、これがアカデミー賞を受賞した制作会社の力量かとビックリしましたし、また安倍晴明が実在した時代のことは、全く知らないことの方が多いのですが、とても興味が湧いてきました。
ちょっと難しかったけど、続編あったらいいなぁ…。
龍、多めの登場。
若き日の安倍晴明の魅力いっぱいの映画である。陰陽師となって権勢をふるう前の、生意気で我が道を行くという感じがとてもよい。陰陽師というのは、よく分からない存在であったが、この作品を見て何なのかを実感することができた。単なる祈祷師や占い師というよりも、科学者のようである。天文学や生物学、医学から心理学まで精通する科学者である。一方で人知では解明できない精霊や物の怪の類を操ることのできる特殊能力の持ち主とも言える。現代よりもずっと「呪術」が身近にあった時代の物語であり、「呪術」の世界に身を置く晴明はとてもかっこいい。VFXで何匹も龍が出てくるが、とても迫力あるシーンになっている。
ストーリー的には、晴明と貴族の源博雅がコンビとなって、事件を解決していくのが楽しい。本来なら、身分的に大きな差があるはずなのに、対等なバディとなっていく所がとても好ましい。元斎王の女王と博雅の恋愛事情も平安時代の雅な感じが出ていてよかった。
陰陽師になる気はなかった晴明が、これから陰陽師として活躍するのを予感させる終わり方である。その意味でこの作品は、晴明の原点「陰陽師0」と呼ぶにふさわしい。
ぜんぜん面白い
総論
探偵フェーズ+呪フェーズ なかなか よい。
途中、幻術なのか、呪なのか、よくわからないところもあったが、それはそれで面白かった。そんなに話題になった感はなかったが、自分的には国産映画としては十分に及第点。見て良かったと思った。
続編があってもよいような気もしました。
余計な突っ込み
①安倍晴明(山崎賢人)が、信(キングダム)に見えた。仕方ないか。。。
②源博雅(染谷将太)&徽子女王(奈緒)も、いい味を出していた。
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
最大のスクリーンで観たかった
流石映像はよかった(若干ハリーポッター臭はしたけれど)。ファンの方々には大変申し訳ないけれど 山崎賢人氏じゃないかなー。もっと声が張れる俳優がいいなーと。歌舞伎役者さんとか。野村萬斎氏のイメージが強いせいだと思う。あくまで個人的な好みでもある。山崎賢人氏を見せる為の映画に仕上がっているのを危惧してたけれど安心した。
現代人の骨格では仕方ないのかもしれないけれど衣装の着崩れが気になった。実際位の下の人はあんな感じだったのかもしれないけれどね。衣装の着方だけでなく平安期を描いているわりには特殊映像以外の場面での「雅感」が少なかったのが残念。年長組が「濃い」せいもあるかな…。あくまで個人的な好みたけれど(笑)。
原作を読んだのは20数年前数冊程度。あぁこのふたりはここからなのかと納得。だから「0」ね。
続くね。観るよ。劇場で。
映画陰陽師シリーズの中では1番よかった
晴明と空海、夢枕に立つ
いや空海じゃなくて博雅ですけども笑 夢枕獏という事でどーしてもアレを思い出してしまうのです。アレはアレでボチボチ好きです。呪術(魔法)バトルものみたいな想像をされている方が多そうで引っ込む方もそこそこいそうだけども、勿体ない。これは良いものです。やる気のないホームズと人柄と楽器だけのワトソンの平安サスペンス。サントラも抜群だし、何よりも冒頭で登場するダンブルドア軍団(陰陽博士達)の圧の強さたるや。笑っちゃったし、その段階で「勝ったな」って思いました(何に?)。邦画特有のメロウシーンの引っ張り過ぎが少しだけ好みではなかったのだけれども、大切なシーンなのであれはあれで良いし、あれで皆がワトソンを好きになる事でしょう。続くのかな?コスプレ感もギリギリセーフだったので、この雰囲気で何作か観てみたいものです。
新たな「陰陽師」のはじまり
極上のエンターテイメント!
山崎賢人がいい!
以前、野村萬斎主演の「陰陽師」シリーズを観ました。立ち振る舞いや所作は、さすがに狂言役者。とても美しかった。しかし、攻める演技とでも言いましょうか…「やったるぞ!」感がとても強かった記憶があります。
それに比べ山崎賢人は…飄々として…人を食った感じが素晴らしい。若かりし安倍晴明はこんな感じだったんだろうな…と素直に思わせてくれます。
源 博雅役の染谷将太もいい!以前の映画では伊藤英明が博雅役でしたが…どうしてもガタイがでかいので…強そうなんですよね。情けなさ…は圧倒的に今回の博雅の方が、うまく表現できていたと思います。
VFXを駆使して、今どきの「陰陽師」を表現できたこの映画は、陰陽師に関する知識がない人でも、純粋に楽しめる優れたエンターテイメントと言えると思います。続編が期待されますぞ(^^♪
ちょっと眠くなっちゃったな…
ストーリー自体は面白いけど韓流っぽい・・・?★3.2かな
夢枕獏先生の原作は読んだことがないものの、野村萬斎さんの陰陽師と中国で作られた陰陽師作品を2つほど観たことがあるが、安倍晴明の学生時代にスポットを当てていることと陰陽道が実際は呪術などではなく催眠術の応用?であるという設定は中々他の陰陽師作品で見たことがなくて面白かった。
カラフルで派手な映像も山崎賢人さんを好きな若い世代にはウケると思う。
脇を固める役者もしっかりしたベテラン俳優が多くて見応えはあった。
ただ、奈緒さん演じるよしこ女王の衣装が気になった。
平安時代の装束を詳しく知らないからなんとも言えないけれど最初みたときは韓流?と思った。
平安時代の女性貴族は十二単とかのイメージなのであの衣装は果たしてあれで正解なのか奈緒さんが映る度にそれがずっと気になって集中できなかった。
あと個人的に奈緒さんはあの役あんまり合っていなかった?と感じた。
春になったらの方が全然いい演技をしていたと思う。
楽しい娯楽作品
平安時代、京の一角に政(まつりごと)での決め事や
行事の吉凶を占うための役所として
また、の陰陽師を育生する学校として
陰陽寮と言う役所があり
その中の少々変わり者の学生が
若きの日の安倍晴明。
そこへ公家の源博雅が、思いを寄せる元の斎宮の宮が
何かの不可解な力に取り憑かれていると
助けを求めてやってくると言う出だし。
夢枕獏氏の全面協力のもとに作られた完全新作。
以前のバージョン、野村萬斎版の晴明が大好きだったので
楽しみにして観てきました。
もちろんVFXやアクションも旧作より
今の時代に合わせて派手めの楽しい映画となってました。
で、月に8回くらい映画館で映画を観る
中途半端な映画好きとしては
安倍晴明はまだ学生と言う設定なので
小説に出てくる蜜虫は登場しなかったけど、
安倍晴明の掴みどころの無さや
「源博雅、よき男(お人よし)」感はよく出てて
そこは楽しかったです。
物語の初めに陰陽師に関する説明が割と丁寧に
織り込まれていて、ファンタジー世界に
入りやすい感じになってました。
たまたま、今NHKの大河ドラマで同じ平安時代が舞台の
「光る君へ」を放送しているため
正直、衣装や調度品などがやっぱり大河ドラマは
お金かかってる感が強くて
そこを比べる対象では無いことは重々承知なのですが
どうしても見比べてしまいます。
特に元の斎宮の宮やそのお付きの女房たちの衣装や髪型が
なんか観てるうちに、韓国王朝物に観えてしまって
この監督さんなりの「なんちゃって平安京」だから
そんなに厳密に再現しなくても良いのだけど、少し残念。
あと、村上虹郎、筒井真理子の無駄使い感が〜〜
勿体無い(笑)
野村萬斎の陰陽師のイメージが強いからか…
思った以上の出来栄え!驚きます。
陰陽師版【インセプション】
期待値をしっかりと超えてきた
私自身、日本古代史が大好きなので、このタイトルだけで映画への期待値は高く位置づけられてしまったのですが、それを易々と超えてきたことに度肝を抜かれました。
陰陽師という現代においてあまり現実的ではない存在を、世界観を崩さず、整合性がとれた設定に落とし込んでおり、また登場人物の心情や細かな描写も上手く作りこんでいられて、制作の腕に感嘆せざるを得ませんでした。
歴史を多少かじってる人間にとっては知っている逸話がぽろぽろ出てくるし、CGを用いた派手なアクションにも大興奮。
あまり難解というわけでもなく、事前知識がなくとも楽しめるだろうし、それでいて台詞が現代語に翻訳されて尚雰囲気を台無しにしない。
演者さんの演技も一流で、キャラクター、演技、構成どれをとっても高水準の映画に仕上がっています。
後の世に最強の陰陽師と謳われた安倍晴明の若き時代の姿を描いた作品です。登場人物の名前や世界観を理解しながらの鑑賞が少し大変でしたが呪術の描写が綺麗です。
劇場での予告でこの作品を知ったのですが、
主演は誰かと思ったら山崎賢人。
” 体力とスケジュール大丈夫なのか?”
というのが率直な感想でした。・_・;
というのも、
長いシリーズになりそうな予感がする他の作品に既に2本
出演している(※)からな訳ですが、この作品では一体
どんな役なのか興味もあったので鑑賞することに。
(※他2作は「キングダム」と「ゴールデンカムイ」 )
さあ鑑賞開始。
時代は平安時代の中頃。10世紀の後半?。
現代まで「最強の陰陽師」としてその名が伝わる人物の、
大成する以前のお話が描かれます。 ・_・
以下、主な登場人物。
安倍晴明(山崎賢人)陰陽寮の学生。父も陰陽師だったが…
源博雅 (染谷将太) 醍醐天皇の孫で源氏。龍笛の名手。
徽子女王(奈緒) 皇族で元伊勢斎宮。源博雅の従姉妹。
賀茂忠行(國村隼) 陰陽博士。晴明の師であり育ての親。
藤原義輔(小林薫) 陰陽頭。陰陽寮のトップだが更に上を…
惟宗是邦(北村一輝)天文博士。次の陰陽頭を狙っている…?
身分制度の厳しい平安の貴族社会。
天文や呪術をもって朝廷につかえるのが陰陽師。(たぶん)
その陰陽師の集団にもピラミッド構造の上下関係が…。
陰陽寮に属するほとんどの学生は、上を目指して日々の
修練に励んでいるのだが、一人だけ例外がいるようだ。
例外の男が安倍晴明。
彼ひとりだけは、陰陽師の地位に興味を示さず無関心。
まだ年若いのだが、「変わり者」「キツネの子」などと呼ばれ
人との付き合いを避けているかのような感すらある。 ・_・フム
ある日、その晴明を尋ねてくる一人の男(源博雅)。
源氏の姓を名乗るこの男、身分的には晴明より遥かに上。
だが晴明には身分など興味のない事。
” 力を貸してくれ ” との依頼をその場で断る。 返事早っ
” 自分の事ではない
徽子皇女様が困っているのだ ”
何事が起きているのかを聞くや目が輝き出す。 切換早っ
” 面白い 力を貸そう”
興味が無い事には無関心だが、怪異の仕業かと思われるような
事件には無関心でいられない性格のようだ。
かくして、徽子皇女の周囲で起きている怪しい事象
” 琴の弦が金色に光り、切れていく ”
その解明にあたる晴明(と博雅)なのだが…
◇
物語はこの後、複数の事象にスポットが分散して展開します。
・晴明の親を殺した真犯人の究明 (晴明の記憶も曖昧…)
・博雅と徽子皇女の秘めた恋心 (博雅くん 頑張って)
・帝から徽子皇女への召し出し (=妃にという事 ・_・;)
・学生の一人が事故死(呪符も) (晴明に犯人の濡れ衣…)
そして
徽子皇女が金色の龍にさらわれてしまう。 わぉ
精神世界の奥深くに、博雅と共に入り込む晴明。
博雅の姿が見えなくなり一人になった晴明の前に現れる「親殺しの犯人」。
憎しみの炎が燃え上がる。
次第に大きくなる炎に我が身をも焼きながら、犯人を追う晴明。
炎が大きくなり、憎しみにとらわれたままの晴明。
このままでは…
そのとき聞こえてきた笛の音。
正気を取り戻す晴明。
博雅の奏でる「龍笛」の音色が晴明の窮地を救った。
” 自分を含めて学生全体をワナに落とした犯人がいる ”
冷静さを取り戻した晴明の逆襲が始まる。
そして…
◇
こんな感じでお話は進みます。
画面上で起きているストーリーは何とか理解可能です。
ですが
鑑賞後に作品を振り返ってみると
「この作品は一体どんな内容のお話だったのか」
それがどうにも霞みぼやけた印象になってしまっているように
感じました。言い換えると、作品の「柱」となるモノが希薄
なのかも知れない。そんな気がしています。 *_*
主役は安倍晴明。それは間違いないと思うのですが、
晴明のエピソードが余り印象に残っていない …というか
むしろ博雅のエピソードの方を覚えていたり…。
色々と盛り込みすぎなのかも、とも感じました。
コース料理を頼んで全て出てきたのに何か物足りなくて
” あれ? これで終わり? ” …となったような感じ。
※例えがエラそうに聞こえたらゴメンナサイ。 ・-・;;
コース料理のなんたるやを知らないだけです。・-・;;
カレーにラーメン大好きな根っから庶民です。・-・;;
あ、もう一つ。
導入部が説明臭かった気がしました。ですがこれは
「陰陽師とは?」を余り知らずに観た者(自分です)
にとっては有難かったのも事実な訳なので、うーん。
…この手の作品は、作り方が難しいです。
◇あれこれ
■五行・風水・地脈etc
陰陽師の登場する作品で良く見かける単語との認識
なのですが、理解が遠く及びません ?_?;
この作品では「火の龍」や「水の龍」が登場しましたが
映像表現はとても綺麗で見応えがありました。
※ゴギョウ と聞いて ” ハコベラ ホトケノザ ” と口にしたく
なるのは私だけでしょうか。。 ・_・(春の七草♪)
■源博雅と徽子皇女
心の深いところで繋がっていれば、誰に嫁いでも同じこと。
… という納得の仕方をして、帝に嫁ぐ覚悟を決めた博雅と
徽子皇女の二人なのですが、正直なところ、納得しがたいもの
を感じてしまいました…。
それでは帝が気の毒…。かと。
(もしかして平安の貴族社会は、その辺りを簡単に割り切るもの
だったのでしょうか)
■嶋田久作
陰陽師の一人として出演しているのを観て、嬉しくなって
しまいました。
” 魔人加藤を発見 ” ←違います ☆
” 転生していたのか ” ← 時間逆流です ☆☆
活躍する場面がほとんど無かったのが少し残念。・_・
(「帝都物語」公開から36年経つのか としみじみ)
◇最後に
安倍晴明は和紙でできた札に術をかけ、式神を使役していた
とされ、そのような場面は色々な作品で描かれているかと
思います。 ・_・ハイ
思えば映画のチケットも、「観る者を別の世界へと誘う」術の
かけられた「魔法の札」なのかもしれません。
☆映画の感想は人さまざまかとは思いますが、このように感じた映画ファンもいるということで。
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