陰陽師0のレビュー・感想・評価
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美しくエキゾチックなファンタジー
冒頭からなかなか惹きつけられる。とくに、最初のナレーションの誘導に上手く乗せられた。
そして物の質感のおもしろさや舞台の古典的な美しさがよかった。
また、ベテランの俳優さんたちが醸す重厚感の一方、メインキャラたちの初々しさ、親しみやすさが新鮮で、互いに引き立て合って印象に残る。
さてストーリー。もともと曖昧な分野なのだろうから、この映画のように大胆で誇張された内容でも、そして、現実的に人間にはこういう面は少なからずあるのだろう、という視点に立てば結構、侮れないものがある。
徽子女王と源博雅の純愛ぶりは、今どきかえってかえって新鮮で素敵だった。後味が良い。
CG部分がちょっと…などと意識することなく楽しめるから、VFXがかなり上手くできているのだな、と思った。
細いところまで観察に耐えるところが個人的にとても気に入った。
例えば、学生たちの着物が色々で、ボロだったり、ボロでなくてもシンプルで質素だったり、こいつはちょっと金持ちの息子っぽいな?とわかったりで、そんなところが、なかなか楽しい。
なかなかの映像美
主人公2人以外が雑な扱い
CG迫力がすごい
映画館・レンタルDVDで見て、よかったです。
陰陽師についての説明がときどきあり、この世界観がとてもわかりやすかった。
山崎賢人が演じた安倍晴明が綺麗で、すばやいアクションもとても恰好よくて、
相棒・博雅のキャラも魅力的でした。博雅と徽子女王とのロマンスも良かった。
陰陽師1・2(特に1が…)も好きですが今回の0も想像以上によかったです。
映画館で観て、レンタルDVDでも見れてとてもよかったです。率直な感想です…
比較してはいけない。けれど2001年、2003年作が強い。
基本的にあまり比較行為が好きではないため、別物として鑑賞し判断することが多いのですが、今回ばかりは野村萬斎さんと伊藤英明さんの陰陽師のイメージが強すぎたため物足りなさを感じてしまいました。
というのも私の場合幼い頃に母の影響で映画館で2001年の陰陽師、2003年の陰陽師Ⅱを鑑賞しており、未だに一年のうちに何度も見てしまう程好きな作品の一つなので、どうしても前作がチラついてしまうんですよね。
シンプルに2001年、2003年作品は内容も筋が通っていて当時幼かった私にも分かりやすく面白かったんです。
今回の陰陽師は過去作とは繋がっておらず完全オリジナルストーリーであることを大前提とした上で、何が伝えたいのかがいまいち分からず……
きっと盛り上がり所であろうシーンもなんだかあっさりしていて、これで終わり?といった感じでした。
昔のほうはおどろおどろしい感じが魅力でしたしね。
後は安倍晴明は野村萬斎さんが、源博雅は伊藤英明さんが本当に適任だったんだと思います。
イメージが定着しているとどうしても超えられない壁があるんだなと今回非常に強く感じました。
しかし一方で映像は美しかったです。
アナログが好きな自分にとってはやはり昔の粗っぽい感じが好きですが、今だから成せる映像美もあって良かったです。
なんか変な映画だった
2001年、「陰陽師」は夢枕獏の小説、次に漫画も読み万全の態勢で映画館に向かい公開したばかりの映画「陰陽師」に臨みました。野村萬斎の安倍晴明、伊藤英明の博雅がこれ以上ない程の適役で平安京の闇が効いてました。そして小泉今日子の役、ずるーい!と羨ましく思ったことが今でも頭に残ってます。
だからなんなんだ、この陰陽師は?
修行中の身とはいえ、山崎賢人くんはキングダムとゴールデンカムイでダイエットしたり筋肉つけたりとお疲れではないかと心配になった。あまりに細くなって本人とわからない程の面差し、フラフラして倒れそうでへんてこりんの着物着せられて可哀想でした。CGに全部任したー!染谷将太演じる博雅はまだ少しマシだったかなあ。でも頭に何をつけてるの?と思いました。
奇妙な色彩、奇妙な着物に髪飾り、やたら明るくオープンな空間、やたら今風の軽い話し方に倒れそうになりました。自分の気持ちを相手に伝えるのに真正面から面と向かって相手の顔見てって、今でもなかなかできないことだと思うのに・・・。台詞まわしというか発声そのものも何か変でした。
映像はキレイだったな〜
陰陽師は本で読んでいて、あの世界観がとても好きです。過去にも萬斎さんや稲垣さんなどが映像化しておられましたが見ていません。私の中では、魔法使いではなく、人間界とあの世を結ぶ、間のモノたちと、交流するというイメージ。この映画は少しファンタジーが過ぎているように思いました。でも、そんなイメージもあっていいでしょうね。
この物語の映像化は、目には見えないけれど、確かに存在しているモノを、見える形に、こんな色をつけて可視化しましたということになる。この作品では、花を散りばめたり、龍を昇らせたりしていましたね。こんなファンタジーに色つけても、一つの正解でしょう。
私だったら、花や龍といった具体的な事物であらわすのではなく、もっと空気を形にしたいかな。方法は思い浮かばないけれど…
まずまず。
設定の確かさと奈緒さんの演技の一貫性で面白い作品に
(完全ネタバレですので必ず鑑賞後にお読み下さい!)
主人公・安倍晴明(山崎賢人さん)と藤原義輔(小林薫さん)ら陰陽師たちのやり合いの派手さは、規模の大きいCG描写もあり、さすがにやり過ぎでは?‥とは思われました。
陰陽師たちの地位を得たいという争いの要因も、ありがちと言えばそうで、もう少し深みある争い背景描写も必要には感じました。
ただ、陰陽寮の内部でのやり取りや、陰陽師に関わる設定はしっかりしているように伝わり、説得力は個々場面で感じられました。
それがこの映画を最後まで心が離れずに観られた一つの要因にも思われました。
加えて、徽子女王(奈緒さん)の源博雅(染谷将太さん)への想いの一貫性が、この映画に大きな柱を貫いて作り上げているように感じました。
徽子女王の源博雅への想いは、演出も相まって華やかで美しく、徽子女王を演じる奈緒さんの演技も深さのリアリティがあって、映画に説得力をもたらしていたと思われます。
主人公・安倍晴明の両親の死のエピソードがもっと深く描かれていればさらに感動的な面白さは増したとは思われながら、作品としては十分面白い作品だったと思われました。
ファンタジーなのか
ファンタジー要素強めかな。
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