陰陽師0のレビュー・感想・評価
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悪くはないが物足りない
映像は綺麗でストーリー展開もそつなくこなしており、出演者の演技もまずまずで、最後までいやにならず見られたけど、いい映画を観たという満足感はなかった。まず、ストーリーが平凡で意表を突くところがなくワクワクしない。あと、VFXは綺麗なんだけど、明るくアニメチックなのでおどろおどろしさが全然なく、雰囲気が軽すぎる。少年少女向けのファンタジーではなく大人がターゲットなら、「陰陽師」から想像する奇怪で重厚さのある雰囲気が欲しい。
ファンタジーと思えば
異世界ファンタジーとして見れば、面白いんじゃないかな。岡野玲子の陰陽師を愛する私には酷い映画に思えたけれど。すごい綺麗ではあるけれど、時代考証ゼロじゃん 部屋に敷き詰められた花びらがゴミにしか見えなくて困った
染谷将太さんの源博雅は、浮世離れした世間知らずの坊ちゃんぽさでとてもいいと思いました。
セリフ回しは陰陽師
どうしても原作の夢枕獏原作陰陽師視点で見てしまうと源 博雅が博雅してなくてキモく感じてしまう。
セリフ回し博雅なんだけど何かナヨナヨしている。
晴明が知担当の分博雅はでかい強い素直っていう感じのキャラでいて欲しかった。
論理的説明は雑味
0と付けたのは安倍晴明が皇の陰陽師になる前の修業時代の前日譚の意でしょう。監督・脚本の佐藤嗣麻子さんはゴジラー1の山崎貴監督の奥さんだからタイトルの0も影響かな、加えて本作のVFXは山崎監督の白組担当、幻想シーンはお見事でした。
ただ、そこそこ、面白かったものの脚本に難、陰陽師といえば晴明が魔物と闘うシーンが見どころなのに、真実と事実は違うといちいち心理学者のような解釈を外付け、まるで陰陽師は人に幻覚を信じ込ませる催眠術師のような論理的説明は雑味にしかなりません。
劇中で、描かれるエピソードは全て幻覚と言い切るから観ている方は白けるでしょう。
映画なのだからフィクションと割り切り、ハリーポッターのような魔法エンターテインメントに徹して欲しかった。
若い安倍晴明
美しくエキゾチックなファンタジー
冒頭からなかなか惹きつけられる。とくに、最初のナレーションの誘導に上手く乗せられた。
そして物の質感のおもしろさや舞台の古典的な美しさがよかった。
また、ベテランの俳優さんたちが醸す重厚感の一方、メインキャラたちの初々しさ、親しみやすさが新鮮で、互いに引き立て合って印象に残る。
さてストーリー。もともと曖昧な分野なのだろうから、この映画のように大胆で誇張された内容でも、そして、現実的に人間にはこういう面は少なからずあるのだろう、という視点に立てば結構、侮れないものがある。
徽子女王と源博雅の純愛ぶりは、今どきかえってかえって新鮮で素敵だった。後味が良い。
CG部分がちょっと…などと意識することなく楽しめるから、VFXがかなり上手くできているのだな、と思った。
細いところまで観察に耐えるところが個人的にとても気に入った。
例えば、学生たちの着物が色々で、ボロだったり、ボロでなくてもシンプルで質素だったり、こいつはちょっと金持ちの息子っぽいな?とわかったりで、そんなところが、なかなか楽しい。
なかなかの映像美
主人公2人以外が雑な扱い
CG迫力がすごい
映画館・レンタルDVDで見て、よかったです。
陰陽師についての説明がときどきあり、この世界観がとてもわかりやすかった。
山崎賢人が演じた安倍晴明が綺麗で、すばやいアクションもとても恰好よくて、
相棒・博雅のキャラも魅力的でした。博雅と徽子女王とのロマンスも良かった。
陰陽師1・2(特に1が…)も好きですが今回の0も想像以上によかったです。
映画館で観て、レンタルDVDでも見れてとてもよかったです。率直な感想です…
比較してはいけない。けれど2001年、2003年作が強い。
基本的にあまり比較行為が好きではないため、別物として鑑賞し判断することが多いのですが、今回ばかりは野村萬斎さんと伊藤英明さんの陰陽師のイメージが強すぎたため物足りなさを感じてしまいました。
というのも私の場合幼い頃に母の影響で映画館で2001年の陰陽師、2003年の陰陽師Ⅱを鑑賞しており、未だに一年のうちに何度も見てしまう程好きな作品の一つなので、どうしても前作がチラついてしまうんですよね。
シンプルに2001年、2003年作品は内容も筋が通っていて当時幼かった私にも分かりやすく面白かったんです。
今回の陰陽師は過去作とは繋がっておらず完全オリジナルストーリーであることを大前提とした上で、何が伝えたいのかがいまいち分からず……
きっと盛り上がり所であろうシーンもなんだかあっさりしていて、これで終わり?といった感じでした。
昔のほうはおどろおどろしい感じが魅力でしたしね。
後は安倍晴明は野村萬斎さんが、源博雅は伊藤英明さんが本当に適任だったんだと思います。
イメージが定着しているとどうしても超えられない壁があるんだなと今回非常に強く感じました。
しかし一方で映像は美しかったです。
アナログが好きな自分にとってはやはり昔の粗っぽい感じが好きですが、今だから成せる映像美もあって良かったです。
なんか変な映画だった
2001年、「陰陽師」は夢枕獏の小説、次に漫画も読み万全の態勢で映画館に向かい公開したばかりの映画「陰陽師」に臨みました。野村萬斎の安倍晴明、伊藤英明の博雅がこれ以上ない程の適役で平安京の闇が効いてました。そして小泉今日子の役、ずるーい!と羨ましく思ったことが今でも頭に残ってます。
だからなんなんだ、この陰陽師は?
修行中の身とはいえ、山崎賢人くんはキングダムとゴールデンカムイでダイエットしたり筋肉つけたりとお疲れではないかと心配になった。あまりに細くなって本人とわからない程の面差し、フラフラして倒れそうでへんてこりんの着物着せられて可哀想でした。CGに全部任したー!染谷将太演じる博雅はまだ少しマシだったかなあ。でも頭に何をつけてるの?と思いました。
奇妙な色彩、奇妙な着物に髪飾り、やたら明るくオープンな空間、やたら今風の軽い話し方に倒れそうになりました。自分の気持ちを相手に伝えるのに真正面から面と向かって相手の顔見てって、今でもなかなかできないことだと思うのに・・・。台詞まわしというか発声そのものも何か変でした。
映像はキレイだったな〜
陰陽師は本で読んでいて、あの世界観がとても好きです。過去にも萬斎さんや稲垣さんなどが映像化しておられましたが見ていません。私の中では、魔法使いではなく、人間界とあの世を結ぶ、間のモノたちと、交流するというイメージ。この映画は少しファンタジーが過ぎているように思いました。でも、そんなイメージもあっていいでしょうね。
この物語の映像化は、目には見えないけれど、確かに存在しているモノを、見える形に、こんな色をつけて可視化しましたということになる。この作品では、花を散りばめたり、龍を昇らせたりしていましたね。こんなファンタジーに色つけても、一つの正解でしょう。
私だったら、花や龍といった具体的な事物であらわすのではなく、もっと空気を形にしたいかな。方法は思い浮かばないけれど…
みんな大好きな式神を駆使して
何か色々とやるんだけど、麻薬か幻覚剤( うろ覚え )を調合して式神の幻を見せたと説明するシーンがあるんだけど、そこはさぁ、紙を切っただけの物が実際に動いていた事にして欲しかったなぁ?夢見させてよぉー?
外に出て何かデカい化け物と戦う( やっぱりうろ覚え )シーンとか、廊下を駆け回る化け物とかのVFXのシーンは心燃えたから良かったけど。式神使いは、トリックを使うのではなく超能力を使って欲しかった。
小学生の頃から「 オカルト雑誌 ムー 」 を愛読してた身としては式神使いの扱いがちょっと愛が無いと思いました。夢枕獏の原作小説もこのような感じだったんでしょうか?陰陽師は超能力者であって欲しかったなぁ...。以上、オカルトマニアの愚痴でした。
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