陰陽師0のレビュー・感想・評価
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「闇が闇であった時代」の闇の怖さが感じられない
いくら「なで肩」を強調しても、傲慢な「俺様」キャラが「キングダム」や「ゴールデンカムイ」のそれと似通っていて、やはり、「またしても山崎賢人」感は否めない。
ストーリー的にも、琴の弦を切る光の龍を退治したかと思ったら、得業生の殺人事件が発生し、このまま犯人探しのミステリーになったら面白いかもと思っていたら、女王の連れ去り事件と、彼女を追った先での炎の龍との戦いに突入して、「あれ、いったい何の話だったっけ?」という感じになる。
最後に、ちゃんと、事件の黒幕による説明があるのだが、それでも、どうしてそんなに回りくどいことをする必要があったのかについては、最後まで理解することができなかった。
その一方で、キャラクターの異なる男2人のバディ・ムービーとしては、それなりに楽しめるし、切ない悲恋物語も良いスパイスになっている。
何よりも、「呪術」を、オカルトではなく、暗示や睡眠術のようなものとした設定にはリアリティーが感じられるし、荒唐無稽なスペクタクルも、「深層心理が生み出したモンスターとの精神世界でのバトル」と位置付けることにより、説得力が感じられるようになっている。
ただし、最大の見せ場であるはずのCGが、いかにも作り物っぽい上に、何だかとても安っぽく見えてしまったのは、どうしたことだろう?
せっかく、本家のアカデミー賞を獲得して、「さあ、これから!」という時の「白組」によるVFXなのに、あからさまなCG感と、それに伴うチープな印象が、残念に思えて仕方なかった。
素肌に緋袴?
衣装デザインとヘアメイク、あれでいいのかな。
誰一人として冠と烏帽子が似合ってなかった。
お金かかってるけど、
木下グループどうした。
筒井真理子の役は筒井真理子でなくてもいいし、村上虹郎の役は村上虹郎でなくてもいいし(村上虹郎でなかった方がよかった)、豪華キャストだけどみんなやっつけ仕事みたいな感じで、主役ふたり以外は役に思い入れなんかないんだろうなぁ。
かがやと男性ぶらんこが出てきた時に、あ、これはこういう映画なんだと思った(かがやと男性ぶらんこは好きです)。
いろいろと残念だったけど、山崎賢人はキングダムとゴールデンカムイに集中できるからいいか。
阿頼耶識で晴明と繋がる
ビジュアルはとてもよい。水と花のコントラスト。無意識層で繋がるマトリックスのような仮想現実世界。
色とりどりの花弁が敷き詰まった広間の中で琴を弾く徽子女王。ここのシーンは、ため息が出るほど美しい。
だけど、ストーリーテリングが弱いんだよね。夢枕獏が描く晴明と博雅のバディ感はよく出ているんだけど、怪異を引き寄せてしまう人間の哀しい業を感じることができない。
思い切って現代語でセリフ回しをするのはいいとしても、古語を織り交ぜたりして、平安時代の雰囲気をだすなど工夫して欲しいね。
帝を演じた板垣李光人の妖しい雰囲気には驚いた。このビジュアルを見るだけでもお土産になります。
眠気が来たのではない、阿頼耶識で晴明と繋がっただけ。そう思える作品でございます。
いい意味で予想を裏切ってくれた
陰陽師というと安倍晴明というくらいに有名な
彼が主人公ということで、
面白かったら良いな。くらいの気持ちで
観に行ったが、
映画館で観て満足出来る映像の美しさと
何より染谷さん演じる博雅が絶妙で良かったです。
個人的にはもう少し上の年代の方々がされると
印象もまた違ったのかなと思ったのですが、
これはこれで学生時代を描いたのだと思えば、
ちょうど良かったのかなとも思いました。
陰陽師になる前だからこその、向き合うことなく
才能に溺れないところが、見事に表されていて、
陰陽師ものは見飽きたしな……なんて方にも
新しい視点があるのではないかと。
あと思ったよりもアクションがあり、
そこも大画面で見ると迫力あるもので素敵でした。
いつの時代も、
人の心が一番深く広く
醜美も鮮やかで幅があり、
見えにくくも本質的なところは
変わらないのかなと。
面白い。予想以上。続くねー
超好き。好みだわー‼️設定も話しも登場人物もキャストも。最初から良かった。とにかく面白いし、早く続きが観たい‼️
山崎賢人は凄いね、続編作品の掛け持ち(笑)
余談、最後の金閣寺?のような夜の風景がとても美しく余韻を残しました。
ファンタジーの様な美しい画面
若い役者さんが初々しく、画面もファンタジー満載で、ドロドロしたところもなくとっても良かった。
初回ということで、陰陽の世界や事件のあらましなどしっかり説明してくれて、帰り道の足取りも軽く次回が楽しみだ。
出来たら間合いを早めてくれたら、緊張感がもう少し濃くなるかなぁ
和風しょうゆ味で新しい風を感じた。
( ◠‿◠ )
陰陽師0
平安時代に実在した陰陽師・安倍晴明の活躍を描いたベストセラー小説「陰陽師」シリーズを原作に、晴明が陰陽師になる前の物語を、
原作者・夢枕獏の全面協力のもと完全オリジナルストーリーで映画化。
呪いや祟りから都を守る陰陽師の学び舎であり行政機関でもある「陰陽寮」が政治の中心となっていた平安時代。
青年・安倍晴明は天才と呼ばれるほどの呪術の才能をもっていたが、
陰陽師になる意欲も興味もない人嫌いの変わり者だった。
ある日、彼は貴族の源博雅から、皇族の徽子女王を襲う怪奇現象の解明を頼まれる。
衝突しながらもともに真相を追う晴明と博雅は、ある若者が変死したことをきっかけに、
平安京をも巻き込む凶悪な陰謀に巻き込まれていく。
若き日の安倍晴明を山崎賢人、
源博雅を染谷将太、徽子女王を奈緒が演じる。
「アンフェア」シリーズの佐藤嗣麻子が監督・脚本を手がけ、作家・加門七海が呪術監修を担当。
陰陽師0
字幕メガネマーク 音声ガイドマーク
劇場公開日:2024年4月19日 113分
映像キレイ、だけど。。
原作とかは未読、でも特に迷うことなく楽しかったし、特に無意識の世界(それか意識?よくわからんかった) での世界と陰陽道の描き方は綺麗だった。
もっと晴明が無双するかと思ってけど大掛かりな道術?っぽいのは最後だけ、続編とかではもっと大暴れするのかな。
板垣李光人くんの帝も美しく色っぽかったし
染谷くんのお貴族さまも可愛らしかった
奈緒ちゃんもめっちゃ可愛かった、平安衣装も素敵
小林薫さん大好きだし、北村一輝さんはじめ教師陣の怪しさっぷりも素敵でした。
しかしずっと山崎賢人さんだけ疑問が残り。。
確かに見映えするし、アクションできるし、見たくなる俳優さんではあるんだけどあまりに芝居がナチュラル過ぎて一人浮いてるようにしか見えないんだけど、それでいいんだっけ。。?昔朝ドラで見てた頃からかっこいいけど棒読みさんだな〜とは思っていたけど、印象特に変わらず。。なぜここまで重宝されてるのかよくわからん。。アクション。。?
キングダムやゴールデンカムイみたいな熱血役だと比較的勢いで気にならないけど、今回みたいな冷静な役柄だとただ棒読みしてるようにも聞こえて、もう少し芝居がかった感じにしてくれないと周りとの差が気になるんだけど。。
冒頭に現代語にします、って言ってくれて色々な違和感を除けたけど中でもダントツに現代過ぎに見えて最後まで気になりました。
俳優陣に助けられてるけどなかなかヤバイ
終始少女漫画のような美術やスタイリングで、狙い通りなのか謎ですが違和感が炸裂する陰陽師ワールド。アニメや漫画だと効果的であろう演出が、実写映画だとチープに見えてしまい、全体的に俳優陣の演技でなんとか見ていられる…という感じ。「こうゆうシーンが撮りたい」的な画造から話作りました?ってゆうくらい、一つ一つの画は凝ってるのに効果的に作用していないし、なんなら浮いてる。女王の部屋が花弁まみれなのとか、冠に大きいお花がついてるのとか、これ元ネタあるのかな?不自然に感じてしまいノイズでした…。
アクションもワイヤー感ありまくり、CGバトルも微妙だしちょっとしかない、ストーリーものっぺり、一番の見せ場は予告で観たやつ。
俳優陣豪華なのに最後までつまらなかったです…。山崎さん演じる晴明の所作や指捌きはカッコ良かったし素敵でした。
人の心の闇が晴明を襲う。晴明と博雅の友情がいい。恋が裏(?)テーマ?。(追記)恋愛パートは要らないと言う意見に納得。
平安時代は人とモノノケと鬼が同じ場所空間に住んでいたというナレーションが入る。しかし、今回、安倍晴明(山﨑賢人さん)が戦う相手は実体があるモノノケや鬼ではなく、人の心に巣くう闇。 具体的には嫉妬心が鬼となり呪となって安倍晴明を襲う。
ヒェー(>_<)、鬼やモノノケも怖えーけど、人の心も怖ぇ~と思った。
後半に明らかになるが、結局 帝の何気ないひとこと 「 (天皇専属の陰陽師は) 安倍晴明ではどうか?」 が、陰陽師の総ボス藤原義輔(小林 薫さん)の嫉妬心に火をつける。それが今回の事件の発端。
年功序列か実力主義かという現代にも通じるテーマなのかもしれない。
心の闇は晴明にもあって、それは晴明のパパとママを殺したヤツに対する怒りと恨みだ。晴明が呪で意識の世界に落とされた際には、怒りの炎で晴明も危うくなる。それを間一髪、横笛で救ったのが最近友だちになった先々帝の孫・源博雅(染谷将太さん)。 博雅は最初こそ晴明に、 「お前なんか一生友だち出来ないぞ」なんてこき下ろしていたが、他人が晴明の悪口を言うと逆に「晴明はいいヤツなんだ」みたいなことを言って、一生懸命に晴明をかばう。なかなかイイ奴である。
身分と役職を越えた友情みたいな感じで、なんか青春物語っぽい感じがした。
安倍晴明だから戦いも基本は、結界張ったり、印を結んで呪術で怨霊退散なんて感じなんだけど、演じてるのが何せ山﨑賢人。山﨑賢人と言えば大立回りのアクショでしょう。というわけで、キングダムやゴールデンカムイとキャラが違うので1回だけなんだけど、監督がちゃんとやってくれました。平安調の着物を生かしたアクションが良かった。これこれ、これが見たかったんだよと心の中で大きくうなずく。
平安時代といえば恋を忘れちゃいけない(スッカリ忘れていた)。 描かれたのは、徽子女王(奈緒さん)と博雅の身分違いの禁断の恋。これがまたいいんだ。最初はお互い想いあってるのに口に出さない感じで、見ていて 「なーに中学生みたいなことやってんだ」と思っていた。それに安倍晴明の映画だから、この2人の恋バナはこれ以上広げないと思っていたら違った。ガッツリ描いてて、かなりグッときた。
村上天皇が徽子女王への文を博雅に託したところから、まじラブストーリーの様相を呈してきた。庶民なら自由恋愛がアリだったかもしれない。だけど身分制が厳しい貴族社会の恋となると簡単でないだろう、しかも相手は現職天皇だ。徽子女王への文を頼まれた博雅は断るわけにはいかない。ましてや、自分は徽子女王が好きだから遠慮してくれなんて口が裂けても言えない。一方、村上天皇からの文を博雅からのものだと思ってウキウキ気分で読んだ徽子女王は奈落の底につき落とされる。嘆き悲しみ激怒して博雅をなじる。 「どうしてあなたが持ってくるの、なぜ断らなかったの、どうしていつも皆んな私の気持ちを考えないで勝手に決めるの」。涙ながらに博雅が好きだという徽子女王にワシの心も張りさけそうじゃったヨ。このまま一緒に逃げようと言う徽子女王に、それは出来ないと言う博雅。そんなことは徽子女王も分かってる。2人の悲しみが怒涛のように打ち寄せる。うわー勘弁してくれ、油断した、安倍晴明の映画でこんな展開になるとは思ってもみなかった。それにしても2人が不憫でならん。 → (つづく)
(つづき)
中略 (/--)/ 。 そういうワケで深いところで博雅と繋がってることを知った徽子女王は笑顔になる。そしてその想いを胸に秘め、村上天皇のところへ行く決心をする。自分の身分、境遇をわきまえ、運命にしたがう。結局、想いを寄せる2人が一緒になれないのだから悲恋だとは思うが、奈緒ちゃんが笑顔なので良しとする。
「他の人を抱いていても、心はいつもあなたといるわ」というのも少しコワイ気もするが。
山崎賢人さん、古代中国、明治時代、平安時代といろんな時代に引っぱりダコだと思った。
【追記】2024(令6)/4/27(土)
「恋愛パートが気に入った」とレビューしといてこう言うのも変だが、他の何件かのレビューで 「恋愛パートは無くても良くね?」とか「それよりかもっと陰陽師の活躍や呪術の映像化を見たかった」というのが有って、言われていれば、ああ、そうだな、恋ばな部分は無くてもよかったなと思った。
確かに僕は、陰陽師・安倍晴明の呪術を使った活躍を見たいと思って見に行ったのであって、ラブストーリーを見たくて行ったのではないと改めて思った。
だが、恋愛パートも含めて楽しめたという感想はいまも同じである。
続編が見たいと思った。平安時代って記録が少ないから、フィクションではやりたい放題のなんでも有りだ。 映画監督、小説家、漫画家の腕の見せ所でもあると思う。
だけど、安倍晴明が空を飛んだり、竜の背にのって平安京の上空を飛び回るのだけは取りあえずやめてほしいとは思う。
あっという間にデレ期が来ちゃう博雅。 さしたる派手なシーンも無いま...
あっという間にデレ期が来ちゃう博雅。
さしたる派手なシーンも無いまま、しかしテンポ良く進むストーリー。
晴明の陰陽寮からの逃走シーンが、飛天御剣流を思わせるアクション。
帝役の板垣李光人、ベテラン勢の中だと演技が、ちとアレだな。
「呪」と「意識」。
幼い頃、目の前で両親を殺され狐の子と噂される安倍晴明の話。
徽子の住む屋敷で琴が独りでに鳴り出す怪音と泰家の謎の死から動き出す晴明と、どんな気分の時でも笛を奏でれば憂晴らし出来ちゃう博雅と、その博雅の奏でた音は信じる安倍晴明、平安時代のストーリー。
序盤は人物像の説明、あらすじ的な感じから始まりエンジンのかかりが遅く、ちょっとウトついてしまった。泰家を殺したとレッテルをはられた後の晴明が覚醒した様に身のこなしが素早く屋敷から逃げるシーン辺りから面白くなったかな個人的に。
KINGDOM、ゴールデンカムイとここ数年キャラ者多めな賢人君だけど、たまにはナチュラルな彼の恋愛作品とかも観たいな何て思ってしまってう自分もいて…、数年前に公開された「夏への扉」も個人的には好きなんですけどね!と脱線しちゃったけど、何か続編ありそうな終わり方だし楽しめたから2作目待ってます。
気楽に楽しめる平安ファンタジー
安倍晴明が天皇の陰陽師に任じられるまでの話。
VFXが色鮮やかで、気楽に楽しめる平安ファンタジーだったが、呪術の説明が多過ぎて、やや煩わしかった。基本はファンタジーなので、あまり生真面目に説明しない方がよい。
CGをここまで多用しなくてもよくない?
最後まで観ると納得できる展開なんだけど…
こんなにふんだんにCG使わなくてもいいかな。
なんだか製作費がもったいないのよ。
それより誰が何のためにこんな事を起こしているのかという推理サスペンスに重点を置いて欲しかった。
そうすれば「梟」みたいになったかな?
とにかく美しい呪術エンターテイメント
博雅の吹く笛の音、日本の善き和の音楽、雪の景色、桜の景色、ふわーとスクリーンに広がる花
とにかく音や映像が美しいです!
新感覚の作品
アクションもいい
炎の龍と晴明の戦い、痺れました!
全体的にちょっと難解
全体的にちょっと難解だったな。13:55スタートで、前半のゆったりした展開に睡魔に襲われそうななっていた事もあって、人間関係がほとんど分からないままだったな。
安倍晴明役と言えば野村萬斎が一番先に出て来るし、NHKの光る君へではユースケサンタマリアが演じていて、学生身分の 0 だから山崎賢人でいいんだろうな。染谷将太とのやり取りで後半何となく分かった様な気分になったが、途中では安倍晴明が死体をあばいたりしてたのに中途半端だなと思っていたからね。
まあ醒めた目でもう一度観ないといけない作品だな。
それにしても山崎賢人はこの作品主演はじめキングダムやカムイ外伝など長編物も含めて大当たりだね。
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