犯罪都市 NO WAY OUTのレビュー・感想・評価
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豪快な鉄拳アクションに相変わらず胸がスカッとする快作
お馴染みマ・ドンソクが、極悪犯罪人たちやその組織に怒りの鉄拳を喰らわす武闘派ポリスアクションも今回でシリーズ第3作目。プロレスラーのような体格から発せられる重量感たっぷりの身のこなしは相変わらず迫力満点で、かと思えば職場の仲間と阿吽の呼吸でワイワイやりながら、凶悪事件の合間に巧妙な笑いが挟み込まれていく。こうして織りなされる緩急のリズムがたまらない。作り手側も観客がこのシリーズに何を期待しているのか十分に理解しているようで、本作はもうキャラ紹介や小難しい展開は抜きにして、もうラストまで一直線に見せ場、見せ場の連続。行方がわからなくなった麻薬をめぐって日本のヤクザまで乗り込んできて、豪快なバトルロワイヤル的様相が繰り広げられていく。國村隼や青木崇高ら日本人キャストも好演。とりわけ凄まじい目力で睨みを利かせ、血も涙もなく刀で叩き斬るリキ役の青木の存在感が、意外なほどこのシリーズにハマっている。
シリーズ構想8作目まで!? 長寿化を牽引するマ・ドンソクの多彩な魅力
前の第2作「犯罪都市 THE ROUNDUP」のレビューを書いた時にはすでにこの第3作の事前情報が出ていて、楽しみに待っていた。ヤクザの殺し屋・青木崇高の存在感と日本刀を使ったアクションは上々で、「哭声 コクソン」で外国人初の青龍映画賞受賞者となった國村隼もヤクザの親分役で短い出演ながら韓国映画界から引き続きリスペクトされているようで嬉しい。
前作のレビューで「超強くて型破りで愛嬌もある。マ・ドンソクの魅力すべてを推進力にして勢いづく」と書いたが、“マブリー”の多彩な魅力はもちろん健在だ。イ・サンヨン監督は前作から引き続きマ・ドンソクと共同で製作・脚本も担っており、相性の良さをうかがわせる。マ・ドンソクは自らが演じるマ・ソクトの台詞に手を入れたり、コメディのアイデアを多く出しているそうで、思い入れのあるキャラクターなのだろう。
一点残念なのは、前2作でマ・ソクトのヘタレなバディとして大いに笑いを誘った強力班班長役チェ・グィファが不在なこと。物語上はマ・ソクトが部署を異動したからだが、マンネリ化を避ける狙いもあったようだ。とはいえ、シリーズ第8作までの構想があるそうで、いつかチェ・グィファが再登場して迷コンビぶりでまた笑わせてくれることを期待したい。
全てが予定調和の安心感。でも面白い。
ボクシングスタイルを確立したかと思ってたら華麗なバックドロップを決めるマ・ドンソク
前二作では張り手や一本背負いも見せてくれたマブリーだったが、今回はなし。それよりも強烈なボディーブローが炸裂!頭をバットで殴られて気絶するシーンもあったが、無双ぶりは健在だった。今回はクムチョン警察から広域捜査隊(警視庁みたいなもの?)へと異動した後なので、おなじみの刑事たちは出てこないが、オマケシーンで準レギュラーと言ってもいいイスが出てきて嬉しくなった。
日本のヤクザ親分である國村隼が登場してしばらくは、どうしても『キル・ビル』を思い出してしまう。日本刀を振り回すリキ(青木崇高)もそうだし、通訳シーンもピッタリだ。他に気に入った俳優はチョロン役のコ・ギュピル。コメディパートもしっかり演じている。
今回は日本人やら中国人やら入り混じったおかげで、途中人間関係がわからなくなりかけました。その点、青木崇高は目立ってたから分かりやすかったなぁ。麻薬取引のだまし合いも見事でした。
Asianアクション映画の基準線
2023(日本は2024)年公開、韓国映画。
【監督】:イ・サンヨン
【脚本】:チャ・ウジン
主な配役
【マ・ソクト刑事】:マ・ドンソク
【一条組のヒットマン・リキ】:青木崇高
1.安定の品質、さすがの人気シリーズ
マ・ドンソクの大ヒットシリーズ。
マ・ドンソク、いいなあ。
現在、これに当たる邦画がないのが日本人としては悔しい。
もちろん、
あったとしても、本シリーズは文句無しにオモロイ。
アクション、セリフなど脚本が良く出来ていて、
笑いも取るのだが、無理に笑わせようとしてない。
ストーリーにも、いわゆる「中だるみ」がない。
本作は、
◆日本のヤクザ・一条組
◆一条組の収益の横取りを画策する日韓合同チーム
◆マ・ソクト率いる広域捜査班
が、組んず解れつ抗争を展開するストーリー。
過度に ″アンチJapan″ でないところもよい。
正月にお屠蘇気分で観るのに最適だ。
2.香港からアジアトップの座を奪った
勧善懲悪のアクション映画、以前は、
サモ・ハン・キンポー、ジャッキー・チェンなど
次々とアクションスターを生み出した香港映画の独壇場だった。
いまや、どうだ?
完全にその座を奪ったのは韓国映画だろう。
アジアにおけるアクション映画の基準線を引いてるのは、
韓国だと言い切れるのでは?
3.まとめ
小賢しいヒネリも、あっと驚くタネ明かしもない。
でも、単純に面白い。
それで十分です!
☆4.0
定番の真実の部屋 掃除やり直しに笑う
暴力インフレ
マ・ドンソクのオーラは◎だが?
配信(Unext)で視聴。
相変わらずマ・ドンソクのオーラ全開。
マ・ソクトの拳・パンチが凄いし、強烈。
これを観るだけでも十分満足。
ただ、日本のVシネマっぽさが垣間見えたのはちょっと残念。
でも、マ・ドンソクのオーラがあれば十分。
最高!
必殺パンチ炸裂!!
「犯罪都市シリーズ第3弾」
広域捜査班に移動したマ・ドンソク兄貴。
なんと登場曲に乗せて現れる。
パンチ炸裂、ボクサー並みの必殺パンチが随所に見られる。
街のチンピラをknockoutして涼しい顔で、
「広域捜査班だ、警察だー、」
新種の合成麻薬・ハイパーのアリカを求めて、
ソトク刑事(マブリー)、日本のヤクザ・一条会、
横流しのグループのソンチョルと、三つ巴の争奪戦が繰り広げられる。
一条組親分の國村隼、めっちゃ強面で殺気迸る殺し屋のリキ(青木崇高)
リキが日本刀でぶった斬るシーンには、極道映画へのオマージュを感じる。
青木崇高は次作にも出演するらしい。
存在感は只者ではない。
マ・ドンソク兄貴の魅力はどんなに叩きのめしても愛嬌があること。
丸い巨体の丸いお目々がなんともカワユイのだ。
正直言って脚本に新味は少ない。
スケールも前作のベトナム編に比べると、落ちる。
でもイイんだ。
マ・ドンソク兄貴の怪力と必殺パーチを見れる
幸せだけで12分に満足だ!!
マ・ドンソクが割と好きなので。
人気シリーズの最新作のようなのだが、記憶するかぎり初めて見る作品。
コミカルな場面がチラホラとでてきて、場内でもちょっとした笑いが起きていた。
とにかく主人公のソクト刑事が強すぎてギャグ映画のような演出に。
また、見せ場を演出するためなのか使用武器が刃物や鈍器ばかりでほとんど銃が使われず、日本から送られてきたプロの殺し屋のリーダーみたいなキャラクターの主要武器が日本刀というまるで理にかなっていない、いつの時代の洋画なんだよと突っ込みどころも。そのうえに弱いという。(主人公が強すぎるためそう見えたのかも)
あと警察内の裏切り者のボスが最初俳優の原田〇二さんのように見えた。
見やすい作品だとはおもった。
顔はダメだよボディだよ
重量級のパンチが、刀や銃をかいくぐりドスンと決まる。
マ・ドンソクのパワーと周りの刑事たちのやり取りの面白さったらないね。
今回はハイパーと呼ばれる合成麻薬、ヘロインより効き習慣性も高い薬を巡る話。
韓国で作り日本で販売するために日本のヤクザ一条会(國村準親分)が作らせている
めんどくさい手続きが発生しようものなら、肉弾と拳で強引に切り抜ける。当たり前のように不死身な上弾丸や日本刀には当たらない。
まあね、狭い廊下や屋内で日本刀を振り回す時点で無理筋だけどね。日本のヤクザはそれがわかっているからドスと呼ばれる30センチくらいの短刀で、突きが中心だ。切るものではないのだよ。
マドンソクのワンマン映画だけど、脇を固める上司や同僚、悪役までとてもいい。脚本もスピード感があって楽しい。浅香航大似の合成麻薬で稼ぐ悪徳警官や、青木崇高演じる狂犬じみた殺し屋とか、振り切った演出が楽しい。
通常運転っぷりにニッコリ
お決まりのオープニングから始まり、お決まりの展開が続き、お決まりの勧善懲悪絶対正義、そしてシリーズを追うごとに大きくなるマ・ドンソクの背中の絶対的な安心感。
水戸黄門のごとし王道展開を楽しむ犯罪都市シリーズ第3作、今回もいつも通りで楽しかったです。
今回は日本のヤクザも絡むということで、日本刀のリキvs拳のソクトという対決シーンも。でもしっかり今回もカラダ一つで正義の鉄拳を食らわしてくれるソクト兄貴、カッコ良かったっす!
チャーミングなシーンやコメディパートが増えた今作は、より一層マ・ドンソクの魅力が炸裂していたように思います。悪役が救いようがないクソ野郎なのは今作も顕在で、だからこそスカッと良い後味。
これからも楽しみにしてます!
ハズレ無い犯罪都市シリーズ
最高!
痛さのレベルが限界超えた
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