毒のレビュー・感想・評価
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なんやねん!というしかないドタバタ劇
ウェス・アンダーソンには、昔は大好きだったけど、もうとっくについて行けなくなり、でもわが道を脇目も振らずに突き進んでいらっしゃるのだから素直に畏敬の念を感じたりもしていて、ただ作品と向き合うとなると、もはや昔のように観客を楽しませてはくれないことへのもどかしさみたいなものが勝つことが増えていた。 が、Netflixで発表した4本の中短編は、アンダーソンの強固すぎる作家性が時間の短さによってほどよく見やすくなっていて、どれもこれも楽しめる。中でも一番のお気に入りがこの『毒』で、行ってみればなんやねん!というしかないドタバタコントなんだけど、それがアンダーソンのおシャレ感やとぼけたユーモアと合致していて最高。
映画の観方が少し変わりそう
もうこの監督作品は日本語吹き替え版で観ようと思ったので、そうすることにしました。 コントのようなセットで、終始状況を言葉で説明します。 字幕がない分、映像をしっかり観ることができました。 表現の斬新さが魅力で目が離せません。 内容的には、良く言えばオチがあってスッキリしているとも言えますが、真剣に観た分、なんか損した氣分です。 言葉で説明せずに映像だけで状況を描写するって大変なことなんだなあと、あらためて考えながら観ました。 映画の観方が少し変わりそうです。 この監督作品を視聴する価値はあると思います。
慣れると短編映画も良いかも
とうとう「ヘンリー・シュガーのワンダフルな物語」からの流れのラスト4作目へ。 さすがにウェス・アンダーソンのこの手の短編映画には慣れてきた。「ネズミ捕りの男」もかなり笑えたが、本作も負けず劣らずだ。ベネディクト・カンバーバッチの熱演!?は腹を抱えるほど笑ってしまった。これは面白い。「ネズミ~」のレイフ・ファインズ同様ベネディクト・カンバーバッチの幅の広さもあっぱれだ。今まで個人的にはあまり人好きのイメージのない役者さんという印象を受けていたが、本作の演技でかなり好感度が上がった。 短編映画にも慣れてきたし、先に観て今一つと感じた「ヘンリー・シュガーの~」と「白鳥」も再度観直してみるべきか。ずいぶん評価も変わるかも知れない。 ところで、ロアルド・ダールって、こういう小説も書いていたんだなぁ…(汗)
ロアルドダール節をサクっと楽しめる短編作品
男が寝ているベッドに猛毒の毒蛇が潜り込んでさぁ大変。刺激を与えずにどうやって蛇を取り出すかで男とその部下と医者が苦心する短編。 物語はドリフコントのセットのようなくりぬかれた家全体を動き回りながら、登場人物が怒涛で物語を読み上げる朗読劇。 ほんの20分にも満たないためにあっさり見れるくせに、ちゃんとロアルドダール氏独特の鋭い毒舌が効いた物語が楽しめる短編映画となっている。 ティモシシャラメが演じた「ウォンカ」は当然として、ジョニーデップが演じた「チャーリーとチョコレート工場」ですら薄められていたロアルドダールの毒舌が原液で詰まっているので、原作を知らない人は毒のキツさにちょっと注意かもしれない。
ウェス×短編= ◎
冒頭ネトフリの「ダダーン!」の音が出ず、そして映画始まるもしばらく無音。 またiPadが壊れたわ.....と思ったが 違った。(ほっ....) と、無駄に心を揺さぶられるところからスタート。(笑) 気を取り直し ウェスアンダーソン味を楽しむ17分。 コンパクトなウェスアンダーソンは それまた良さが出てる気がする。 夜寝る前に読んでもらう絵本のように、 ほどよい尺に、ぎゅぎゅっとワクワクが詰まってる感じだ。 ウェスアンダーソン短編作品が同時にいくつか公開されて、どの作品もサムネイルどれもやはり可愛くて、 わーどれから見ようかな〜とわくわく。 ウェス作品は毎度のこと、見る前からわくわくさせてくれるものだよなあ。 まずはこの「毒」から視聴。 カンバーバッチ! こんな感じの堅物カンバーバッチをあんまり観たことなかったから新鮮だった ストーリーだのなんだの、 細かいことをとやかく考えず ただただ どーなるんだ?どーなるんだ?と ほどよい尺で楽しめて 良かったな。 「ウェスアンダーソン×短編は 相性がとても良い」 今後もおぼえているだろうな。 「黒背景、黄色文字」ってのが そもそもとても好きなのだが エンドロール、黄色文字の「手書き具合」も とてもよかったな。良いへにゃり具合。 綺麗すぎない。可愛かった。 他のも見てみよう◯
毒にも薬にもならない
原作は『チャーリーとチョコレート工場』『魔女がいっぱい』『ネズミ捕りの男』『白鳥』のロアルド・ダール 監督と脚本は『ネズミ捕りの男』『白鳥』のウェス・アンダーソン 夜遅く自宅に帰ってきた家主 自宅には毒蛇に噛まれベッドに寝ている男 家主は電話をかけ医者がやってくる 家主が語りを兼ねる 語りは早口 ちょくちょくカメラ目線がイライラする 『ネズミ捕りの男』『白鳥』に共通している うんざりだ だが慣れてきた そのせいか星0.5から星1
ロアルド・ダールの語り口 本数稼ぎではない。
本数稼ぎではない。
イギリス人が、ベンガル人の医者を救急で自宅へ呼びつける。
映画はその救急の姿を克明に描いている。何の話だと思って見ていると『なんとまぁ!?』
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