青春18×2 君へと続く道のレビュー・感想・評価
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18歳×2以上の大人にこそ響く
普段映画はほとんど見ないし、ましてや恋愛映画を見ようとは思わない。
そんな自分がこの映画を見に行ったのは、映画のロケ地の1つに以前住んでいたことがあったから。
ほとんど予備知識なしで、主題歌をミスチルが歌っていることすら知らずに見たが、本当に見てよかった。
映画を見てから1か月ほど経った今でもその余韻が残っている。
映画のタイトルから青春恋愛映画かと思っていたら、青春映画ではあるが恋愛の要素は思ったほど強くなく、どちらかというと美しいロードムービーであり、「青春の蹉跌」から一歩踏み出そうとする男の物語でもあった。
切ない物語が好きな人はもちろん、旅が好きな人も、特定の出演者目当ての人も、いろいろな人が見ても、満足できる映画になっていると思う。
個人的には主人公のジミーの心情への思い入れが強く、ジミーが日本から台南に戻ってからシーンが印象に残っている。
「青春18×2」というタイトルどおり、青春真っ只中の18歳より、18歳×2以上の大人にこそ響く映画だと感じた。
映画を見て原作がどうしても気になり、この映画の原作である紀行エッセイ「青春18×2―日本漫車流浪記―」(小説版ではなく2014年に公開されたウェブ版)を読んだが、この原作からこの映画に仕上げた藤井監督の技量には唸るしかない(原作の紀行エッセイと映画とでは、全くテイストが異なる)。
なお、原作にアミに(ちょっとだけ)似ている日本の女優さんの名前(もちろん清原果耶さんではない)が書いてあって驚いた。
18×2「二人とも18歳」の意味と思っていました。
落ち着いていて、とてもよいお話でした。
18×2は18歳の二人のことと思っていたので、アミさんの方が4つ年上という設定は意外でした。
自分が大切に思っている人に、自分の一番の秘密(?)を伝えない設定は謎でした。また、なぜ4歳上の恋人がいるような振りをしたのかは更に謎です。(自分の今の気持ちや、今の自分の状況を、好きな人にきちんと伝えろよ!と思いました)
ジミーの方も、あんなに好きだったのに、なぜすぐ日本に行かなかったのでしょう。18年も会いに行かなかったのは不思議でなりません。
映画が始まったなり、すぐに最後が予想される演出は少し残念でした。
散々なことを書きましたが、とてもいい作品だと思います。若いカップルにどんどん見に行って欲しいです。
私も若い頃、彼女と見に行って、彼女が涙を浮かべていたりしていたら、きっと一生忘れられない作品になったことだと思います。
「Love Letter」のチョイスも、とてもよかったです。(エンドロールの曲は、あまり合ってませんでしたが)
タイトルなし
そんなにいい?厳しい出来。登場人物が「こんなんおらんやろ」って人ばっかり。ある一定以下の日本人監督が撮ると全部こうなってしまう。だから邦画って見られたものじゃない、と思われてしまう。青春ってなんだよ。こんな嘘くせえのかよ。人間ってさ、余命僅かな人が現世に遠慮して身を引くばかりなのかね。自分の僅かな命を完全燃焼しようとする人は、自分のいなくなった後に迷惑をかけるから悪なのかね。俺にはわからない。わかりたくもないけど、死ぬまでに世界中を旅したい人間が、そんなに物わかりいいかね。人生ってそんな軽いかね。俺にはわからない。
あ、台湾は自分も大好き。今度台南行きたい。
そうそう。エンドロールのミスチルも、自分たちの劣化コピーバンドみたいだったね。そんなところで自分の青春の残骸を見せられるとは思わなかった。スピッツはいつまでも素晴らしいのにね。
作為的な感動
ラブストーリーなので迷ったが、意外に評価が高いので鑑賞。
結果見なければよかった・・
正直なぜ評価が高いのかわからない。
オープニングの若きベンチャーIT社長の退出劇で先行きが怪しいと感じたが。
ロードムービーとしてロケの美しさは評価できるが、特に台湾パートはボーイミーツガールの典型で、新しさもなくかなり恥ずかしい展開。
台湾人のIT社長のジミー(シュー・グァンハン)の36歳の日本パートはまだしも、大学生の台湾パートは若作りの演技が鼻につき厳しい。
18歳の時に出会ったアミ(清原果耶)との思い出の台湾パートと日本での現在が行き来する展開に不自然さは無いが、ジミーとアミは恋人でも夫婦でもなくプラトニックなものであったのに、ジミーが固執する動機が弱すぎるのでは無いか。
ファンタジーといってしまえばそれまでだが。
アミの現在を時間軸で終盤まで明かさないのは作為的な感動の演出で、興醒め。
岩井俊二監督、「ラブレター」へのオマージュも含まれるが、意味がわからない。
このような映画を製作しているようでは、日本映画が国際的に認められるのまだ先のことのように思えてしまう。
藤井監督らしいストーリーと素晴らしい映像
休息是為了 走更長遠的路(一休みはより長い旅のため)Rest is for a longer journey ahead
【なんて美しい映画だろう】
映画に対してこんな感想を抱いたのは初めてだ。
画面の色合い、背景、場所、時間の流れ、
全てが、登場人物の心の動きを補完していて、
それでいて、人の営みが美しかったのだ。
主役の二人が、台南の街を
バイクで二人乗りするシーン、
背景と相まって、二人のそれぞれの気持ちが見えて、
とても美しかった。
旅先で出会う人も、
どんな人か、見ているだけでわかる。
人々の有り様が、あまりに自然なので、
その場にいて、一緒に経験している感覚になった。
だから、知らないことも、
その後、知ることも、
その時、その瞬間に、共有する。
嬉しい感情、悲しい感情、
いろんな感情が、
その時、その場で湧き起こった。
映画を観ていて、
今まで、こんな風に心が動いた経験がない。
観終わってから、1週間経つけれど、
主人公の二人や、
その周りにいた人たちの事を思うと、
まだ心が動く。
こういう出会いがあるから、映画は面白い。
【What a beautiful movie】
I’ve never had such a reaction to a movie before.
The color tones, backgrounds, locations, and the flow of time—all of these elements complemented the emotions of the characters, making their lives appear beautifully poignant.
The scene where the two main characters ride a bike together through the streets of Tainan, combined with the background, vividly expressed their individual feelings, and it was incredibly beautiful.
You could discern the nature of the people they encountered on their journey just by watching.
The portrayal of people was so natural that it felt as though I was there, experiencing everything with them.
This is why, even things we didn’t know at the time, and things we came to understand later, were shared in those moments.
Happy emotions, sad emotions, and various feelings arose right then and there.
I’ve never experienced my heart being moved in this way while watching a movie.
It’s been a week since I watched it, but whenever I think about the two main characters and the people around them, my heart still stirs.
It’s these kinds of encounters that make movies fascinating.
曖昧な既視感を抱きながらも
ミスチル聴きますか❓
「キングダム」とか
ネトフリのドラマとか
結構ミスチル最近タイアップ多いけど、
似た様な曲調が多いのが気になる😕
多分映画観てから作った曲だろうが、
今回の「記憶の旅人」と
中島健人、松本穂香のドラマの「永遠」は
初聴の人には聞き分けしにくい😩
サビのコード進行も変だし。
まあミスチルはもう大御所の域ですからね。
チャレンジングと言えば聞こえは良いが
やりたい放題なんでしょうね😳
折角なら本編でも昔のミスチル聞きたかった。
今作は友人のお勧めで観ました。
アミの旅とはそーゆー意味だったのね、と
後から振り返って涙する話。
それが大半だろうが、
自分は今回私事として捉えてしまいました。
自分には3つ下の弟が居ました。生まれつき心臓が弱かった為、そんなに生きられないと、20歳が精一杯だろうと言われてましたが、33歳まで頑張りました。そんな彼もそんなに上手くないけどよく絵を描いてました。学業が終わってからはよく旅行もしてました。国内ですが自分より訪れた都道府県は多いくらいです。そんな事を知ったのは、弟が居なくなってからでした。
アミと弟がダブって見えました。
弟の所にも、ジミーの様に訪れてくれる知人がいるんだろうと思うと、それだけで堪えられなくなります。
内心、それだけ他人の心に残る弟はズルいな
劇中、2度と会うことのない友人、とジミーが言うが、
アミにも実際には合えなかった。
ならば人生は、いや旅において、
どんな出会いも大切にしなければならない。
文句と思い出しか書いてないな😅
あのランタンは一度見てみたい。
18歳の出逢い
出逢いと別れ。
18歳の青年が旅する女性と出逢い淡い恋心を膨らませる。
異国の女性であり、何か秘密を持っていることを匂わせつつ2人の距離感の変化を丁寧に描いてて好感が持てる。
そして18年の年月は何を意味してるのか?
その意味を知った時、心を揺さぶられる。
ただ劇中で映画「love letter」を対比して使うあたり、少し先が読めた点は好みが分かれるところだろう。出来れば彼の心を反映した王道のラブストーリー映画を挟んで「love letter」は話のみにしても良かったんじゃないだろうか。
その方がより盛り上がった様に感じた。
非日常!
「よくできた映画」というよりも、「好きな映画」
ひと夏の恋が人生を後押しする力に
ストーリーにそれほどの新鮮味や驚きがあるわけではないですが、しみじみいい作品です。
36歳になった主人公の、挫折からの旅がゆっくりと呼吸をするように撮られていて、素直に共感します。
初恋に突っ走るのではなく、彼女との約束を守り、ちゃんと働いて夢を実現するため人生を重ねた後の旅、というところが情感をそそります。
若いバックパッカーは別として、その年齢の男性のひとり旅は覚悟があっていいものだと思います。
いや、彼は思い出の中のアミと旅しているのだからひとりではないのか。若く見えるイケメンという設定に助けられてはいますが、撮影スタイルもいいのでしょう。
慣れた日本の光景がジミーの目を通した外国のように見えます。特に松本城は私もこの間初めて行ったところだったので、面白かったです。なぜ松本だったのでしょうね。小料理屋の台湾人の店主がジミーに案内しようかと言ったとき、あれ夜なのにどこへ?とは思いました。
出だしからジミーの素朴さに対して歳上のアミの演技にかなり無理を感じましたが、役柄として実際に無理していたという設定なのだと、後でわかります。
ジミーの俳優さんは清原果耶より十歳以上も上と観終わってから知りました。清原果耶だって結構少女っぽいのに、彼のほうがちゃんと歳下に見えました。少年の演技が上手かったです。
コロナ禍は過ぎたものの、今度は円安で、何だか海外に行きにくいですが、今まではさほど興味のなかった台湾へ、行ってみたくなりました。世界街歩きみたいな番組を見てもわからない台湾が垣間見られたからかもしれません。
恋愛映画苦手な人に見て欲しい
恋愛映画は苦手です。もう40歳だし。キラキラした恋ではなく、冴えない日常にある愛を描く映画はないのかなぁ…なんて。
そして予告だけでも透けて見える事情ありの恋愛もの、最近多すぎないか。
そう思いつつ、主題歌がミスチルであること、映画サイトの評価が良いことに釣られて、まぁ期待しないで観に行ってみるかーと映画館に向かいました。
序盤のボーイミーツガールはキラキラと眩しいのだけど嫌味がなく、アミの笑顔と年下相手にお姉さんぶる姿に魅了され、ジミーのカタコトの日本語と不器用さに魅了される。かと思えばジミー現代パートでは憂いのある36歳の旅人を演じていて、主演俳優さんをすっかり気に入ってしまった。
アミとジミーがランタンあげに向かうシーン、イヤホンをでミスチルを聴きながらジミーが切なげに想いを口にするシーンで泣きました。ジミー😭
そこから先は度々涙が溢れましたが、最後、ジミーが再び地元駅に降り立ち、新しい生活をスタートさせていく姿を見て、ジミーの未来は明るいものになるという希望を感じました。
旅先で出会った青年とラインを交換した後のシーンで、彼にはもう会わないだろうといった台詞があったのですが、個人的にあの台詞が好きでした。旅先の出会いって、そうゆう所があってそれが魅力でもある。
休みはその先の長い旅のため、これも好きでした。
ただの恋愛映画に終わらず、人生に躓いた人の再出発といった趣きが強く、観てよかったなぁと温かい気持ちで帰りました。
トイレに寄ったら、マスカラがほぼ落ちていました。
ミスチル の主題歌は言うことなく素敵でした☺️
岩井俊二さんのラブレターを次に観ようと思います。
辿っていく物語
題名からサントラに主題歌、全てがノルタルジック詰まりまくっていた。
自分探しの旅もあれば
自分が生きていた証を確かめるための旅もある
1回きりの人生を自分の目で世界を感じるがための度もある
旅にどんな理由を含ませるかはその人次第で
旅は必然と何かを遺してくれる
人の関わりであったり、街の風景、嗅ぎなれないカオリ
1度でも関わりを持てば、一時は忘れていても
また何かのタイミングが重なってふと思い出す事もある。
人間って人生って不思議だな〜ってつくづく感じてしまう縁がこの世にはある。
この映画を見ていること自体もそうだと言える。
大きな旅は出来ずとも、映画館に足を運んで、この作品をチョイスして、色々と触発されて帰路につく。
これも旅と言えるのではないか。
この作品の世界のようにドラマチックに生きれたら良いなとか考えるけど、それがどうだったかは自分が終わる時にしか分からないんだろうなとも思う。
そして最後に、ダブル主演の台湾俳優グレッグ・ハンさんの『僕と幽霊が家族になった件』この作品もかなりオススメである。雰囲気が違いすぎて、鑑賞してる時は気づかなかった笑 色んな表情を見せる素敵な演技をする俳優さんだなと感じた。
主題歌も良かったなぁ。なんか懐かしさを感じるメロディで作品の世界観ととてもマッチしていた。余韻に浸った〜!! 『記憶の旅人/Mr.Children』
清原果耶
泣くつもりじゃないのに、泣けてくる。
初めははまらない感じだったけど、だんだん台湾の風景に馴染んできて気持ちも入っていく。台湾の夜景や電車、普通の街中の景色が良い。
日本になると、名優ばかり出てさすがの演技に泣けてくる。
亡くなったのを知らないで日本に行ったのかと思いきや、思い出の確認になっていた。
最後に手作りのアルバムなどもらったら、彼は今後結婚なんてできるんだろうかと思ってしまった。
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