「人工知能いくない」A.I. いさんの映画レビュー(感想・評価)
人工知能いくない
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ロボットに愛を与え、愛を求めさせる
このことが人間本位でしかないと気付かせる
恐ろしく哀しい映画
植物状態の息子を持つ母親。
そんな妻が元気になるきっかけが欲しい父親。
奇跡的に復活した息子は、
自分の代わりにと用意されたロボットに自分と同じだけの愛情がかけられていることに嫉妬している。
人間とロボットを交わるものではないとしたジョー。
ディビッドを見守り続ける悟ったテディ。
そして、ただ愛されることを望んだディビッド。
これを子供向けというのは、
少し無理があるのではないだろうか
うん、無理やろ
最初から距離が近く無垢に接してくるロボットに対して嫌悪感を持つようなシーンを取り入れているし
実際に怖い、でも純粋すぎる主人公だからこそ苦しい
未来に何を求めるかによるが
必要な人に必要なものが的確に与えることのできる可能性があれば、人はそれを求めるだろう。
しかしそれを創造する力を得れば、
それについて考えるべき義務もある。
例え愛を作る方法があったとしても、
きっとそれは同種のものにしか求めてはいけない。
愛をインプットするのなら諦めもインプットさせて欲しい。いつまでも失恋したままじゃ可哀想だ
まして、それが母親に対してのものならば
子供からは無条件なものなのだから。
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