耳をかたむけて

耳をかたむけて

解説

2023年・第36回東京国際映画祭「ワールド・フォーカス」部門上映作品。

2023年製作/119分/中国
原題または英題:不虚此行 All Ears

オフィシャルサイト

スタッフ・キャスト

全てのスタッフ・キャストを見る

関連ニュース

関連ニュースをもっと読む

フォトギャラリー

  • 画像1
  • 画像2
  • 画像3

(C)Beijing Benchmark Pictures Co.,Ltd

映画レビュー

2.5人間の顔は一つじゃない

2023年10月30日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

幸せ

寝られる

脚本家志望だったものの夢破れ、今は弔文を書く仕事をしている四十近い男が、ある女性との出会いにより心のわだかまりが明かされていく…という、なんだか『おくりびと』チックな内容。
個人的に中国映画はアクションもしくはコメディしか観てこなかったので、こうした素朴なヒューマンドラマに触れたのは純粋に新鮮。中国映画にありがちな過剰かつベタなキャラクターも一人も出てこなく、とにかく全編穏やかな風が吹くような雰囲気でお話が進む。
失礼ながらキャストや監督は誰一人として知らず。主人公を演じた俳優は『1911』や『クライマーズ』に出ていたらしいが全く記憶になし。そのヘアスタイルからプロレスラーの拳王がチラついてしょうがなかった。
人間の顔なんて二面も三面もある。だから素朴な人でも、人生の主人公になれたりする。とにかく主人公が置かれた境遇は自分とダブる箇所が多すぎた。実家に帰省したくない気持ち、よく分かるぞ…

コメントする (0件)
共感した! 0件)
regency