劇場公開日 2024年3月1日

「さすがのサム・ロックウェル」ARGYLLE アーガイル Basieさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5さすがのサム・ロックウェル

2024年3月15日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

笑える

楽しい

興奮

「キングスマン」は未見です。
正確に言うと、チラ見はしてます。
ちょうど、人間ミンチのシーンでした。
人間ミンチは、遥か昔に処刑なんたらと言うバイオレンス映画の予告で散々観た記憶があり、その嫌な記憶が蘇り即観るのをやめてしまいました。

そのため、少し身構えて劇場に足を運びましたが、
蓋を開けてみれば、何ともゆる~いスパイ映画で拍子抜けしました。

スパイ小説と現実が交錯して物語が進んでいきますが、
ちょっと無理があるかなぁ。
敵の組織はほぼ小説に頼った行動をしてるけど、
それならエリーの自宅の家探しは必要なかったのでは...etc
あと、VFX頼みのアクションシーンは正直シラケます。
アクションがビシッと決まっていたら、プラス0.5でした。
でも、「マーベルズ」の入れ替わり展開よりは格段に見やすかったですけどね。
ホント、「マーベルズ」はトラウマだわ。

ブライス・ダラス・ハワードもまあ良かったんですけど、
やっぱりサム・ロックウェルがダントツですね。
彼が出てくると、その掴みどころのない演技にやられます。
強すぎないところも、また彼らしい。
後半のブライス・ダラス・ハワードの衣装はワンピースじゃない方が良かったと思います。
まあ、これは個人の好みですけど。

この映画で最高だったのは、音楽ですね。
ディスコのビートで身体が疼きます。

あと、ラストのヘンリー・カヴィルも最高でした。

Basie