劇場公開日 2024年3月1日

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「意外性のあるストーリーと過剰なほどの演出」ARGYLLE アーガイル 映画ファンさすせそさんの映画レビュー(感想・評価)

3.5意外性のあるストーリーと過剰なほどの演出

2024年3月9日
PCから投稿
鑑賞方法:映画館

キングスマンシリーズのマシュー・ボーン監督による新たなスパイ映画。

「アーガイル」というスパイの活躍する小説を書くエミリー・コンウェイは小説を書いたことにより本物のスパイに狙われる羽目に!
彼女を助けに来たスパイのエイダンと共に危険な逃亡劇に身をゆだねることに――

同じ監督さんの作品だけあって確かにノリがキングスマンシリーズに通じる物があります。
キングスマンも今までのスパイ映画を逆手に取ったような面白さが売りでしたが、
今作ではスパイの活躍を描く小説家という立場でさらにメタ的な要素が強く出ています。
彼女がスパイ組織に狙われる理由は自分には見抜けないぐらいの意外性がありました。

一方で演出が過剰、というか現実離れしているというか。
一言で言えば「けれん味」が強い。
特に『キングスマン』のある部分でそのまま表現すると残酷な描写になる部分をあえてコミカルに描いたシーンがあり、そのやり方がお気に召したのでしょう。
同様の演出手法を使いますが……正直自分には現実離れし過ぎてやりすぎ感が強かった。

監督の愛猫チップくんの演技でプラス☆0.5

映画ファンさすせそ