「駄作ではないが印象には残らない」ダム・マネー ウォール街を狙え! チーズさんの映画レビュー(感想・評価)
駄作ではないが印象には残らない
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う〜ん、これはなかなかレビューが難しい。
個人的には本作での笑いは肌に合うものだったし、株の知識が全くない自分でもなんとか内容についていけた。ただ、印象に残る場面やセリフ、登場人物は特にいない。極端に名作、もしくは駄作だといろいろ書けるのだが、こういう特徴のない作品はレビューしづらい。ということで申し訳ないが短評となる。
庶民が富豪たちをギャフンと言わせる構図は、見ていて爽快なものがあった。その影響が現在に至るまで続いているのは、とても面白いことだと思う。
ただ全体的にサクサク進みすぎたと思う。途中主人公が追い込まれていく展開になるのだが、全然緊迫感がなく、そのピンチもあっという間に終わった印象だった。テンポの良さ重視の脚本なのだろうが、もう少しスリリングな株の世界を見せてもよかったと思う。
あと、緊迫感がないといえば、主人公の家にマスコミが押し寄せている場面も、あんなに前の道広いのに記者の数が少ないし、ドアの前まで押しかけないし、もう少し緊迫感が欲しかった。門を開けるつもりなのかと思うほど押し寄せてくる日本のマスコミとは、もしかしたら違うのかもしれないが…
気楽に映画を観たい!という人には、丁度いい作品かもしれない。
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