ゴールド・ボーイのレビュー・感想・評価
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マーラー5番葬送行進曲があのような使われ方をするとは…
面白かった❗デューン2よりも心に残った! 口コミで盛り上がる理由も分かる。
まさか、マーラー交響曲第5番第1楽章葬送行進曲がサイコパス岡田のドヤ顔に使われるとは…
アダージェットは「ベニスに死す」で有名だが、冒頭の乾いた感じのトランペットから始まる葬送行進曲をこのような使われ方をした映画を私は知らない。
ただ、映画冒頭の音楽ですがなんか聴いた事がある。クラシックをアレンジしたモノだけど、これがわからなくて、ずっとモヤモヤしていた。
エンドロールにも説明なかったし、
もう1回観れば分かるかも。
しかし、ネタ命のこの映画、2回目観ると折角の感動に水を差すと思われる。
頼む、誰かオリジナル曲を教えて下さい!
中華系自主映画?な、ジュブナイル・ノワール
本作は、『白蛇:縁起』(2019)、『ナタ転生』(2021)、『羅小黒戦記』(2022)などの中国アニメをはじめ、妻夫木聡が参加した中国の探偵コメディ『唐人街探偵』シリーズ(2 2018年、3 2021年)などを配給するチームジョイが製作したクライム・サスペンス。
すでに中国でドラマ化され人気を博した、紫金陳が執筆した『悪童たち』(2014/2021年 ハヤカワ文庫)を原作として、初めて映画化した作品である。
【以下ネタバレ注意⚠️(1回目)】
原作が中国の人気作家による推理小説であり、また、本作の制作・企画にチームジョイ取締役の許曄、制作・製作総指揮に同社CEO 白金の名前がクレジットされていることからして、本作は半ば以上、中国シフトの体制で製作されたことが分かる。
(ただし、チームジョイは、渋谷区神宮前に所在する日本企業のようではある。)
本作が面白くない、と言えば、嘘になる。
筋立ては、原作が良いのか、驚きに満ち、充分面白い。
俳優陣も豪華。
ベテラン、新人とも適役が揃い、スタッフも百戦錬磨の実績のある強者ばかりだ。
ところが、何故か、妙にチープな、低予算感というか、残念なニュアンスが作品全体に漂っている印象を払拭できなかった。
今まで、中国製の映像作品の配給では実績をあげてきたものの、本格的な映画製作は初めてと見受けられるチームジョイのインディペンデント性によるものかも知れないと考えたが如何だろうか。
スタッフの各トップには手だれを迎えても、アシスタントをはじめ実働部隊の手薄さが、こうした「安い」印象のもとではないかと睨んだ訳である。
*同様の印象は森達也監督の『福田村事件』(2023.12.25 Filmarks短評投稿)にも感じたところである。薄味の本作に対して『福田村‥』は濃厚な味つけではあったが。
また、製作会社がメジャーでないことのデメリットとして、経営が自転車操業であることもあってスケジュールに余裕がなく、ポストプロダクションやPR、プロモーションなどがおろそかになりがちだ、ということがあるだろう。
大手であれば、撮影等は1年前に済ませておいて、完成作の仕上がりを見て宣伝戦略を立てるはずのところが、そういったことも出来ていない可能性があるのではないか。
金子修介と言えば、2021年、ミヤオビピクチャーズという個人会社による初製作映画『信虎』(2024.2.22Filmarsレビュー)という、豪華なキャストを使った自主映画テイストの個性的な時代劇を監督したことが記憶に新しい。
それに対して、本作は、セミ中華系自主映画といった性格もあるのではなかろうか。
そうした印象を強くしたのが、本作におけるBGM、冒頭の岬の殺人シーンから流されるマーラーの交響曲第5番(以下、マラ5)の使い方である。
マラ5と言えば、ヴィスコンティの『ベニスに死す』(2023.12.25 Filmarks短評投稿)で使用されたことで映画ファンにも知られているところ。『ベニスに‥』で使われたのは、マラ5の第4楽章アダージェットである。
本作では、終盤近く、朝陽と夏月の一回だけのデートの際に、アダージェットが流れるが、上述したように、他の楽章(主に第1楽章か)からの音楽が、かなりのシーンで用いられている。
特に、ラストシーンに至るシークエンスでは、マラ5第1楽章の冒頭部分が流され、あまつさえ家から外出した朝陽がそのメロディを口ずさむ。
このマラ5全体の開始部分は、メンデルスゾーンの「結婚行進曲」冒頭のファンファーレを嬰ハ短調にアレンジして葬送行進曲としたもの。
第4楽章アダージェットは、ヴィスコンティも本作もそうしたように、愛のテーマと見なして良い。
つまり、マラ5は、全体として「愛と死」を音楽によって描いた作品だと言える(まぁマーラーの作品はほとんどがそうだと言えてしまうのだが)。
プロポーズの想い出の場所である岬を再訪した老夫婦が殺されるシーンから始まる本作の主題曲としては、まさに打ってつけであると言えよう。
ところが、本作では、マーラーの原曲のままではなく、妙に薄手のアンサンブル(電子ピアノか?)で演奏され、メロディラインにまでも変形の手が加えられている。
マーラーファンとしては、最初「あっ、マーラーだ」と気づくものの、次の瞬間には聴きなれないチープなアレンジに妙なイラつきを覚えてしまうのだ。
‥‥ということで、最初の印象が要らぬ先入観となってしまったのかも知れないが‥‥
あとは、本作の良いところをホメなければならないが、何を書いてもネタバレになってしまうので、改めて、興味を持たれた方は、先に鑑賞されることを強くお薦めする。
【以下ネタバレ注意⚠️(2回目)】
サイコパスを演じさせて岡田将生の右に出る者はそういないだろう、と誰もが思うキャスティング。
岡田も見事に難役をこなし、期待に応えている。
それに増して、驚かされたのが、主役安室朝陽を演じた羽村仁成(16歳)だ。
始まってしばらくは、登場人物のうち、もっともピュアな少年に見える。容姿もしかり、賢そうな話し方もしかり。
ところが‥‥
難役に違いない。
岡田が期待通りだったとすれば、羽村は想定外の演技/存在だった。
本作、最大の殊勲賞と言える。
ジャニーズJr.だったそうではないか。
やはり旧ジャニーズ事務所は若手俳優の宝庫だ、という伝統は受け継がれていたようだ(『夜明けのすべて』2024.2.19Filmarksレビュー参照)。
どこかで見たことあると思ったら、TBS放映のクドカンドラマ『俺の家の話』(2021年)に出てたのか。
ヒロシ役の前出燿志は、昔のキムタクに似ていて沖縄の少年らしさを発揮。
ただし、本作では、沖縄言葉(ウチナーグチ)が全く使用されていないことは減点要素にはなろう。
福井舞台の『罪と悪』(2024.3.4 Filmarksレビュー)が福井らしさを感じさせないのに比べれば、ロケ地ばかりでなく、沖縄らしい道具立てにかなり工夫が凝らされてはいた。
2回ネタバレ注意を促したし(そもそも本レビュー冒頭にも書いてしまったが)、改めて明記してしまうと、本作は、ジュブナイル・サイコ・ノワールである。
プロットは、原作の良さに起因してか、よく出来ていて驚きもあるが(脚本の穴は指摘するとかなりある)、ノワールだとするには、低予算感も相まって、あまりにも軽量級な感じを否めない。
この点、少年少女を主人公にしても、容赦なく(本作も描写自体は容赦ないが)ノワール感の演出に長けた韓国映画に敵わない。
香港関係者が本作には多く参加しているようだが、『インファナル・アフェア』などを観たのはだいぶ前で記憶も薄れたものの、香港映画ももっと重厚だったはずだ。
スコアは、プロット展開の面白さでは、
4.0
としても良いが、脚本の穴、全体として感ずるチープさ、ノワール感の欠如が減点で、
3.7( 映画.com は 0.5 刻みなので 3.5 )
とした(齊藤勇起初監督作の『罪と悪』のようには特に応援しなくても良さそうなので)。
本作はポスター/チラシのアートワークにも見られたようにマイナー感を払拭できず、興行成績も振るわないようだが、今後、根強いファンによってカルト的な人気を維持していくこととは思う。
そのことと、香港、中国、韓国をはじめとするアジアでの人気獲得とは、おそらく別の話になるはずだ。
推移を見守りたい。
※以上、Filmarks投稿を一部修正して投稿
熱が伝わってこない
欲しい絵面に俳優を置くだけって見えて息づかいや間だったり役者の持ち味を引き出す監督ではないのかな。私にとって金子修介監督は平成ガメラで止まったままだ。あいつと出会ってなかったら…あの娘が不憫でならない。2?
ゴールド・ボーイ2?
2024年映画館鑑賞19作品目
3月20日(水)イオンシネマ石巻
通常料金1800円→dポイント−500円
監督は『みんなあげちゃう』『香港パラダイス』『就職戦線異状なし』『毎日が夏休み』平成『ガメラ』シリーズ『恋に唄えば♪』『デスノート』『リンキング・ラブ』の金子修介
脚本は『最近、妹のようすがちょっとおかしいんだが。』『あゝ、荒野 前篇・後編』『宮本から君へ』『MOTHER マザー』『とんび』『アナログ』『正欲』の港岳彦
中国本土出身の作家の小説が原作
中国で連続テレビドラマ化されたクライムサスペンス
舞台は沖縄県
偶然殺人現場を動画撮影した中学生とその仲間2人が殺人犯を脅して大金をせしめる話
沖縄の大企業東コーポレーションの社長夫妻は婿養子東昇に連れられ社長が若い頃に今の妻にプロポーズした思い出の海岸絶壁の崖の前にやってきた
記念撮影と称して2人を立たせた昇は崖から2人を突き落とした
妻静に離婚を切り出されたことがきっかけになった犯行だった
静は沖縄県警の従兄弟東巌に次に殺されるのは自分だと告白したが言われた方は考えすぎだと本気で相手にしなかった
次に昇は静が愛飲している美容サプリメントのカプセルの中に覚醒剤入りのカプセルを入れてオーバードーズを起こさせ偶然車を運転中に単なる事故を装い殺害した
東コーポレーション社長夫妻の件ではじめは口止め料として6000万を要求した中学生安室朝陽は大幅に減額する代わりに自分と母を苦しめる父と今の父の妻の殺害協力を依頼した
父の妻打越遥は沖縄県警に自殺と認定された娘晶を朝陽が殺害したと疑っていたのだ
朝陽の代わりに殺害計画に協力した仲間の浩と夏月義父兄妹は晶の月命日の日に打越夫妻にお供えの毒入り菓子を食べさせ殺害した
ネタバレした方が楽しめるという学者の調査結果を大いに支持する立場だが劇中の最後犯行グループ4人の運命についてこのレビューでも自分は記さない
簡単に覚醒剤や青酸カリが入手でき地元警察は東コーポレーションとズブズブで東絡みは隠蔽してしまうのでなんでもありという世界観
上下巻の小説を129分にぎゅっとまとめた感じ
僕が10代の頃からすでに第一線で活躍している大ベテラン金子修介監督の傑作
欠点は複雑な人間関係をはじめはなかなか頭の中で整理できずとっつきにくいこと
劇中でわかりやすく字幕で登場した人物に簡単な説明書きがあれば良かった
作品を鑑賞する前に登場人物の人間関係を確認しておいた方が良い
残念ながら今のところこの映画作品のWikipedia記事はないようだ
Dr.hawkの映画三昧というブログがあるのでそれを参考にすれば良い
最後は1番のワルが家族の通報で東巌と対峙する場面で本編は終了する
逮捕されたと解釈するレビュアーが多い
スカッとしたと正義感が強い良心の塊のような凡人たちは胸のすく思いをするだろう
果たしてこの世界観の沖縄県警が逮捕するだろうか
甚だ疑問だ
現実でも警察なんていざとなったらなんの役にも立たない
全く頼りにならない
仙台駅には西口にも東口にもやたらたくさん警察官がいるがただ多いだけで税金の無駄遣い
威圧的に防犯にはなると考えられるが
とはいえ県警なんて国庫のために交通課が鼠取りに熱心な活動が目立つくらいだ
あとは園児や小学生の前でなぜか腹話術を披露する女性警官
初動捜査に誤りがあったのか指名手配の犯人なんていつまで経っても逮捕されない
震災の日になれば毎年浜辺でゴミ拾いという馬鹿げたパフォーマンスに至っては笑止
自分はシリアルキラーではないがヤフコメ民と違い共感能力に乏しく彼らほど良心があるわけではない謂わばサイコパスといえる
子供の頃からマーク・トウェインの某名言を支持している
陰謀論なんて信じていないがコロナウィルスを一度も注射しなかった変わり者
野球では讀賣ではなくヤクルトを応援してしまう天邪鬼
ネトウヨとかパヨクとかオタクとか鬼女とか典型的なネット民に反発するような立場
そういう連中の意見を元にしてコタツ記事を書くヤフーニュース系のライターに至っては軽蔑している
倖田來未が歌うエンドロール終了のあと予告として『ゴールド・ボーイ2』の文字が
『バックトゥザフューチャー』のラストのような悪ふざけだろうが知っての通り嘘から出た真とはよく言ったもので急遽続編2本が制作公開されたことはあまりにも有名なエピソード
『ゴールド・ボーイ』は完成度が高い作品で続編なんてナンセンスという意見はあるが『猿の惑星』という例もあるのでそれはわからない
結局映画は金儲けの面も強い
『ゴールド・ボーイ2』はあながちありえない話ではないかもしれない
配役
東コーポレーション社長令嬢の入婿の東昇に岡田将生
朝陽の母で一平の元妻の安室香に黒木華
香と一平の間に生まれた中学生の安室朝陽に羽村仁成
朝陽の小学生時代の同級生の上間浩に前出燿志
浩の義理の妹で朝陽に惹かれる上間夏月に星乃あんな
昇の妻の東静に松井玲奈
静の父で東コーポレーションの社長の東啓治に矢島健一
静の母で啓治の妻の東佐江に中村久美
静の愛人で彫り師に落合モトキ
朝陽の父の打越一平に北村一輝
一平が再婚した妻の打越遥に花燈
首を吊って亡くなっていた遥の娘の打越晶に東恩納瑠花
静の従兄弟で沖縄県警の刑事の東厳に江口洋介
厳の後輩で所轄の刑事に三浦誠己
浩の父で夏月の義父にグレート・O・カーン
夏月の母にチャンヒナ
学校の先生に金子鈴幸
東コーポレーションの専務に岸博之
悪にまみれた現実のなか、少女の恋だけが純粋で尊い。。
遺産を狙う入り婿が、義父母を殺害し、嫁も殺す。
それを目撃した中学生3人が脅迫する。自分の父親と後妻の殺害で協力。中学生が、関係者を全て殺害して完全犯罪となるか。。。
悪にまみれた現実の中、中学生の少女の恋心だけが純粋で尊い。
ゴールドとシルバーの頭脳の差
もうすぐ上映が終わりそうなので見に行ったら大当たり。
観られてよかったです。今まで見た今年の日本映画ではダントツでナンバー1。
中国ドラマのリメイクとか。
二人のサイコパスの心理戦にベテラン刑事が絡んでハナシが二転三転、予想がつかない展開。
見た目が美しいのにとぼけていてお人好しでいつも困っているヒトの印象がある岡田将生が非情なサイコパス・キラー、これがハマっていました。
あんなに人目のありそうなところで犯行に及ぶか? と思い、少し映画を舐めていたらとんでもない。頭脳明晰で用意周到なサイコパス・東昇は、完璧なようでこういう致命的な穴を見逃すところがある、という伏線だった様。
朝陽には完全にやられた。
巻き込まれ型の気弱な優等生かと思いきや、切羽詰まって意外な一面を発揮、肝の据わり具合が頼もしい、からの本性が小出しに出始めて実は、裏で用意周到に全体を仕組んでいたことに驚愕する。
それを徐々にわからせる脚本が上手い。
昇は相手が中学生で、舐めているところがあったが、事態を回している朝陽は彼のはるか上をゆく相手だった。
昇の部屋にあったのは数学の銀賞のトロフィー、ところが朝陽は金賞受賞者。
ゴールド・ボーイなのだ。金と銀の頭脳の大きな違いが象徴されていたよう。
サイコパス度合いも金と銀くらい差がありそう。
気弱で母思いの優等生を完璧に装い、夏月も父も、母すら、いいように利用できる駒でしかない、さらにコドモぶりっこして追求を躱すことも計算づく。朝陽のこの冷血ぶりに背中がぞわぞわする。演じた羽村仁成くんは只者ではない。
沖縄が舞台というのが良かった。独特の雰囲気と風習があり、そこで生きている3人の中学生の生活感がよく出ていたと思う。墓参りの習慣は沖縄でしかないもので珍しく、それを利用したのも良い。
夏月がすべてわかっていて朝陽に協力していた、というのは泣けた。
「白夜行」の二人のよう。片方が相手への愛ゆえ自ら汚れ役を引き受けて、しかも報われないのだ。
羽村仁成、星乃あんな、前出燿志の3人の子役恐るべし。
黒木華の、子供を愛する普通の母ぶりがよかった。遺産ほしいよね。
うちの子かわいい、大きくなってもちゅぱちゅぱしたい気持ち、よく分かるし、息子のためになら頑張れるのも同感。息子の言葉を信じたい気持ちも。
そして、かわいいうちの子は得体のしれない怪物だった、しかも自分を殺すかもしれない恐怖の対象になってしまった瞬間の彼女の気持ちと行動を、他人事でなく切実に見てしまった。
松井玲奈、北村一輝、脇役もそれぞれ適役で好演。
江口洋介の、ベテラン刑事ぶりが堂に入っており、朝陽との攻防が見ごたえあり、ぞくぞくする好敵手で良かったです。
横断歩道の向こうとこちらで対峙する刑事と朝陽、このあとどうなるのか、というところで終わるけど、PART2、ほんとにあるの? とっても見たいんですけど。
★2024年劇場鑑賞25★
そんなみんなが言うほどーー??
とかたかを括ってたら大間違い!
なにこれーー!!ハードだけどめちゃおもろー!
岡田将生さんの新たな一面を見た気がして最高すぎた
百聞は一件にしかずでなにも言わずに取り合えず見て欲しい映画🙌
あ、羽村仁成さん初めて知ったけどすごいなぁ。
勝手な憶測だけど普段の喋り方はわざとぎこちない、語尾が収まるような変な喋り方してて唯一本音が出た時と話し方変えてたんじゃないかなぁ。
あのオドオドしてるようでどこか肝が座ってて不気味な感じが話しが進むにつれてめちゃ感じたな。
中日バージョンの異なる所
原作は「紫金陈」という作者の著書の《悪いガキ》である。一度ドラマの「隠された隅」になった。ドラマでは三人の絆を中心にするでは無く 朝陽と自分の先生(東昇)との心理的な戦いのだ。原作でお父さんは本当に朝陽を愛している 朝陽はあの妹を殺していなく意外に死んでしまったのだ。本作はできるだけ120分内で物語を伝えるために 妹の他殺から展開する。お父さんの感情は伝え無かったのは残念な所だったと思う。
最初ポスターを見る時 二人の顔が反対面になると思われた。しかし そうじゃ無かった 結局朝陽は昇になった。原作の結末は違い 朝陽は誰も殺していなかった 昇のような人になっていない 健康に成長した。監督は予想以外の場合を伝えた 原生家庭や環境の影響より少年法は子供のために作ったのか それとも社会を守るために作ったのかと深く考えさせた。
個人的に好きな所は
最初昇さんは静の親を殺す時 顔は陰で覆われた 光に向かうではなく その照明のようなカットは面白いと思う。
その部分は原作にもあって 一応中国で山登りという人気な冗談の言葉になってしまった。(笑 原作は静の親が二人を結婚することを断ったから二人を殺した しかし 二人が結婚した後に妻が浮気をしたんだ。それから昇がもっと悪くなってしまったのだ。
そして 三人の個性的な所も表わした。金髪の第一印象は何も怖くない印象で朝陽と夏月と一緒にバスで座る時も最初は二人の後に座ったが 後一人で左側に座った。この時はもう怖く感じてるそうだ(笑 そして 死体を埋める時も自分の弱い一面を表してしまった。夏月は昇を怖くて4人一緒に座る時も一番遠く座って食事も最初に断ったということを見つけた。
黒木華さんの演技力はこの映画で一番いいと思う。母親が自分の息子は犯人という反応は本当に素晴らしいと思う。
陳腐な夢の様な殺人
ちょっと陳腐に感じた。
同級生の自殺?(殺人)は別としても、夫婦の死亡に於ける警察の初動捜査はやはり気になる。
亡くなった父親が飲んでた薬に関して義理の夫が管理してるなんて何処か違和感だらけ。薬を飲んでるのなら通院する病院に確認すればハッキリすることだろうし。
そして初めての殺人とは思えないほどの狡猾さ。それならば彼の過去に何か秘めてる点には全く触れられない。
また主人公に起伏が少なく、その上殺人に於ける動揺が皆無。そんなことってあるのだろうか?それは人として何か欠如してるのならば、それが自分の都合の良い様に回ることって起こり得るのだろうか?たとえ微分積分の公式を解けることと、行為を隠せることがイコールになることはないのだから。
そして最後に昇が3人を殺害しようとするのだが、わざわざ自宅で行為におよぶことへのリスクがどうしても理解できない。またそこで生き残る主人公に嫌疑が掛けられないことって有り得るのだろうか?あんな陳腐な殺人のすり替えで。
唯一少女の行動のみは物語として理解できる。
演技”は”素晴らしい
終始、全ての人の演技が素晴らしい。主要キャストはもちろん脇の方、例えばナツキのダメ親父、江口洋介に対峙する所轄の食えない刑事ですら俳優さんが素晴らしい。そして岡田将生は本当に素晴らしい。このキャラクターをもっと観たかった。
ただ、プロットはちょっとミエミエ感がある。特にラスト、岡田将生が氷も持ってきて、子供たちはそれを入れたコーラ、そして岡田将生が赤ワイン(もちろん氷はいれない)で乾杯した段階で。。もちろんアサヒはそれに気づいていたわけでそれを飲むふりして吹き出した段階で岡田将生が気づかなかった、ということに。それはアサヒが一段上というより岡田将生がマヌケでは。。
眠い所なし!結構好きなジャンルだった
あれよあれよと点数が盛り上がってきて気になったので行ってきました!!
最初岡田視点からの、じつわこっちの目線か〜!
っていう出だしからはじまり
途中途中も目が離せなくて中々唐揚げを食う暇がなかった!!←褒めてます
色々あって色々の点と点が繋がる感じ
帰宅してからも思い出して
だからあの時あんな感じだったのかー!など
後々からも思い出して楽しむこともできたのはとても大きなポイントだった。
あの子役?の3人もどこかで観たことあるなー
どこだっけなーと
思い出せないがなんとなく自分の脳裏は覚えていた
個人的なところなのですが
自分はとても映画のいらないエロいシーンが本当に嫌いだ。
え!?このシーン今必要?いた?みたいな
男性へのサービスショットってあるじゃない?
ヤンマガ買ったら絶対どこかにエロシーンがないとヤンマガじゃない!!みたいなくくり。
今回はこの漫画がエロ部門に選ばれたかー
みたいな
このエロいシーンで客寄せしてるよね?
みたいな
あれが本当に大嫌い!!
ラブラブな?濃厚キスシーンとかもいらなくて
画面いっぱいは映さないでーとかも思ってしまう
そんな私は今回のこの映画の2人のデートのところで泣いてしまった
色々あったけどこの2人のこの時、この一瞬て今だけでもうここから絶対不幸なのかな?とかあれこれ考えたらもう涙が止まらなくなってしまっていた。
それぐらい役者?に没入できるカメラワーク
キャラの良さ
とくに女は私も昔は男のためなら死ねる!!ぐらい若い時ってすごく夢中でその人が一番で、今もそれは変わらないけど
そんなヤンデレさ具合というか、そういう初々しさみたいなのも、あの2人ではないと演じられなかったような気がした。
あんなにも甘酸っぱくて、必要に感じたキスシーンって他にあったかな?というほど
とっても良かった。
珍しくこういう場面で見れたし←いつもは見たくなかったが見れるキスシーンであったということ。
とてもそこは役者と監督にありがとうと言いたい。
本来あるべき姿のラブシーンであったからだと強く思います。
今後も、必要ではないものは載せないで作ってほしい。
のせるべきシーンであったという所がとても良かった。
いらないシーンだけでいうと葬式の時のじーさんのハゲドアップはいらない
そのあと、岡田くんの近くに行ったので重要な役柄なんか!?と、思いきや
肩をポンポンでおわり。
えーーー
したらハゲドアップははぶいてよーやめてよーという女性ならではの心の叫びを今一度載せておこう。
そこだけ映画終わった後も記憶に残ってしまった
それぐらいいらんハゲは残ってしまうのでハゲをあまり出さないほうがベストです。
ちなみにゴジラが選ばれましたがゴジラでも崖から落ちるシーンなどハゲは使用してません
やはりハゲがいると目立ってそこばかり見てしまうからです!!
なのでハゲはあまり映さない方が今後は良いと思われます!きちんと映画のシーンだけを目に焼き付けさせるべきです。
ハゲとエロは焼き付きやすいです。
それから最後のどんでん返しのところで
手紙が送られてきてのは日本ならではという感じでとてもよかった。
よく、外国では荷物も手紙も半分ぐらいしか届かないらしいから
手紙が来てのポイントはきっと外国では通用しないでしょう。
なのでそういう日本独特の共感の持たせ方もとてもよかった
母親がこっそり読みたいからとシールを綺麗に剥がそうとするけど、きれいにはがれなかった!みたいなところもリアリティがあり
じーーっと見てしまった。
そういった細かい部分も観客が見つめたくなるような視点でとても良かった!高く評価したい。
それから他の人のコメントは大逆転で驚いたと書いてあるが
全然そんなことはなく想定内であった。
逆にもう少し複雑なほうが自分は好みではあるが、初心者も多いのでこれぐらいにしといてやるか
ぐらいでないと日本では評価が高くならないのはとても悲しい。
オールナイトロング
ファニーゲーム
あたりが自分の中の、わ!!!っと驚いた部分ではあったので。
だが、今後もっと期待したいのと
ガメラも見たくなったので見ておきます!!
子役の女の子が可愛くてとても良かった!!
応援するわ
岡田くん
こっち系いけるんだね
いいと思う。ハマってた。
子役主人公が
羽生結弦に似ていて良かった
5は、ディスク買うものなので
4.5に届かなかった理由
謎解き?というかだいどんでんがえしはなくて、予想通りに進んでしまったこと
視覚要素的に?もっと綺麗な描写、可愛い描写または、キモい描写があると良かった。女の子しかそこがなかった。
例えば、フリージアとかだと、血まみれになった、玉山鉄二がシュール綺麗だったりするし
オールナイトロングでは、ゆずがイモムシ?だかなんだかを食べてとても気持ち悪くてよかったし。
岡田くんが車の中で子供らを殺す妄想シーンはとてもよかったが
主役の子役の子の表情があまりないので
殺しを楽しんでいるのかいないのかもあまりわからず
知的要素に割り振りしたんだとは思うがそれだと視覚的には面白味が減ってしまうので、そこの部分をどうやって足すのか?というところではある。
もう少し気持ち悪さがあっても良かったのかなーと。
自然すぎたかなーと。
胃袋がみていておもーーーくなる感覚?が一部でもあったらもっと良かった。
なつきのおでこに最後キスしたシーンはとてもよく、お気に入りで、もっと、そういうポイントがあると良かった。
ダミアンによる「小さな恋のメロディ」‼️
完全犯罪を狙った岡田将生が転落していく物語‼️かと思ったらとんでもなかった‼️これは悪魔の子ダミアンによる「小さな恋のメロディ」‼️この悪魔の子、朝陽に扮する羽村仁成くんの存在感がバツグン‼️あの目つき‼️こんな子供が成長したらジョーカーとか、レクター博士とか、ノーマン・ベイツみたいになるんでしょう‼️犯罪モノとしては、冒頭の義父・義母を崖の上から突き落としたり、墓地での殺人シーンは完全犯罪としてはチョット⁉️特に崖のシーンは明らかに疑われると思うし、自殺で納得する警察もチョットおかしい‼️ただそんなツッコミはどうでもいい‼️あくまでこの作品は悪魔の子・朝陽の人間性を味わう作品‼️父親の再婚相手の娘にフラれた腹いせに娘を殺し、自分を疑う父親と再婚相手を殺し、理解者であった友人と、自分を愛してくれたその妹を、岡田将生ともども殺し、アリバイのため、偽りの日記を作成する‼️うーん、大人顔負けの知能犯‼️末恐ろしい‼️ラスト、江口洋介の刑事に捕まったような展開ですが、少年院に入れられたくらいで朝陽が更生するわけがないので、成長した悪魔・朝陽のドラマを観てみたい‼️そしてそんな朝陽を愛し、信じ、一生懸命働く母親役の黒木華さん‼️ラスト、息子の正体に気づき、息子に包丁を向けられた時の彼女の演技はこの作品の白眉‼️素晴らしい名演だったと思います‼️
よくできてる
後半の展開が二転三転して、思わず声が出てしまう。
女の子の存在が眩しく、朝陽にとっても大切な人であったはず、なのに…そこまでして手に入れたかったものは、貧しさからの脱却なのだろうと推測した。
この子の親だとしたら、どうしただろうと考えさせられた。
ミステリ映画としては、4.5
でも、大好きだとは言えない自分がいてこの評価
ある意味では面白いのだろうが…
最近は どの作品を観るかを決めるのに 色々な方々のレビューを斜め読み(?)して評価が全体的に高ければ観る…と言うヤヤ安直な選択方法なのだが
多くの方が書かれている通り ある意味では面白く120分超えの作品が全く長く感じさせない内容ではあったのだが、、、
ただ…レビューを斜め読みしてるだけに当初は朝陽を始めとした3人の少年達を美化していたと云うか
岡田将生演じるサイコな東昇を少年達が懲らしめるみたいな痛快なエンディングになるんだろうな〜?なんて勝手に想像していただけに話が進むにつれて″えーーーーーっ!!″みたいな
ある意味『怪物』に通ずるモノがあったけど…
でもアノ少年には まだ一抹の救い(?)と云うか希望があったけど、でも朝陽にはソレが全く見いだせなかった
なので見終わった後に何とも言えない鬱が残ってしまった
後になって中国の小説が元になってた事に気付いてチョッとだけ安心してしまった(ある種 偏見極まりないけど…)
原作は『悪童たち』なので其れに気付いていたら勝手な痛快劇を想像しなかったのかも…知れない、だが…
日本版は『ゴールドボーイ』にある意味重要な意味合いが含まれていると思うので
銀しか取れなかった東昇が 軽々と金を取れる(多分)朝陽に勝てたー!!と高笑いしてたところに結果的には そうは問屋が卸さなかった訳で。
とかなんとか終始まとまりの無い感想にはなってしまいましたが、
鬱になったとか言っときながら、多分そんな私も『ゴールドボーイ2』が出たら多分観ちゃうんだろうなぁと思う今日このごろでした
【補足】
犯罪者(特に少年犯罪)が出ると よく親などの家族にも問題があると云われる事があるけれど、必ずしも其れが原因とばかりは云えないのでは?と こういった作品を観ると思えてしまう
たとえ親がどんなに子に心を尽くしても本人の持って生まれた性質にチョッとした釦のかけ違えがマイナスに作用して″悪″になる場合もあれば どんな酷い親に育てられても其れが反面教師となって″善″になり得る事もあると思うから
殺人の運命共同体
まず好きか嫌いかはともかく、どう転ぶか予測のつかない展開に引き込まれる作品だった。
物語は一見好青年に見える昇が、一流企業を経営する義父母を崖から突き落とす狂気と衝撃のシーンで幕を開ける。
警察はこれを事故死として処理する。
しかし昇が二人を突き落とす場面を、中学生の朝陽、浩、夏月の三人がたまたまカメラに収めていた。
そのまま三人がその動画を警察に届け出れば事件は無事解決、になるはずだったが、何と朝陽が提案したのは動画を昇に高価格で売りつけて脅迫するというものだった。
まず、優秀で純朴そうな朝陽がこの提案をするのが衝撃だ。
彼の家庭は両親が離婚しているという複雑な状況にある。
そして朝陽はある自殺した女生徒の母親から犯人扱いをされ、嫌がらせを受けていた。
そんな彼のもとに転がり込んできたのが、小学校時代の親友浩と、彼の血の繋がらない妹の夏月だ。
しかも夏月は性的暴行を受けた義父を刺して逃げてきたのだ。
義父の生死は分からない。
朝陽の母香は朝陽の学費を稼ぐためにパートに出ており家にはしばらく戻らない。
こうして三人の奇妙な生活が始まるわけだが、三人は自分たちの問題は金で解決するのではないかと考える。
そして昇に対する脅迫が始まったのだ。
昇は完全にサイコパスな人間だ。
彼は自分に疑いを持つ妻の静も事故を装って巧妙に殺害する。
正直普通の中学生には太刀打ち出来るはずはないのだが、朝陽はそんな昇に対しても堂々と脅迫する。
そして朝陽は昇にある取引を持ちかける。
もし自分の父親と、彼の再婚相手でもある自殺した女生徒の母親を殺害すれば、カメラのデータをすべて削除し二度と関わることはないと。
最初は反対していた夏月も、朝陽への恋心から彼に全面的に協力するようになる。
この時点ではまだ昇は完全にサイコパスだが、三人にはまだ道を引き返す余地があるように思われた。
浩と夏月は事が終われば施設に入って償いをすることを朝陽に告げる。
そして朝陽のために二人は昇と共に殺害を実行する。
しかし最終的に観客は知ることになる。
この映画の中で最も良心がなく、引き返す道を持たないのは朝陽であったことを。
金子修介監督らしい、狂気に満ちてはいるがジュブナイルものとしても魅力的な作品だった。
おそらく朝陽の夏月に対する想いに偽りはなかったのだろう。
それでも彼は自己保身のために夏月を犠牲にする。
最後は完全に昇の狂気を食ってしまう朝陽のサイコパスぶりに戦慄させられる。
この映画の中で常識的であり、唯一公正な正義を振りかざすのは殺された静の親戚である県警の厳である。
彼は徐々に昇を追い詰め、朝陽の正体にも辿り着く。
朝陽が実の母親である香に向ける殺意の眼差しと、それをあっさり覆す姿にも寒気を感じた。
とても面白い
主人公がお父さんと再婚相手を殺して欲しいと言い出したところでけっこう引く。そしたらとんでもねえ男で、こんな子嫌だ。頭が良すぎておかしくなってる。どんなに頭がよくても犯罪なんて絶対に割が合わないことが分からないのか、アホだな、子どもだからしょうがないのか。どう考えても殺すより6千万の方がいい。うまく運用すれば配当だけで働かずに暮らせるのではないだろうか。
ヒロインの女の子が道重さゆみのデビュー時みたいな顔立ちで、その上肌がぬらぬらしているように見えて異常に色っぽい。他の登場人物も変に艶っぽい人ばかりで、ただ事じゃない。そういう演出か。沖縄の暑さでそうなっちゃってしまうのだろうか。北村一輝のお腹がすごく出ている。時任三郎だとずっと思っていたら江口洋介だった。
タイトルロゴの太い筆文字が変だ。
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