「観ていて疲れる気分。」21グラム みっどないと・シネマさんの映画レビュー(感想・評価)
観ていて疲れる気分。
ナオミ・ワッツは難しい役を演じている。愛する夫と子供二人を事故で亡くす。そして夫の心臓は移植されてショーン・ペンに。子供の頃からの札付きの悪が改心し神に祈りを捧げる毎日。その彼が事故を起こす。断片的にこれらの出来事が画面に映し出されていく。徐々にひとつのストーリーとして観えてくる時、垣間見えていたそれぞれの人生と生き方の問題。
ひとつの答えを出すためにショーン・ペンが起こす行動。
登場人物すべての名演技に観ているものは身も心も疲れることとなる。
人は死ぬと体重が21グラム軽くなるそうだ。どんな人も分け隔てなく等しく21グラム軽くなるのだそうだ。
その21グラムとはいったい何だろう。
魂の重さなのか?
ともあれ見応えのある作品であることは間違いない。
各人の名演技を堪能して欲しい。
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