イコライザー THE FINALのレビュー・感想・評価
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第1作目の大ファンとしては物足らない
古くはブロンソンの「狼よさらば」など定番の私刑モノは、2008年にリーアム・ニーソンが「96時間」で好演して以来、ジャンル映画として人気が再燃し色々と制作されてきましたが、こうした中「イコライザー」が人気作となったのも、アカデミー賞俳優のデンゼル・ワシントンが演じたという理由が大きいでしょう。
元CIAの凄腕工作員マッコールさんが、知人が悪い奴に困らせられているのを知ると自ら正義を下していくという筋書きはシリーズを通して変わりないのだけど、今作はとある用件で出向いたイタリアのシチリアが舞台。
流れ者が世話になった町の住民を悪い奴から救うという、これも昔から定番の筋書きで、1作目はホムセン店員、2作目は配車サービス業という日常生活で事件に巻き込まれるというか引き起こしてきたのと違うのも、うーんといったところ。
敵となるマフィアも、そりゃジモティーにとっては怖いだろうが、マッコールさんからしたら赤子の手を捻るようなもので、1作目の元スペツナズ、2作目の元同僚工作員と比べると弱すぎる。
久しぶりの共演で話題となったダコタ・ファニングとの共闘も、思ったほどでもなかったし…
敵とのハラハラする駆け引き、また、冒険野郎マグガイバーのようにホームセンターの商品を駆使した敵との対決、そして、合間に見せる職場の同僚との交流など、1作目が大好きだった者からすると、2作目同様、3作目も、何度も観たくなる作品ではありませんでした。
全てはGood peopleのために
今回のマッコールさんは、エグい。正中神経の秘孔を直押しして、ボスの弟を悶絶地獄に落とす。ボスの弟は、ほうほうの体で退散した後にお礼参りの準備。
仕返しの準備なんてマッコールさんは百も承知。そこに現れたマッコールは、懺悔の時間も与えず、瞬殺。半殺しじゃなくて、120%の全殺しです。
マフィアのボスが、非道なことをするたびに、暴虐を限りを尽くすたびに、怒りのマグマがマッコールにも自分にもどんどん溜まっていく。
この怒りがカタルシスに変わる瞬間がたまらない。ラスボスへのお仕置きは、たっぷりな時間をかけてあるから、3日間の便秘が解消されるくらいのスッキリ感があります。
『マイ・ボディガード』で共演したダコタ・ファニングが、CIA捜査官で登場というのがにくい。エマがマッコールに選ばれた理由も泣けるし、そもそも、シチリア島に乗り込んだキッカケには唖然としちゃいます。
本当に、FINALなの? アントワーン監督さん。
続編「4」をお待ちしております!
シリーズ最終章で邦題に「The Final」と銘打つ本作ですが、観終わって「またまた」と思ってしまうほど、いい意味でファイナル感はありません。
そもそも「イコライザー」とは「均衡を保つもの、平等をもたらすもの」を意味し、前作「2」こそ私怨が絡みますが、基本的には市井の人々を苦しませる悪党をやっつける仕事人を意味します。そしてその主人公でデンゼル・ワシントン演じるロバート・マッコール(イタリアが舞台の本作では、現地に合わせて「ロベルト」)の特徴は何と言っても「無敵感」。倍返しどころか、組織そのものをほぼ一人で殲滅させるわけですが、驚くべきはその得物が基本「ありあわせ」で、相手の武器を含め即座に目に入ったものを計算に入れ、複数名を次々と秒殺していきます。そんなロベルトも今回は「不意をつかれ」、そして流れ着いたアマルフィ海岸にある小さな港町。町の人々とふれあい、居心地の良いこの地にも「実は」探っていた悪巧みが影響を及ぼし、そして苦しまされている現状にマッコールさんが黙っているわけがありません。
と言うことで、ほぼ粗筋でこれ以上は単にネタバレになってしまうので、あとは観てのお楽しみなわけですが、逆に言えば、起こっていることの補足はセリフ等で説明されることが全て。実際、尺もシリーズ最短の109分で予想外な展開もなくあっという間。そして、一般人相手には極悪非道なイタリアン・マフィアですが、シリーズ史上最もやられっぱなしな相手で、むしろマッコールさんの容赦のなさが目立ちます。とは言え、それなりに感情も移入できるし面白さとしても鉄壁で不満はありません。若干、ジオの娘(名前ど忘れ)のPTSDの可能性だけ気になりましたが、正直、そういうことを気にする映画ではありませんw
アントワン&デンゼル、今回は活躍の機会が全くと言ってなかったエマ(ダコタ・ファニング)ですが、これで終わらせちゃキャスティングからしても勿体ないので、是非、彼女をさらに前面に続編「4」をお待ちしております!
寅さん
今回のマッコールさんは、寅さんだった。大枠のプロットとしてはよく見る"風来坊もの"に、マドンナまでいて?寅さん✕ブギーマン!!
スキンヘッドでなく髪の毛があった前作では髪型同様、マッコールさんのキャラクターとしての人間性やバックグラウンドにスポットライトを当て掘り下げ、親近感を持たせるように描いていた。それに対して本作は、すべての始まり1作目へと原点回帰。どころか、引くほど容赦なくて怖い…もはやホラー感すらある恐怖の対象=これぞ本家本元"ブギーマン"。OPシーン始まり方からして、観客によるマッコールさんへの安易な共感を拒むようだ。そして、後光カット(→終盤の像?で繰り返される)。
ヴァイオレンス残酷描写増し増し!!! そんな残虐性の一方で --- 名優デンゼルはその人柄同様人情深い役が多く本作も御多分に漏れずなわけだけど --- マッコールさんが時折見せる光のない目=(勝手に)通称"マッコール・アイ"は今回は鳴りを潜めていた気がする。
もちろんマッコールさんらしいチャーミングさも見て取れて、名優デンゼルさんの細かい一挙手一投足がキャラクターに深みを与える。地元民たちとの親睦を深めるイチャイチャモンタージュ。杖を「ちょっと絞めてやるか〜」といった具合に、肩にかけてチャップリン持ちするのが良かった。
考えすぎかもしれないけどウクライナ情勢による仮想ロシアか。テログループと見せかけて実は…な今回の敵の正体には、個人的にはプーチンを少し重ねてしまった。現地の人からすると、もしかすると「今までどうにか共生してやってきたのに、煽って要らんことしてくれて…」という、"世界の警察"アメリカへの独り善がりだという気持ちも途中あったかもしれない。ただ、庶民の力。と同時に、そうやって頑張って世界に惨状を発信しても、誰も無関心で助けてくれないというリアル。
あと、やはり本作について書かなければいけないことといえば、トニー・スコット監督作『マイ・ボディガード』で共演したダコタ・ファニングとの再共演!なのだけど、彼女の役はマッコールさんに言われたことをそのまま素直に右から左へと流すキャラだった?
またしても日本配給の愚行…見る前から分かっちゃいたけど、どこが"FINAL"だ!むしろマッコールさんの世直し(と『ヴァチクソ』ラッセル・クロウのエクソシスト活動)はまだまだこれからだろ!! と言いたくなるような作品で、全くいわゆる3作目らしい"最後"感はなかった。なんなら"本作が一番余裕だったのでは?"感すらある。ただ、見方を変えれば誰か他人のために転々としてきたであろうマッコールさんが今後の人生を腰を下ろして過ごす"第二の故郷"安住の地を見つけたとも言えなくないラスト。だけど、やっぱり早く4作目が見たい。
最後に明らかになる渡伊虐殺の背景にあった今回の"(世の中に蔓延る)不正を正す"理由には、正直少し驚いた。
魔王は安息の地を得られるのか
デンゼル・ワシントンことロバートマッコールの最終章イタリアの美麗な街並みとデンゼル・ワシントンの派手でないが、重みがあるアクションで相手を屠る様が見事にマッチしていて惚れ惚れしました。今でもマフィア、カモッラが暗躍し、泣かされる人達がいる。せめてフィクションで、悪人に鉄槌を下す、それが魔王でもあっても。追い詰めるシーンはホラーでした。彼に安息が訪れますように。
面白かったが、これでFINAL?寂しいな~
『イコライザー THE FINAL』鑑賞。
*主演*
デンゼル・ワシントン
*感想*
1と2は鑑賞済み。自分の中で前作で終わりかと思ってましたが、再び続編やるとは思わなかったな~
1は、ホームセンターで銃撃戦を繰り広げられ、2は、悪のイコライザーとの攻防戦を繰り広げられて、濃厚なストーリーだったな~と記憶しています。
デンゼル・ワシントンが演じるロバート・マッコールが敵を倒す所が何度観ても渋くてカッコいいんですよね。今までは19秒で殺してましたが、今回は9秒って!(^^;
結論から申し上げると、めちゃめちゃ面白かったです!
CIAを引退したマッコールがイタリアを舞台にマフィアから町を守る為に再び立ち上がる話。
アクションシーンは、そこまで多くはなかったのですが、何て言うんでしょう、日常パートが続いて、魔の手が迫り始めると、徐々に日常の空気感が重たくなり、だんだんと緊張感のあるシーンに移り変わる所が最高!
アクションシーンがまぁまぁグロくて、マッコールが前作同様、殺し方が容赦が無い!(^^;悪を裁く所が爽快だった。68歳のデンゼル・ワシントンが渋いし、カッコ良かったな~
ダコタ・ファニングが久々に見たけど、綺麗だった。
これで、FINALか~なんか寂しいな~
イコライザー4とか、、ない?
個人的には、もっと観たいんだけどな~これだけが少し残念。。
これで隠居かイコライザー
デンゼル・ワシントンのアクションシリーズ第三弾は、趣向を変えてシチリアの田舎まで出張してイコライズ。孫を連れた老人が帰宅すると邸宅の中は死屍累々と言う物々しいスタートはなかなかいい感じで、期待が高まります。とは言え、傷を負った主人公が美しい田舎町の善良な人々に助けられ、恩返しに町を支配しようとするマフィアをコテンパンにすると言う、なんとも使い古されたパターンのお話しでガッカリです。マフィアの連中も凶暴なだけの愚連隊みたいな連中であまり手強そうでないし、CIA捜査官も何かモタモタしていて役に立ってないです。前作の脚本もひどかったけど、今回もポンコツな仕上がりでした。それでも,町の人々とのドラマ場面でのデンゼルの穏やかな表情や風光明媚な町の風景がとてもいいので、最後まで観られました。役者では、デンゼルのまさに一人舞台で静と動の表情の切り替えがうまく、映画を引っ張っています。でも、この役者さんは、アクション映画よりフツーのドラマを観たいですね。ダコタ・ファニングは出てきただけな感じで残念。悪役はもう少し有名な人を使ってほしいです。
頑張る古希
ファイナルという副題から予想した結末とは違う終わり方でした
スカッとするかと思いきや、ちょっとモヤモヤ
終の住処に出逢えて本当に良かった。
イタリアにフレスコ好きの私的には、
今年1番の作品です。
開幕早々に、
陽光溢れる南イタリア地中海で、
いきなり生臭い展開に落とし込まれる。
気付くとそこは真逆の白と黒のモノトーンの世界に引き込まれ、
更に最終的には、
暗黒の光陰の画家ガラバチィオのキャンバスに焼き付けてられていた。
いや、この明暗の撮影は凄いです。
これだけでこの作品は完結している。
場所はポンペイの南、
アマルフィの少し南のアトラーニ市のようだ。
そこは小さな街だがまるでルルドの奇跡が降るような、ゴミ一つない清楚で隣人が寄り添いながら暮らしている。
そんな地は闇の請負人を心優しく、
素性も問わず受け入れてくれた。
常に危機を機敏に身構える生活だからこそ分かり得るこの安住の地であろう。
そして終の住処であろう。
もっとマッコールを観たいけど、
静かに終の住処でこころ安らかにお過ごしください。
私はもう一度会いに行こうと思ってます。
そんなファイナルもいいのでは⁇
(^o^)
名優デンゼル・ワシントンが世の悪を完全抹消する闇の仕事請負人を演じる人気アクション「イコライザー」のシリーズ最終章となる第3作。
アントワン・フークア監督が前2作に続いてメガホンをとり、イタリアを舞台に主人公ロバート・マッコールが最後にして最大の戦いに挑む姿を描く。
シチリアでの事件で負傷し心身ともに限界を迎えたマッコールは、アマルフィ海岸沿いの静かな田舎町にたどり着く。
身内のように温かく接してくれる人々の存在に救われた彼は、
この町を安住の地にすることを心に誓い、イコライザーのスイッチともいうべき腕時計を外すことを決意する。
しかしその町にも魔の手が迫り、マッコールは大切な人々を守るため再びイコライザーの仕事を開始。
やがて事態はイタリア全土を巻き込む爆破テロ事件へと拡大していく。
マッコールの過去に深く関わる謎のCIAエージェントをダコタ・ファニングが演じ、「マイ・ボディガード」以来18年ぶりにワシントンと共演した。
私にも殺しのライセンスをください‼️❓
このまま、世界各国で
永遠に…
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