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生田斗真「土竜の唄」映画化主演で潜入捜査官に 三池監督×クドカンと強力タッグ

2013年1月21日 05:00

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生田斗真主演で映画化される「土竜の唄」
生田斗真主演で映画化される「土竜の唄」
(C)高橋のぼる・小学館

[映画.com ニュース] 俳優の生田斗真が、高橋のぼる氏の人気漫画を実写映画化する「土竜の唄」に主演し、主人公・菊川玲二に扮することがわかった。ある犯罪組織を壊滅させるために送り込まれた潜入捜査官という役どころで、メガホンをとる三池崇史監督と脚本を手がける宮藤官九郎という組み合わせから、過激な描写が予想される。生田は、「日本が誇るふたつの才能がぶつかり合う瞬間に現場をともに過ごせること、とても楽しみで興奮しています。三池&宮藤ワールドの地下深くまでどっぷり潜りたいと思います。気合入ってます!!! ばっちこーい!!!!」と意欲をみなぎらせている。

原作は「週刊ビッグコミックスピリッツ」に連載中で、33巻まで刊行されたコミックは累計発行部数は350万部。多数の作品を抱える版元の小学館社内でも、“読者が映像化を切望する最後の大物”と言われており、多くのミュージシャンやお笑い芸人、漫画家などもファンを公言している。それだけに、今回の映画化に寄せられる期待は高まるばかりだ。

三池監督は「5分に1度、何かが起きてスクリーンから目を離せない、『ジャパニーズ・ミッション・インポッシブル』と呼べるような、スピード感あふれる作品にしたい」と意気込む。さらに、「中学生がトラウマになるような、過激な映画にしたいね」と語っており、三池ワールド全開のスリリングな潜入捜査コメディを予感させる。

生田は、これまでに「人間失格」「ハナミズキ」「僕等がいた 前後篇」などで様々な役どころを演じきり、最新作「脳男」(2月9日公開)では生まれつき感情のない殺人マシーンという難役に挑んだ。今作では、初タッグの三池監督、ドラマ「うぬぼれ刑事」以来となる宮藤のもと、バカ丸出しでスケベなのに女性経験のない童貞潜入捜査官役を通し、“誰も見たことがない生田斗真”を惜しげもなく披露する。

作品の冒頭には、生田が車のボンネットに全裸の状態で手足を縛られ、大の字のまま猛スピードで疾走するシーンがあるそうで、原作者の高橋氏は「漫画でしかあり得ないと思っていた!」と大興奮しているという。さらに、ヤクザにゴルフのドライバーで股間を打たれそうになったり、手下に股間をかみつかれるなど、原作のハチャメチャ感を踏襲しながらの撮影を予定している。

ストーリーは、警察学校を史上最低の点数で卒業し巡査になった、正義感は人一倍強い玲二が署長から突然クビを言い渡されるところから始まる。表向きは懲戒免職という形をとりながら、潜入捜査官(通称モグラ)になれという命令だった。ターゲットは、関東一の広域暴力団・数寄矢会の轟周宝組長。同会傘下・阿湖義組の若頭“クレイジーパピヨン”こと日浦匡也に気に入られた玲二は、数々の試練を乗り越えながら轟へと近づいていく。

1月下旬にクランクインし、都内近郊ロケセットを中心とした撮影を経て3月にクランクアップ予定。完成は、今秋を目指す。

「土竜の唄」(http://mogura-movie.com/)は、東宝配給で2014年に全国で公開。

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