ターミネーター ニュー・フェイト : 特集
映画.comも前売り購入済み!「T2」正統続編は“期待値爆アゲ要素”だらけ
T-800、サラ・コナー、キャメロン… レジェンドたちが「I'm back!」
そしてどんな“胸アツ”ドラマが?全映画ファンが見るべき10の理由を解説
ジェームズ・キャメロンが手掛けた「ターミネーター2」(1991、以下「T2」)は、ほとんどの映画ファンが一度は鑑賞したであろう“SFアクション映画の金字塔”だ。11月8日公開の「ターミネーター ニュー・フェイト」は、伝説的ともいえる「T2」の“正統続編”として創出された。
しかも、シリーズの“レジェンドたち”が復帰するとあって、映画ファンの期待は爆発するかのように高まりっぱなし。今回の特集は、胸を焦がす“人間ドラマ”が盛り込まれた本作を、120%楽しむための攻略ガイドとして活用してもらえれば幸いだ。
正統続編は“物語”がアツい サラ・コナー復活?T-800はなぜ生きている?
期待値爆アゲ!気になる要素から紐解く、全映画ファンが見るべき10の理由
幼少期や少年・少女期に鑑賞した「T2」をきっかけに映画好きになった、という人は多いのではないだろうか。そしてまた、「ニュー・フェイト」の情報が明らかになるたびに熱狂した人も、同様に多いのではないだろうか。
例えば「リンダ・ハミルトンの復帰」。映画.com編集部も、この文字列だけで「面白くなるに決まっている」と確信した。公開日を正座して待ちわびている全映画ファンへ……期待を高める“10の要素”を、ここに列挙していく。
① T2の直接的な続編!! つまり28年越しの“新章”!!
後に救世主となる少年ジョン・コナーを守る/殺すため、未来から送り込まれたターミネーター“T-800”(アーノルド・シュワルツェネッガー)と“T-1000”(ロバート・パトリック)の死闘を描いた「T2」。その後の映画史に与えた影響は計り知れない。そんな名作の“直接的な続編”――つまり“28年越しで紡がれる新たな伝説”を、見逃す手はないだろう。
② “出演拒否”していたリンダ・ハミルトンが電撃参加&大暴れ!!
「T2」以後、「脚本が魅力的でない」としてシリーズ出演を拒否していたリンダ・ハミルトン(サラ・コナー役)が、本作で電撃復帰! 予告編が披露された際には、ネット上で「世界一ロケットランチャーが似合う女性」とアツく歓迎された彼女は、どんな活躍を見せるのか。
③ シュワちゃん演じるT-800も登場!! …どうして生きてる!? 何か人間ぽくなってない!?
シュワルツェネッガーの“代表的キャラ”ともいえるT-800は、本作でも登場。しかし彼は「T2」終盤で溶鉱炉の底に沈んだはずでは? さらに、その容貌の人間味が増しているようにも見える。謎は深まるばかりだが、果たして……。
④ 「すべて片付いたら、あなたを殺す」の意味とは!? サラとT-800の関係に注目!!
「T2」で共闘し人類の危機を救ったサラとT-800。本作での再会は格別の感動が……と思いきや、予告編では「すべて片付いたら、あなた(T-800)を殺す」という衝撃的な一言! 2人の関係性も、人間ドラマを盛り上げる重要な要素となるだろう。
⑤ 新たな“2人の女性”は何者!? キャメロンの“永遠のテーマ”を象徴!!
人類滅亡の鍵を握るというダニーと、彼女を守るグレースは、いったい何者なのか? グレースにいたっては「強化型の人間」と名乗っており、常人離れした身のこなしでREV-9を圧倒している。“強き女性”を象徴する2人が、アクションとドラマを輝かせていく。
⑥ 今回の敵は…めちゃ打たれ強い!? これまでとは一味も二味も違う!!
これまでのターミネーターは一様に無表情だったが、今回の敵“REV-9”は軽くジョークを飛ばすなど表情豊か。さらに異常なまでのタフネスを誇り、何度も斬り刻まれても、至近距離から顔面に銃弾の雨を食らっても、まったくダメージを負っていないようだ。倒す術はあるのか!?
⑦ “人類の危機”は回避したはずでは!? 物語の行方に期待!!
「T2」で“審判の日”を回避したはずだが、なぜ人類の危機が続いているのか? サラは「運命は変わらなかった」と苦々しく吐き捨て、画面には絶望感が澱(おり)のように張り付いている。物語はどのように展開していくのだろうか……。
⑧ シリーズ生みの親、ジェームズ・キャメロンが製作&原案として復帰!!
シリーズ直近3作品には関与しなかったキャメロンが、今回は製作&原案として全面的に参加。十八番ともいえる人間ドラマにも期待がかかる。なおインタビューでは、本作が“新たな3部作”の第1弾であると明かし、今後のさらなる広がりを示唆してみせた。
⑨ 監督は「デッドプール」のティム・ミラー ハイセンスアクションが超融合!!
マーベル映画「デッドプール」で異色のアクションを打ち出したティム・ミラー監督。本作では、頑丈&忠実なターミネーターたちのバトルを、いかに“料理”したのか。ハイセンスに仕上がっていることは、間違いないだろう。
⑩ なんと…ジョン・コナー役のE・ファーロングも出演!! どんな感じで!?
最大の衝撃は、「T2」でジョン・コナー役を担った“元超絶美男子”エドワード・ファーロングが、再びジョン役で出演することだ。どんな形で登場するかは不明だが、形容しがたい感慨をシリーズファンに与えてくれるに違いない。
【地獄で会おうぜ、ベイビー】 名セリフで振り返る「ターミネーター2」
新作では、どんな感動が待っているのか…!?
“全編が名シーン”とさえ称される「T2」。あらゆる登場人物から隙あらば名ゼリフが飛び出してくるが、そんなセリフの数々をプレイバックしていこう。
◇腕の骨が折れた!警察病院の医師ピーター・シルバーマンの名言。サラに警棒でぶん殴られ、半ベソで叫んだが、「人の体には215本の骨があるのよ。1本くらいなによ!」と無茶苦茶な論理で一喝されてしまった。
◇この機械が、本当の父親代わりになる唯一の存在だT-800とジョンが交流する様子を見て、サラは目を細めて感傷に浸る。特別な感情が芽生え始めていたのに、「ニュー・フェイト」では「殺す」と憎しみを露わにしている。どうして……?
◇なぜ泣くんだ?ジョンと車を修理しながら、T-800が問いかける。疑問を持ったことが、“人間性”への第一歩だった。ちなみに溶鉱炉に沈む直前には、T-800は涙を流すジョンに「人がなぜ泣くのかわかった」とほほ笑みかけた。泣ける……。
◇地獄で会おうぜ、ベイビー!液体窒素で沈黙したT-1000を葬る際、T-800がジョンの教えに倣って放ったセリフ。「Hasta la vista, baby.」。AFIが2005年に選出した「アメリカ映画の名セリフベスト100」にもランクインした。「さっさと失せろ、ベイビー!」とも。
◇これ以上、持っていられない“スカイネット”開発のキーマン、マイルズ・ダイソンの最期の言葉。銃弾を受け事切れたダイソンは、手中の起爆装置を落とし自爆。その荒い息づかいと表情は、映画ファンの脳裏に鮮明に焼き付いているはずだ。
◇I'll be back.T-800によるあまりにも有名なセリフで、「T2」ではサイバーダイン社襲撃時に登場する。溶鉱炉に落ちる際には言っていない。なお「ニュー・フェイト」では、サラが「I'll be back.」とつぶやくシーンがある。
◇「ニュー・フェイト」も、名セリフのオンパレード!?すでに公開されている特別映像では、サラによる「メタル・マザー・ファッカー(このメタル野郎、または金属クソ野郎)」など、脳髄に刺さるセリフをいくつか確認できる。新作でも、感動的な名言が待ち受ける……一刻も早く劇場で確認してもらいたい。