不気味かつ挑発的な巨大な人形は何を象徴する? 西島秀俊主演「Dear Stranger ディア・ストレンジャー」本編映像
2025年9月8日 18:00

西島秀俊が主演し、グイ・ルンメイと夫婦役で初共演した「Dear Stranger ディア・ストレンジャー」から、本編映像の一部が披露された。
日本、台湾、アメリカの合作となる本作は、「宮本から君へ」「ディストラクション・ベイビーズ」で知られる真利子哲也監督がメガホンをとったヒューマンサスペンス。ニューヨークで暮らすアジア人夫婦、賢治(西島)とジェーン(ルンメイ)に突如として起こった“息子の誘拐”という悲劇をきっかけに、崩壊していく夫婦の姿が映し出される。
本編映像は、賢治の前に不気味かつ挑発的な巨大な人形が現れるシーンを収めている。自分が目を離した隙に息子が何者かに誘拐されてしまい、家では妻ジェーンとの夫婦関係が崩壊寸前。そんな父親としての責任と、夫としての苛立ちがピークに達し、放心状態でニューヨークの雑踏を歩く賢治。その視線の先に突如現れた不気味な人形。賢治は、人形に誘われるように路地裏へと足を踏み入れる。
身も心も疲弊し、足取りがおぼつかない賢治に対し、軽やかにステップを踏む人形の姿は、どこか賢治を挑発し、嘲笑っているようにも見える。巨大な人形を追いかけ路地に引き込まれていく様子は、袋小路に追い詰められていく賢治の心理状態そのものを表しているかのよう。やがて賢治がゆっくりと振り向いた人形に手を伸ばすと、人形は「バイバイ」と手を振り、賢治の前から忽然と姿を消してしまう。果たして巨大な人形の存在は何を象徴しているのだろうか。
世界的な音楽家ジム・オルークによるドラマチックな劇伴も相まって、観る者の好奇心を掻き立てる、不穏な空気に満ちた本編映像となっている。
映画は9月12日公開。
(C)Roji Films, TOEI COMPANY, LTD.
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