第11回恵比寿映像祭が開幕 三宅唱の映像インスタレーション、「無言日記2018」プレミア上映も
2019年2月8日 15:00

[映画.com ニュース]東京都と写真と映像の専門美術館の東京都写真美術館(東京都目黒区)が主催する第11回恵比寿映像祭の内覧会が、2月7日同所で行われた。
恵比寿映像祭はアートと映像の国際フェスティバルとして2009年から開催し、毎年、様々な角度から国内外の多彩な作品を紹介。今回は、今いる位置から違うところへ移動すること、あるいは、すでにあるものや作法を異なるものに置き換えてみることを意味する「トランスポジション」をテーマに26の国と地域から集まった72作品がお披露目された。
会場のひとつとなる日仏会館では、「きみの鳥はうたえる」が、ベルリン映画祭フォーラム部門に出品された三宅唱監督が、山口情報芸術センター(YCAM)と共に手掛けた初の映像インスタレーション「ワールドツアー」を恵比寿映像祭のために再構築し、3面のスクリーンで展示。また、本作の原点となる「無言日記」シリーズを長編処女作の「やくたたず」と並べて紹介する。また、3月30日劇場公開の新作映画「ワイルドツアー」及び、「無言日記2018」のワールドプレミア上映も実施される。
メイン会場の東京都写真美術館では、草野なつか監督が、俳優が役を獲得する過程の身体の変化を捉える過程を映し、2017年に発表した64分版を再編集した新作、「王国(あるいはその家について)」(150分版)ワールドプレミア、映像作家の牧野貴氏が撮影した数千枚に及ぶ鉱物写真をジム・オルークのサウンドと共に展開する「Endless Cinema」、中国と北朝鮮国境の街で育ったヘ・シャンュが、自らの幼少期を捉え、イメージフォーラムでの公開が決定した長編ドキュメンタリー「ザ・スイム」など話題作が並ぶ。
そのほか、音響デザイナー大野松雄作品の3RENSAライブ&トーク付き上映、ダナ・ハラウェイ「生き延びるための物語り」日本プレミア、こども映画教室によるワークショップ付き「キートンの探偵学入門」上映、日仏会館との共催企画のシンポジウム「クリス・マルケルのトランスポジション」、上映と講演「映画と文学III 『田舎司祭の日記』 ロベール・ブレッソンと映像による翻案」など、バラエティ豊かなプログラムが実施される。
第11回恵比寿映像祭は2019年2月8~24日開催。プログラム詳細は公式HP(www.yebizo.com)で告知している。
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