仁義なき幕末 龍馬死闘篇

劇場公開日:

仁義なき幕末 龍馬死闘篇

解説

同じ作品世界で描かれる「ムービー(映画)」と「ステージ(演劇)」を連動させたプロジェクト「ムビ×ステ」の第5弾「仁義なき幕末」の映画版。令和のヤクザが激動の幕末にタイムスリップし、坂本龍馬に代わって世を変えるため奮闘する姿を描く新感覚時代劇。

ヤクザの若頭・村田恭次とその右腕の大友一平は、敵対する暴力団が仕掛けてきた抗争のさなか、突然現れた不思議な少女の力によって幕末にタイムスリップしてしまう。そこで恭次は坂本龍馬と出会うが、龍馬と恭次は瓜二つだった。戸惑う恭次の前に龍馬を狙う一味が現れ、龍馬は恭次をかばって命を落としてしまう。龍馬がいなければ薩長同盟も実現せず、この国の新たな時代は開けない。恭次は、龍馬になり代わり日本の夜明けを実現しようと決意する。一方その頃、同じ時代にタイムスリップしていた一平は、ひょんなことから新選組に入隊していた。

恭次役を松田凌、一平役を和田琢磨が務め、坂本龍馬の妻で今作のヒロインとなるおりょうを剛力彩芽が演じた。監督は「HOKUSAI」「探偵はBARにいる」の橋本一。

2023年製作/90分/G/日本
配給:東映ビデオ
劇場公開日:2023年3月25日

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映画レビュー

5.0タイムスリップのCGがちょっとショボい以外は娯楽映画として100点!

2023年4月2日
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「ヤクザ×幕末」という、東映お得意の要素を掛け合わせた作品で、「ヤクザ×幕末」といったら見たいのはこういうのだろ!というシーンがたくさん入っていて、すごく面白かったです。
飽きさせない展開で、最後までどうなるか分からなくて手に汗握って見てました。
深く考えずに見る娯楽映画というのがベースにありつつも、毛利亘宏さん(仮面ライダー等の脚本家さん)によるエグみのある展開もあり、舞台で経験を重ねてきた役者達による繊細な感情表現もあり、見応え充分!
殺陣が得意な役者が集まっているので、殺陣の迫力もすごかったです。
幕末、龍馬、新選組好きな方にはぜひ見ていただきたい!
斬ったり斬られたりで血が結構出るので、血が苦手な人だけは無理かも。
タイムスリップのCGはちょっとしょぼくて一瞬我に返りましたが、まぁ一瞬なので!

私は大の新選組好きですが、土方歳三も原田左之助も良かったけど、沖田総司が特に良かった!世の中の沖田総司は、子供っぽくて優しいタイプと、ニコニコ笑いながら人を斬るタイプに分けられると思ってるけど、今作の沖田は後者です。後者の中では100点満点の沖田では? 3段突き凄かった!

剛力彩芽さんにあまりプラスのイメージがなかったんですが(すみません)、おりょう、とてもかっこよくて痺れました。いい女…!
本宮泰風さんの西郷隆盛、コワモテでハマってました。

(以下、内容・キャラクターに触れるけどあらすじ以上の展開ネタバレはなし)
ヤクザで、頭と腕という相棒だった2人が、かたや憧れの坂本龍馬になり代わって、中岡慎太郎と共に、西郷隆盛、桂小五郎と対峙し、かたや新選組に入って龍馬と敵対してしまう、という話。

龍馬は序盤で、主役であるヤクザの村田恭次を庇って亡くなってしまうけど、鷹揚で明るくて器がデカくて、とても理想の龍馬でした。同じ顔の恭次と同時に出てても、表情が全然違うから、同じ人には見えない。
恭次はヤクザの若頭だったけど、青くて小物感があり、だからこそ、ヤクザだということは半ば忘れて応援してしまう。

相棒の一平の方が根っからのヤクザって感じでした。恭次と一平のバディ感も良かった。

一平の舎弟の高梨の情けないチンピラ、敵対する伊達の狂犬っぷりも好演でした。

血湧き肉躍る娯楽映画として、とても楽しかったです!オーディオコメンタリーも始まったようなので、私もまた観に行こうと思います!

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みきんき

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