20歳のソウル

劇場公開日:

解説

千葉県船橋市立船橋高校に代々受け継がれている応援曲「市船soul」にまつわる実話を、「彼女が好きなものは」などで注目を集める若手俳優の神尾楓珠と、日本映画界を代表する名優・佐藤浩市の共演で映画化。市立船橋高校吹奏楽部でトロンボーンを担当する浅野大義は、活発でやさしく、まっすぐな性格で、顧問である高橋健一先生に大きな影響を受けながら、青春を謳歌していた。大義は野球の強豪校でもある船橋高校野球部のためにオリジナル応援曲の作曲に挑戦し、作曲の難しさに苦心しつつも高橋先生からの叱咤激励もあり「市船soul」が完成する。その曲は試合で演奏されるとたちまち得点を呼ぶ「神応援曲」と呼ばれるようになる。高校を卒業した大義は、高橋先生のような教師を志し音楽大学へ進学する。しかし、そんな大義をがんの病魔が襲う。大義役を神尾、高橋役を佐藤がそれぞれ演じる。監督は「特命係長 只野仁」シリーズ、「陽はまた昇る」など数多くのドラマを手がけた秋山純。

2022年製作/136分/G/日本
配給:日活
劇場公開日:2022年5月27日

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(C)2022「20歳のソウル」製作委員会

映画レビュー

3.0まさにドラマのような実話。テレビ的演出だが、配信時代には合うか

2022年5月27日
PCから投稿
鑑賞方法:試写会

悲しい

吹奏楽部所属の高校男子・浅野大義君が応援曲を作曲し、野球部などの試合で演奏されるようになるが、大義君は音大進学後にがんを患い二十歳の若さで他界してしまう。「青春+難病」の創作物はこれまで数多く作られてきたが、これはまさに劇的な実話だ。

素材の良さは認める。日本人の琴線に触れる話だし、「市船soul」のサンバ風の三連符を活かしたリズムと旋律は彼が早熟な天才だったことをうかがわせる。けれど、たとえば葬儀場での演奏場面などは、6小節の演奏部分と4小節の声援部分を延々と繰り返し、生徒たちと顧問教師・高橋(佐藤浩市)の泣き顔のアップで涙を誘おうとする、いかにもお涙頂戴の演出がテレビ的。ただまあ、スマホなどの比較的小さな画面でも視聴される配信の時代にはこんなわかりやすさが合うのかもしれない。

劇中、大義(神尾楓珠)が書いたオリジナル曲の楽譜の一部を高橋が×印で削り、短くする場面がある。これも実話に基づくようだが、たとえばプロの編曲家とミュージシャンに協力してもらい、削除されたオリジナルのパートを再現し、さらにアドリブでメロディーやリズムを展開するような白熱のセッション場面があれば、音楽的にもより楽しめる映画になったのではないか。

あるいは、劇中で「市船soul」は野球部の応援に使われる場面ばかりが描かれるのだけれども、実際の市立船橋高校は多種目のスポーツで強豪校であり、特にサッカーは2010年代にも国内外での大会で何度か優勝している(一方で野球部の甲子園出場は2007年が最後。大義君の卒業は2014年)。“神曲”などと持ち上げるくらいなら、いっそ「市船soul」の応援のおかげでサッカー部が大会で優勝した、くらいに少々盛った話にしてもよかったのではとも思うが、予算の問題など大人の事情もあったかもしれない。

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高森 郁哉

3.5⭐︎3.8 / 5.0

2024年6月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

6月5日(水) @ AP映画(2022)
20歳のソウル
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涙腺崩壊😭辛い時に側に居てくれる人が居るだけで幸せなんだろうなー😌自分も人の心に生き続けられる生き方をしたい🥹
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#movie 🎬2024
#備忘録
#20歳のソウル
#映画
#映画鑑賞
#映画レビュー
#映画好き
#映画好きと繋がりたい
#映画好きな人と繋がりたい

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まー。

4.0感情移入しますね

2024年5月6日
スマートフォンから投稿
鑑賞方法:VOD

遅ればせながら先程鑑賞
佐藤浩市さんと同世代で自分の3人の子ども達が中高みんな吹奏楽だったので非常に感情移入して観ました
市船の吹奏楽員さんが実際演奏しているようで練習風景とか凄くリアルでしたね
私は冷血動物なのかお涙頂戴の物語でもめったに泣かないんだけど、高3でダメ金でみんなで合唱するところとか、告別式でみんなで演奏するところでウルウル来ましたね
佐藤浩市さん尾野真千子さんの演技が秀逸で特に佐藤浩市さん役の高橋先生は子ども達が中学でお世話になった顧問の先生と重ねて観てました
ストーリーは前半はテンポが良かったけど後半は少しだれたかな?
2時間弱で纏めた方が締まったかなと言う個人的感想
神曲は恥ずかしながら初見でしたので市船の全国出場楽しみにしてます

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たいこう3

4.0こんなドラマティックなストーリーが実話だなんて

2024年5月6日
Androidアプリから投稿
鑑賞方法:VOD

大義の生きたいって言葉がすべてを物語る、生きてこそ成せることしかないけれど彼が残したものは偉大で、人は2度死ぬと言われるが市船ソウルを後輩が演奏する限り2度目の死は無い。
佐藤浩市と尾野真千子の演技には感動させられました。流石です。
ラストの葬儀の前夜からのシーンは号泣必死でした。

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