ドリトル先生不思議な旅

劇場公開日:

解説

ヒュー・ロフティングの童話『ドリトル先生・航海記』を、「いつも2人で」で作詞を担当したイギリス芸能界の才人レスリー・ブリッカスが脚色・作詞・作曲し、「ミクロの決死圏」のリチャード・フライシャーが監督したミュージカル・ファンタジー。撮影は「コレクター」のロバート・サーティース、音楽監督はライオネル・ニューマン、振付はブロードウェイの俊鋭ハーバート・ロスが担当した。出演は「マイ・フェア・レディ」のレックス・ハリソン、「歩け!走るな」のサマンサ・エッガー、イギリスの舞台人アンソニー・ニューリー、「砲艦サンパブロ」のリチャード・アッテンボローほか。製作は「何という行き方!」のアーサー・P・ジェイコブス。

1967年製作/アメリカ
原題または英題:Doctor Dolittle
配給:20世紀フォックス映画
劇場公開日:1967年12月15日

ストーリー

西イングランドの美しい港町パドルビイ。そこに住むドリトル先生(レックス・ハリソン)は動物の言葉を理解する不思議な医師。ネコの餌売りマシュウ(アンソニー・ニューリー)やトミー少年は先生の大ファンである。ある日、近眼の馬に、メガネをかけたことから、馬の持主ベロウズ将軍が姪のエンマ(サマンサ・エッガー)をつれてどなりこんできた。大騒ぎのあげく将軍は退散したがエンマはドリトル先生に親しみをおぼえた。ところで先生はかねがね冒険旅行に出たいと思っていたが、旅費がない。そこへ友人から、珍しい双頭のラマが送られてきた。先生はこれをサーカスに売って人気者に仕たてあげ、旅費を作った。その頃、夫恋しさのあまりノイローゼ気味のアザラシを診察した先生は、そのアザラシをショールで人間に変装させ海に放してやった。ところが、それを目撃した人がいて、先生は殺人犯にされてしまい、法廷に立たされた。犬の証言で、無罪になったものの、すっかり気違い扱い。さて、いよいよ先生は帆船を買って、大冒険旅行に出発。同乗したのはマシュウとエンマ、それにたくさんの動物たち。旅行の楽しさも束の間、大嵐に会い船は難破、一行はイルカの案内で原住民の住む島へ。島でも先生は動物の診察に余念がない。そしてクジラを呼んで島をアフリカ大陸まで押させることに成功した。その地で先生は、風邪をなおしてやった大カタツムリから、お礼として、自分が潜水艦になって、故郷の町へ送りとどけましょう、と申し出られた。先生はエンマたちだけを帰し、自分は残った。故郷の町は、先生を気違い扱いするからだ。そこへ、かつて助けてやったアザラシが夫妻でやってきた。故郷の町も大分かわり、先生の帰国を待っているとのことだ。先生は、満月の夜に月へ向かって飛ぶという“大月蛾”に乗って帰国の途についた。この次は月世界へ旅行しようと思いながら……。

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スタッフ・キャスト

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受賞歴

第25回 ゴールデングローブ賞(1968年)

受賞

最優秀助演男優賞 リチャード・アッテンボロー

ノミネート

最優秀作品賞(コメディ/ミュージカル)  
最優秀主演男優賞(コメディ/ミュージカル) レックス・ハリソン
最優秀作曲賞 レスリー・ブリッカス
最優秀主題歌賞
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映画レビュー

4.0心暖まるファミリー映画

2020年11月23日
PCから投稿
鑑賞方法:TV地上波

過去において幾度かテレビ放映された作品なので、ドリトル先生の声は宝田明といったイメージが個人的に強い作品。ミュージカルとしての完成度は「チキチキバンバン」には及ばないが、ロケ地はどれも美しい。そしてレスリー・ブリッカスの曲も全編にわたって温もりがありGood。今日では決してお目にかかれない、手作り感満載の娯楽作品である。

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sakuranbo2008

4.0 ミュージカル仕立てだった。動物病院を開くことになったいきさつを語...

2018年11月2日
PCから投稿
鑑賞方法:CS/BS/ケーブル

 ミュージカル仕立てだった。動物病院を開くことになったいきさつを語るシーンで、動物と話すことができて楽しくなる心境を歌で表現するなんて、かなりいい感じ。  インディアンの友達から双頭のラマを送られ、サーカス団に連れて行く。かねてより憧れだった海カタツムリを探す資金を集めるためだ。そんなドリトルにも災難が訪れる。あらぬ罪で裁判でさらし者にされたのだ。  後半は大冒険。途中、悪天候に見舞われ漂流島へ・・・なんだか殺されそうになったドリトル一行。笑えるシーンもあったが、海カタツムリをみつけてからの行動がよくわからなかった。

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kossy