【祝来日】やっぱりブラピに夢中! おすすめの出演映画10選

2022年8月24日 09:00


「ブレット・トレイン」のブラッド・ピット
「ブレット・トレイン」のブラッド・ピット

主演作「ブレット・トレイン」(9月1日公開)のプロモーションのため、ブラッド・ピットが約3年ぶりに来日しました。現在58歳のブラピの“前厄”を払う祈祷への参加や、京都でのジャパンプレミアなど、日本の文化に触れて楽しんでいる様子はSNSを中心に映画ファンから注目されています。

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映画.comでは本作の公開を記念して、ブラピの出演作の中から、【編集部がおすすめする10作品】をご紹介。若い頃の名作や最新の傑作まで、さまざまなジャンルの作品に出演してきたブラピの魅力を再発見してください。

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■「リバー・ランズ・スルー・イット」(1992年/124分/ロバート・レッドフォード監督)

「リバー・ランズ・スルー・イット」
「リバー・ランズ・スルー・イット」

【作品概要】
俳優で監督でもあるロバート・レッドフォードが、ブラッド・ピットを主演に迎えて描いたヒューマン・ドラマ。原作は、作家ノーマン・マクリーンの「マクリーンの川」。20世紀初頭のモンタナの壮大な自然を背景に、フライ・フィッシングを通して交流する家族の絆とそれぞれの葛藤を描く。第65回アカデミー賞で撮影賞を受賞した。

【あらすじ】
厳格な牧師の家庭で育てられた、真面目な兄ノーマン(クレイグ・シェイファー)と自由奔放な弟ポール(ブラッド・ピット)。正反対な性格だが、父(トム・スケリット)に習ったフライ・フィッシングで2人は結ばれていた。やがて、ノーマンは大学進学で故郷を離れ、兄弟はそれぞれの道を歩み始める。

【おすすめポイント】
年老いた主人公の回想として家族の思い出が綴られる本作で、ブラピ扮する弟のポールは太陽のような存在として描かれます。生真面目な兄にとって、自由奔放な弟は時に嫉妬や羨望の感情を抱くほどまぶしく美しい。物語の終盤、フライ・フィッシングで大物を釣り上げた時に見せるポールの笑顔は、思わず時間を止めたくなるほど輝きにあふれています。

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■「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」(1994年/124分/ニール・ジョーダン監督)

「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」
「インタビュー・ウィズ・ヴァンパイア」

【作品概要】
作家アン・ライスによる原作小説「夜明けのヴァンパイア」をニール・ジョーダン監督が映画化。吸血鬼に魅入られ、不老不死となった青年が遂げる数奇な運命を描く。配役発表当時、主役のトム・クルーズに対し、原作者ライスと熱狂的な愛読者が不満を表明したが、ライスは完成した映画を見て発言を撤回。一転して、トムを絶賛するコメントを発表した。マロイ役のリバー・フェニックスが撮影前に急逝し、クリスチャン・スレイターが代役を務めたことでも話題となった。

【あらすじ】
現代のサンフランシスコ。ジャーナリストのマロイ(クリスチャン・スレイター)は、美しい青年ルイ(ブラッド・ピット)にインタビューを始める。彼が語った半生は驚くべきものだった。18世紀末のニューオリンズ。妻をお産で亡くして絶望するルイに、美貌の吸血鬼レスタト(トム・クルーズ)が近づく。レスタトはルイを永遠の命を共にする伴侶にすべく、牙を突き立てる。しかし、吸血鬼となったルイは他人の命を奪うことに耐えられず、苦しむのだった。レスタトはルイを引き止めるため、瀕死の少女クローディア(キルステン・ダンスト)を同族に仕立てる。

【おすすめポイント】
冒頭、薄暗い部屋に明かりが点き、ルイ=ブラピの顔が露わになった瞬間、その美しさに息を飲みます。透き通りそうなほど白い肌に、薄緑色の瞳……。そして、幻想的に紡がれていく耽美な世界。レスタト役のトムの妖しい魅力と原作者もうならせた圧巻の演技、クローディア役を見事に演じきった子役時代のキルステン・ダンスト、ゴージャスな衣装やセットなど、見どころ満載の名作です。

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■「セブン・イヤーズ・イン・チベット」(1997年/136分/ジャン=ジャック・アノー監督)

「セブン・イヤーズ・イン・チベット」
「セブン・イヤーズ・イン・チベット」

【作品概要】
神秘的な禁断の地チベットを舞台に、若き日のダライ・ラマと伝説の登山家の魂の交流を描いたヒューマン・ドラマ。オーストリアに実在した世界的な登山家ハインリヒ・ハラーの実体験に基づく同名著書を、「愛人/ラマン」「愛と勇気の翼」のジャン=ジャック・アノーのメガホンで映画化した。ダライ・ラマの5歳年下の妹であるジェツン・ペマも出演している。

【あらすじ】
ヒマラヤを目指したハラー(ブラッド・ピット)は第二次大戦勃発に巻き込まれ、イギリス人の捕虜となる。妻には離婚され、自己中心的な生き方をしてきたハラーは初めて大きな悲しみと挫折を味わうが、やがて収容所を脱走すると聖地チベットに辿り着き、そこでダライ・ラマと交流していく。

【おすすめポイント】
利己主義だったハラーが初めて無私の境地を体験し、心の変化をなし遂げていく姿が印象的に描かれています。その変化を器用に表現するブラピの技が堪能できるだけでなく、ダライ・ラマの名言も心に響く作品です。

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■「ジョー・ブラックをよろしく」(1998年/181分/マーティン・ブレスト監督)

「ジョー・ブラックをよろしく」
「ジョー・ブラックをよろしく」

【作品概要】
イタリアの劇作家アルバート・カゼーラの戯曲を映画化した「明日なき抱擁」のリメイク。「セント・オブ・ウーマン 夢の香り」のマーティン・ブレスト監督がメガホンをとり、死神と令嬢の切ない恋を美しい映像でエモーショナルに描く。

【あらすじ】
大富豪パリッシュ(アンソニー・ホプキンス)のもとに、ジョー・ブラック(ブラッド・ピット)と名乗る客がやってくる。彼はパリッシュを迎えに来た死神だった。パリッシュは寿命を延ばしてもらう見返りに、人間界の案内を引き受ける。帰宅した娘のスーザン(クレア・フォーラニ)はジョーの姿を見て、街で意気投合した青年にそっくりなことに驚く。実はジョーは人間界に紛れ込むために、事故死したその青年の肉体を借りていた。やがてスーザンと死神は惹かれあっていく。

【おすすめポイント】
60本以上あるブラピの出演作のなかで、珍しいほど直球のロマンチック・ラブストーリー。彼の美貌とキュートな魅力を余すことなく堪能できます。人間界に興味津々な死神がなんともかわいらしく、初めて味わうピーナツバターに目を輝かせる場面は思わず巻き戻したくなるほど。3時間超えの長編ですが、うっとりと酔いしれているうちにあっという間に時間が過ぎてしまいます。

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■「ファイト・クラブ」(1999年/139分/デビッド・フィンチャー監督)

「ファイト・クラブ」
「ファイト・クラブ」

【作品概要】
セブン」のデビッド・フィンチャー監督と再びタッグを組み、チャック・パラニュークの小説を映像化した衝撃作。エドワード・ノートンヘレナ・ボナム・カータージャレッド・レトら演技派が共演している。

【あらすじ】
心の中に問題を抱えるジャック(エドワード・ノートン)はタイラー(ブラッド・ピット)と名乗る男と知り合う。ふとしたことからタイラーとジャックが殴り合いを始めると、そこには多くの見物人の姿が。その後、タイラーは酒場の地下でファイト・クラブなる拳闘の秘密集会を仕切ることになった。たくさんの男たちがスリルを求めて集まるようになるが、やがてそのクラブは恐るべきテロ集団へと変貌していく。

【おすすめポイント】
タイラーを演じたピットは、撮影前には役作りのためトレーニングを積み、理想的な“闘う肉体”を作り上げました。衝撃のクライマックスや大胆な演出など、20年以上前の作品なのに今見ても色あせない作品であり、タイラーを演じたブラピが纏う危険な香りにも酔いしれます。

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■「オーシャンズ11」(2001年/117分/スティーブン・ソダーバーグ監督)

「オーシャンズ11」
「オーシャンズ11」

【作品概要】
トラフィック」のスティーブン・ソダーバーグ監督が、ジョージ・クルーニーブラッド・ピットジュリア・ロバーツら豪華キャストを迎えて描いたクライムエンタテインメント。フランク・シナトラが主演した1960年の映画「オーシャンと十一人の仲間」をリメイクし、11人の犯罪プロ集団による史上最大の現金強奪計画の行方を描く。2004年には「オーシャンズ12」、2007年には「オーシャンズ13」が製作された。

【あらすじ】
4年間の服役を終えて仮出所した凄腕の詐欺師ダニー・オーシャン(ジョージ・クルーニー)は、前代未聞の犯罪計画を企てる。それは、ラスベガスの3大カジノの現金が集まる巨大地下金庫から1億6000万ドルを盗み出すというものだった。まずは旧友ラスティ(ブラッド・ピット)を仲間に引き入れ、スリの天才や爆発物の専門家、曲芸師など各分野のプロフェッショナルたちをスカウトしていく。

【おすすめポイント】
ブラピが演じるのは、スタイリッシュで頭がキレるラスティー。オーシャンの右腕として活躍する“できる男”で、スーツの着こなしやサングラスなど小物アイテムの使い方も参考になります。だいたい何かをむしゃむしゃと食べていますが、ブラピはそれでもやっぱりかっこいい。

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■「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」(2008年/167分/デビッド・フィンチャー監督)

「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」
「ベンジャミン・バトン 数奇な人生」

【作品概要】
デビッド・フィンチャー監督が、「セブン」「ファイト・クラブ」に続いてブラッド・ピットと3度目のタッグを組んだ作品。F・スコット・フィッツジェラルドの短編小説を映画化した。80代の年老いた姿で生まれたベンジャミン・バトンの奇妙な人生を、数々の出会いと別れを通して描く。第81回アカデミー賞で最多13部門にノミネートされ、美術賞、視覚効果賞、メイクアップ賞を受賞した。

【あらすじ】
老いてしわだらけの姿で生まれたベンジャミン・バトン(ブラッド・ピット)。彼は成長するごとに少しずつ若返っていく。ベンジャミンはデイジーという少女と仲良くなるが、同じ年頃でも見た目が老人のベンジャミンは彼女と大っぴらに遊ぶことは難しかった。時が経ち、ベンジャミンは船旅に出る。様々な経験を経て故郷に戻った彼は、大人の女性に成長したデイジー(ケイト・ブランシェット)と再会する。

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【おすすめポイント】
特殊メイクとCG、VFX技術を駆使して、主人公の生涯を描き切った本作。ブラピは見た目が人とは逆行して変化するベンジャミンを繊細に演じ、アカデミー賞とゴールデングローブ賞で主演男優賞にノミネートされるなど高い評価を受けました。運命的に惹かれあいながらも、ベンジャミンとデイジーが共に過ごせたのは一生のうちのわずか。そのほんのいっときの幸せが、心に焼き付きます。

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■「ワールド・ウォー Z」(2012年/116分/マーク・フォースター監督)

「ワールド・ウォー Z」
「ワールド・ウォー Z」

【作品概要】
007 慰めの報酬」「ネバーランド」のマーク・フォースター監督のメガホンで、マックス・ブルックスのベストセラー小説を映画化したパニック大作。ピットが製作も務め、デビッド・エリソンダナ・ゴールドバーグが製作総指揮に名を連ねる。脚本は、デイモン・リンデロフ(「プロメテウス」、テレビシリーズ「LOST」)とマシュー・マイケル・カーナハン(「大いなる陰謀」)。

【あらすじ】
突如発生した謎のウイルスがが瞬く間に世界中へと広がり、各国の政府や軍隊が崩壊状態に陥る。元国連捜査官で、伝染病の調査や紛争国での調停役を務めた経験をもつジェリー(ブラッド・ピット)は、旧知の仲の国連事務次官ティエリーに呼び出され、ワクチン開発の情報収集のため各国をめぐる調査隊に同行するよう依頼される。ジェリーは妻と娘2人を安全な国連指揮艦の空母にかくまってもらうことを条件に依頼を引き受け、ウイルスの謎を解明するため混乱する世界へ旅立つ。

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【おすすめポイント】
いわゆる“ゾンビ映画”のジャンルです。本作でのブラピは、特殊な能力を持ったスーパーヒーローではないですが、家族を必死に守ろうとする“父”としてのかっこよさに惚れ惚れします。数千ものゾンビがピラミッドのように積み重なるシーンは、圧巻の一言。残暑にちょっとひんやりできる怖い映画としてもおすすめです。

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■「ザ・ロストシティ」(2022年/112分/アダム・ニーアーロン・ニー監督)

「ザ・ロストシティ」
「ザ・ロストシティ」

【作品概要】
サンドラ・ブロックが主演とプロデュースを手がけ、チャニング・テイタムダニエル・ラドクリフら豪華キャストが集結したアクションアドベンチャー。監督はアダム・ニーアーロン・ニー兄弟。

【あらすじ】
恋愛小説家のロレッタ(サンドラ・ブロック)は、新作であるロマンティックな冒険小説の宣伝ツアーに強引に駆り出される。作品の主人公を演じるセクシーなモデル、アラン(チャニング・テイタム)の軽薄な態度にいら立ちを募らせるロレッタの前に、謎の大富豪フェアファックス(ダニエル・ラドクリフ)が出現。フェアファックスはロレッタの小説を読んで彼女が伝説の古代都市の場所を知っていると確信し、彼女を南の島へと連れ去ってしまう。ロレッタを救うべく島へ向かったアランは彼女を発見し、ともに脱出を目指すが、大自然の過酷な環境の中で思わぬトラブルに次々と見舞われる。

【おすすめポイント】
ブラピが演じたのは、誘拐されたロレッタを助けに来る男。ワイルドで強くて頼りになる姿には、ロレッタも思わず目がハートに。本作には、旧知の仲であるブロックが「ブレット・トレイン」にカメオ出演したことの“お返し”として参加したそうです。かっこ良すぎて逆に面白い役柄を生き生きと演じています。

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■「ブレット・トレイン」(2022年/126分/デビッド・リーチ監督/R15+)

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【作品概要】
作家・伊坂幸太郎による「殺し屋シリーズ」の第2作「マリアビートル」を、「デッドプール2」のデビッド・リーチ監督がブラッド・ピットの主演でハリウッド映画化したクライムアクション。「キック・アス」シリーズのアーロン・テイラー=ジョンソン、「ラスト サムライ」の真田広之らが共演している。

【あらすじ】
いつも事件に巻き込まれてしまう世界一運の悪い殺し屋レディバグ(ブラッド・ピット)。そんな彼が請けた新たなミッションは、東京発の超高速列車でブリーフケースを盗んで次の駅で降りるという簡単な仕事のはずだった。盗みは成功したものの、会ったこともない9人の殺し屋たちに列車内で次々と命を狙われ、降りるタイミングを完全に見失ってしまう。列車はレディバグを乗せたまま、世界最大の犯罪組織のボス、ホワイト・デスが待ち受ける終着点・京都へ向かって加速していく。

【おすすめポイント】
日本が舞台の小説を映画化したというだけでも心が躍りますが、とにかく不運な役なので、ピットの“困り顔”が拝めることも◎。個性が強すぎるキャラクターたち、気になる日本文化の描写、そしてR15+ならではの残酷な描写にも期待がかかります。

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