仲間由紀恵&阿部寛ら「トリック」一同、ファンに感謝「これで本当に最後」
2013年12月17日 19:08
[映画.com ニュース] テレビドラマから生まれた人気シリーズの劇場版第4作にして完結編「トリック劇場版 ラストステージ」のプレミアイベントが12月17日、都内で行われ、主演コンビの仲間由紀恵と阿部寛、共演の生瀬勝久、野際陽子、東山紀之、北村一輝、水原希子、池田鉄洋、堤幸彦監督が出席。タイトル「トリック」にちなみ、登壇者9人がトリ9羽を出現させる“トリック(トリ9)”を生披露。ヒヨコやインコやオウムなどかわいらしいトリたちが次々と登場する中、自称・天才マジシャンの山田奈緒子役の仲間は、巨大なオリにダチョウを出現させ、約1000人のファンが詰めかけた会場を大いに沸かせていた。
最終章となる本作では、奈緒子と自称・天才物理学者である上田次郎(阿部)の“迷”コンビが、マレーシアの怪しい呪術師(水原)を相手にコミカルな奮闘を繰り広げる。仲間は、「民放で初めて主演を務めた作品。楽しいこともつらいことも寂しいことも、たくさんのことを学んだ作品。14年続いた『トリック』もこれで本当に最後。まさか14年も続くなんて思っていなかった。皆さんのおかげだと心の底から感謝しています」と深々と頭を下げた。
阿部も当初を振り返り、「Vシネマを超えるほど睡眠時間がない連ドラを初めて経験した。14年間、それぞれ成長してきた。本当に寂しいですね。長い間愛してくださって本当にありがとうございました」と感謝の気持ちを述べた。堤監督も、「撮影のやり方も含め、色々と実験ができた作品。初期の頃は徹夜続きで大変だったけれど、その苦労は作品に焼き付けられている。一生の思い出ですね」と感慨深げ。そして、「ラストステージは初めての海外ロケもあり、『トリック』の全てが詰まった作品。切ないエンディングが待っている」と手応えを感じていた。
奈緒子の母親・山田里見役を演じる野際は、「ドラマが始まった時は18歳。14年しか経っていないのに、なぜか77歳になってしまった(笑)。これが“トリック”」と冗談めかしながら、「マレーシアロケに連れて行ってもらえなかった。行きたかったな。最後なのになんで置いていくのかしら」とぼやき、堤監督はタジタジだった。
本作でシリーズ初参加を果たした水原は、「ほとんどのセリフがマレー語だった(笑)。色々と思い出深く、このチームに参加できたことをありがたく思う」と達成感。同じく初参戦の東山も、「阿部さんと北村さんと比べて見ても分かるように、顔が薄いものだから『テルマエ・ロマエ』には出られないけれど、『トリック』の最後をまかせていただき光栄」と笑わせた。
「トリック劇場版 ラストステージ」は、2014年1月11日に全国で公開。