宮崎駿「風立ちぬ」&高畑勲「かぐや姫の物語」は同日公開 公開規模も同様に
2012年12月13日 17:02

[映画.com ニュース] スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサーと西村義明プロデューサーが12月13日、東宝の2013年度ラインナップ発表会後に、東京・日比谷の同社で会見した。鈴木氏は、宮崎駿監督作「風立ちぬ」と高畑勲監督作「かぐや姫の物語」を2本立てではなく、独立した作品として同日公開することを発表。その理由を、「映画ってエンタテインメント。同じ日に公開されたら、お客さんもワクワクするんじゃないかと思って。公開規模も同じくらいにしたい」と笑顔で語った。
宮崎監督が脚本も兼ねる「風立ちぬ」は、模型雑誌「月刊モデルグラフィックス」で連載していた同名漫画が原作。ゼロ戦設計者として知られる堀越二郎の若き日の姿を描いている。映画では、堀辰雄の傑作小説「風立ちぬ」の恋愛模様も盛り込みながら、10歳の主人公・二郎の30年におよぶ生涯に迫る。
14年ぶりに新作を手がける高畑監督が、今作に取り組むべく始動したのが2005年だったという。最初に出来上がったシナリオは約3時間30分におよんだそうで、足かけ7年の力作。鈴木氏は、「『アルプスの少女』を日本でやるとこうなる」と納得顔だ。また、11年に死去した日本テレビの氏家齊一郎元会長が、製作としてクレジットされている。高畑監督の大ファンだったといい、10年に絵コンテを見せたら「『かぐや姫ってわがままな娘だな。でも、やっぱり女はわがままに限る』と言っていた。それを伝えたら、高畑さんも喜んでいた」と述懐した。
作品の話題性のみならず、観客動員や興行収入にも注目が集まることは間違いない。鈴木氏は、「どっちが勝った、負けたというのはイヤなんだ。2本同時に数字を発表することも東宝さんに相談している。そうしたら、今までで最高の数字が出せるんじゃないか」と笑みを浮かべていた。両作ともに2時間5分程度の上映時間を想定しているという。
関連ニュース





映画.com注目特集をチェック

フロントライン
【感情、爆発。】日本を代表する超豪華キャスト。命を救う壮絶な現場。極限の人間ドラマ。魂の渾身作。
提供:ワーナー・ブラザース映画

試写会で絶賛続々
「愛しくて涙が止まらない」…笑って泣いて前を向く、最高のエール贈る極上作【1人でも多くの人へ】
提供:KDDI

ネタバレ厳禁映画の“絶品”登場!
【超・超・超・超・異色展開】このカオス、このサプライズの波状攻撃…あまりにも好きすぎた
提供:バンダイナムコフィルムワークス

宝島
【あまりにも早すぎる超最速レビュー】すさまじい映画だった――全身で感じる、圧倒的熱量の体験。
提供:ソニー・ピクチャーズエンタテインメント

映画「F1(R) エフワン」
【「トップガン マーヴェリック」を観た人類におくる】あの“胸アツ”を更新する限界突破の超注目作
提供:ワーナー・ブラザース映画

We Live in Time この時を生きて
【仕事にならないくらい泣いた…】人生の岐路で何度も観返したい、“一生大切にする”珠玉の1本
提供:キノフィルムズ

おばあちゃん版「ミッション インポッシブル」!?
【辛口批評サイト98%超高評価!】アクション映画好きに全力でオススメ!めちゃ良かった!!
提供:パルコ