「不都合な真実」スタッフによる核兵器廃絶ドキュメンタリー、予告編公開
2010年9月22日 11:54
[映画.com ニュース] 核兵器廃絶を訴える米ドキュメンタリー映画「カウントダウンZERO」の予告編が公開された。
同作は、地球温暖化の危機を訴えアカデミー賞を受賞した「不都合な真実」のプロデューサー、ローレンス・ベンダーが手がける最新ドキュメンタリー。バラック・オバマ米大統領が2009年のプラハ演説において「核なき世界を目指す」という構想を示し、今年8月6日に広島で開かれた平和記念式典に初めてジョン・ルース米駐日大使が出席するなど、核軍縮への気運が高まっている現代。しかし、同作によれば現在も世界には約2万3000の核兵器が存在しているという。
予告編は、オバマ大統領のプラハ演説から始まり、なぜいま世界が核兵器廃絶に向けて動き出したかを、さまざまな知識人や学者、政治家などの証言から検証していく。一方で、核保有を企てるテロ組織の存在や、90年代のロシアでは「ジャガイモのほうが厳重に管理されていた」という驚きの事実などがひも解かれていく。
同作は今年の第63回カンヌ国際映画祭で特別上映された。10月23日から開催の第23回東京国際映画祭でも特別招待作品として上映予定。11月3日から全国で公開。