ハチ公の故郷・大館市の「大文字焼き」が「『犬』文字焼き」に!
2009年8月17日 12:00
[映画.com ニュース] 秋田県大館市生まれで、亡き飼い主を渋谷駅前で待ち続けた「忠犬」として知られる秋田犬ハチ公の物語を、リチャード・ギア主演でハリウッドが映画化した「HACHI/約束の犬」。8月8日から日本先行公開となった本作にちなみ、16日、大館市で行われた「第42回大館大文字まつり」で、クライマックスの「大文字焼き」が、特別に一画を加えて「犬文字焼き」になった。
「大館大文字まつり」は、大館市の夏の風物詩として毎年、市内の御成町を舞台に行われている。踊りや神輿(みこし)で賑わい、市内を流れる長木川で花火大会や燈籠流しが行われると同時に、火によって悪霊を焼き、祖先の供養と大館市の発展を祈願して、市の東に位置する鳳凰山に「大」の火文字を浮かび上がらせる「大文字焼き」が行われる。
今回はその「大文字焼き」で、映画「HACHI」の公開と、約80年に渡り東京・渋谷と大館をつないでくれたハチ公の慰霊の意味を込めて、午後8時の点火から8分後の午後8時8分からの8分間、「大」の字にライト点灯で一画を加え、鳳凰山に「犬」の字を浮かび上がらせた。同時に行わた花火大会でも、「8」の字と犬の顔を描いた特別スターマインを含め、約1888発の花火が打ち上げられるなど、今年の大館大文字まつりは「8(ハチ)」ずくしとなった。