リチャード・ギアが渋谷駅前のハチ公像とご対面

［映画.com ニュース］　7月7日、主演作「HACHI／約束の犬」のプロモーションのため6日に来日したリチャード・ギアが、東京・渋谷駅前のハチ公像を訪れた。

亡き主人の帰りを渋谷駅前で待ち続けた「忠犬」として知られ、日本でも「忠犬ハチ公」として映画化された秋田犬ハチの物語を、「ギルバート・グレイプ」「ショコラ」のラッセ・ハルストレム監督がメガホンを取り、ハリウッドで映画化した「HACHI／約束の犬」は、アメリカの郊外の町を舞台に、ギア演じる大学教授が拾った秋田犬のハチが、主人が倒れた後も駅前でその帰りを待ち続ける姿を描いている。

渋谷駅前の待ち合わせスポットとして常に人でごったがえすハチ公像前に、ハリウッドスターのギアが現れると周囲は大きな歓声に沸き、当のギアも「少し時差ボケを感じてるけど、また日本に来ることができてうれしい。東京でたくさんの友人とも再会したしね。初めて日本に来てからもう30年、何度も日本に来てるよ」とご機嫌。ハチ公像の首に花輪をかけ、「初めて本物のハチと対面できてうれしい」と微笑んだ。

「ハチ公についてはなんとなく知っていた程度だったが、この映画の脚本を読んで子供のように泣き、次の日に読んでもまた泣いてしまった」というギアは、「国境を越えて人の心に訴えかける映画で、時代を越えて作る意義がある映画だと思った。ハチに心から敬意を表したい」と熱く語ってセレモニーを締めくくった。

「HACHI／約束の犬」は8月8日全国公開。