イーストウッド監督が「シックス・センス」風ホラーに挑戦!

2008年11月17日 12:00


ホラー映画のモチーフは お手の物
ホラー映画のモチーフは お手の物

[映画.com ニュース] 「チェンジリング」(08、アンジェリーナ・ジョリー主演)、「グラン・トリノ」(08、クリント・イーストウッド主演)、「ヒューマン・ファクター」(09、モーガン・フリーマンマット・デイモン主演)。最近、1年にほぼ2本という快ペースで監督業に勤しむオスカー監督クリント・イーストウッドに、新たなプロジェクトが舞い込んだ。

タイトルは「ヒアアフター(Hereafter)」。“あの世”という意味を持つ、「シックス・センス」風な死後の世界がテーマになったホラー映画だという。その脚本を執筆したのは、今ノリに乗っている脚本家ピーター・モーガン。彼が関わった作品はオスカーと縁が深く、「クィーン」でヘレン・ミレン、「ラストキング・オブ・スコットランド」でフォレスト・ウィテカーが受賞。今年12月全米公開される「フロスト/ニクソン」でもフランク・ランジェラ(ニクソン元米大統領役)が主演男優賞最有力と目されており、「ヒアアフター」のキャスティングが注目される。

製作会社は「父親たちの星条旗」「硫黄島からの手紙」でもタッグを組んだドリームワークス。スティーブン・スピルバーグの右腕、キャスリーン・ケネディがプロデューサーを務める。

イーストウッド監督はホラー映画こそ初めてだが、「危険な情事」の元ネタとされるサイコスリラー「恐怖のメロディ」(71)で監督デビューするなど、スリラー映画には定評がある。また、西部劇「ペイルライダー」(85)でも自ら“幽霊”と思わせるスゴ腕のガンマンを演じたほか、ホラー映画的モチーフはこれまでも手がけてきた。思えば、TVシリーズ「世にも不思議なアメージング・ストーリー」(85)のイーストウッドが監督したシーズン1第12話「ヴァネッサの肖像」は、亡き妻(ソンドラ・ロック)が肖像画が甦るというファンタジーホラーだった。そのエピソードの脚本家は、同シリーズクリエイターだったスピルバーグ。イーストウッドとスピルバーグは何かと不思議な縁で結ばれている。

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