ザ・クリエイター 創造者のレビュー・感想・評価
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「(自分にとっては)なんか違う!」
最初の頃は「オー!」という感じで見入ってたのですが、途中から なんかストーリーが好きになれませんでした。主な 理由は以下のとおり。
①映画ドットコムの解説欄の《人類とAIの存亡をかけた戦争》ではないし!
②《人類を滅亡させる兵器》なの? 映画の中では「ノマドを壊すための特殊兵器」!
③特殊兵器を壊すための突入部隊なのに 現地の警察(日本語訳。原文だと違うのかも)相手ごときで苦戦しているし
④AIロボを生産する国にしては 工業化の進んでいない地域が多すぎ!
⑤戦争を止めるための《特殊能力を身につけたAIロボ》のはずなのに、戦争を止めるにしては能力の方向性がちょっと違う。更に「オフ」と「ポーズ」の機能発現が時に異なる。
⑥能力が成長する? はずなのに、終盤まで全然成長してないし!
⑦特殊能力と AIロボでは 技術の方向性が違うはずなのに、両方を開発できる、ニアマタの天才性は描かれていない。
⑧ニアマタ本人が負傷して、後継者もいないのに、AIロボの生産が続くのも疑問?
⑨ニアマタの開発後の数年後に特殊兵器が露見するのも疑問?
A.そりゃ、各俳優さんの演技は良いですよ! また、子役の人の演技も良かった!
だけど 恐らくは、無理やり突っ込んだ設定がストーリーの中でうまく昇華
されていない気がしました!
B.いろいろな映画のオマージュをしているだけ で ストーリーはやっつけ感MAX!
余談
●何かの書物で「ロボを人間に似せてつくるのはよくない!」と見かけましたが、
まさにそんな感じがしました!
●話し変わりますがそういえばロボット3原則なるものが有ったはずですが、
この映画の中では これの適用はどうなっているのですかね!?
<主な基準(今後のためのメモ)>
4.5 観て良かったと感じた映画
4.0 おすすめできる映画、何かしら感慨を感じる映画
3.5 映画好きなら旬なうちに見てほしい映画
3.0 おすすめはできるが、人により好みが分かれると思われる映画
SFに輝きを取り戻させる快作
スターウォーズシリーズの中で
最高傑作とも言われる
「ローグワン」を手がけた
ギャレス•エドワーズ監督の最新作。
未来を描く筈のSF映画が
ありきたりのものになってしまい
輝きを失って久しいのだが、
斬新なアプローチと映像美、
そして大作映画としてのエンターテインメント性
全てを兼ね揃えた本作はかつてSF映画に求めた
ワクワクを感じさせてくれる傑作だった。
AIの権利をテーマにしたSFオリジナル。
AIと共存するアジアと
AIを滅ぼそうとするアメリカ
その狭間で旅をするAIと人間の擬似親子の物語
そしてあのラストシーン…。
映画の魅力をふんだんに盛り込み
美しく纏め上げられた本作は
SF映画に輝きを取り戻してくれた。
今年1番好きな映画(暫定)
とても良かった。火の鳥未来編を思い出す内容でした。頭が平らなAIがロビタの造形に似ていたし。
映画通の人ならストーリとか先が読めそうですが、そんなに本数見たことない私はとても楽しめました。
しかしあんなに西側をザ・悪として描いて、西側の人は見てて楽しめるのかとちょっと思いました。
現代社会にも通じる「対立」のテーマをSFのジャンルで分かりやすく
AIによりロサンゼルスが核攻撃され、人類とAIが対立。前者はアメリカを中心とする西側諸国、後者はAIと共存するニューアジアが代表。
人類とAIの両者に言い分があり、近い人の死が憎しみの連鎖を引き起こすのは現代社会の民族や宗教対立と同じ構図。
それを難しいヒューマンドラマではなく、わかりやすいSFにしており話に入りやすい。
主人公のテイラーはAI側の最終兵器というべきアルフィーを破壊すべきだが、
死に別れたはずの妻のマヤに再会するために、逃避行を続ける。そのうちに互いに愛情が生まれ、二人の特別な関係も判明していく。
同じSFだが、同監督のローグワンのようにド派手なラストバトルがあるわけではない。
その意味ではアクション自体はある程度控えめ。
この映画は、あくまでテイラー、アルフィー、マヤそして、渡辺謙をはじめとしたわき役たちのドラマを楽しむのがポイント。
映像と主演俳優陣は☆4ですが
あくまで好みとして、映像の凄さと主演俳優が好きなのと、このスケールの映画を作り上げた事への敬意として星4ですが、どのくらい楽しめたかというと、個人的には星3.5くらいでした。(採点を星4にしてましたが3.5に修正しました)
私がこの作品を見ながら考えていたのが「この監督私と同世代だな」で、今調べたらその通りほぼ同世代、同じものを見てハマって来たんだなとわかります。
そこで自分が好きだったものの要素が散りばめられていることに熱くなるのか、既視感にどちらかというと引いた感覚になるかが個人で分かれるのかもしれませんが、私は残念ながら後者でした。
その時代のものに免疫がない人も、逆に新しく感じたりしていいかもしれません。私の場合は既視感と既視感がたたみかけて、どうしても気になってしまい集中がそがれました。
私は新しいものを体感したい欲求があったのでこの作品ではそこが満たされなかったようです。SF作品に求めるデザイン性での楽しさは部分部分ありましたが、テーマにも全体の雰囲気にも、過去の巨匠達が作り上げたオリジナルのセンスを全て借りてるような感覚になり、この監督独自の個性をもっと感じたかった(けど感じられなかった)という気持ちが鑑賞後に残りました。期待ほど心に残らなかったのが感想です。
とはいえ本当に好みの話だと思うので、作品自体は誠実に作られていると感じ、星4にしました。
映像はすごかった
驚くべき壮大な映像は、見たことのない世界を見せてくれてワクワクしたし、『地獄の黙示録』や『ブレードランナー』を想起させるシーンも多く、そういったところも楽しめた。
けれども、本作のストーリーには、響くものも伝わってくるものもあまりなかった。というか、僕には話の内容がいまひとつわからなかったです。
アルフィー役の聡明で可愛らしい少女の存在が、この作品の大きな救いでした。
善とは、悪とは、戦争はなぜ終わらないのか
SFアクションというよりも、
人間ドラマ。命のドラマという色を強く感じた。
清く正しく平凡なAI、強欲高慢上からな人間。
ひくにひけない戦争。
映画 第9地区 で感じたドス黒さがそこにある。
全体的に、スター・ウォーズっぽい感じがあるが、
敵側が人間ということで、とても複雑な気持ちで
終始進んでいき、最後までモヤモヤがとれない。
スッキリはしないことが多いが、
VFXの技術は、もの凄いものがある。
全てが自然に視える。
渡辺謙も、凄い存在感。
ラスト サムライ的。
人間の価値とは?
近い将来、AIと人間が対立するというのは、誰もが想像していることである。その現実味がどの程度のものなのか、私には見当つかないが。大多数の人間よりもAIの方が合理的で生産性が高いものになるのは確かだろう。
そうであるならば、人間の価値って何だ?非合理的で、負の感情を抱え、暴力的なこの生き物は、地球上に存在する意義があるのか?
2023年のウクライナやガザに限らず、人間はその叡智をもってしても争いをやめられず、憎しみの連鎖が渦巻いている。人間が産み出したAIという新たな知能に次を託した方が、宇宙規模でみたらより良いものなのかもしれない。そんな妄想が止まらない。
本作において、元特殊部隊の男性・ジョシュアがAIの少女・アルフィーと出会い、物語が展開していく訳だが。少なからぬ能力を有するアルフィーが、無礼なジョシュアと行動を共にするに至るには、やや無理があるような。あんな言葉遣い、態度だったら抹殺に値すると思うんだけど。私が少し繊細に過ぎるのか?
あと未来において、デジタル使用した行動ならAIが即察知できるような気がしないでもない。それを言ったら物語が進まないのは百も承知だけれど。
野暮だが、ブレードランナーやアルマゲドンの幻影が、大人心をくすぐったことは告白しておきたい。
ニューアジアの世界が良い。
映像はとても良いけど、ストーリー展開はありがち。
いろいろな映画作品から影響を受けていると思われる、
シーンが多数あって、それを考えるのも楽しいです。
それにしても、ちゃんと最終兵器であるAIの雰囲気を
もった子供を見つけてくるのはすごいよ。
しかも良い演技してるし。
他の俳優さんもピッタリの役柄。
他の方も書いてあったけど、戦闘シーンはかなり
ベトナム戦争を思わせるので、辛いです。
続編ができそう。
AIの世界はどこまで行くのか?恐さを感じつつ‥
AIが人間の顔をしている。
AIと人間の境目をなくそうとするのは危険過ぎやしないか?でも人間は危険すぎることを平気でやれる生き物でもあるのです。
とてもドラマチックな物語でありましたが、その感動がこの世界を肯定することになるのだとしたら、ちょっと待ったをかけたいです。
人間が作ったものと戦争をするなんて、馬鹿げてやしませんか?
物事には「いい塩梅」というのがあります。それを探りながら生きていくことが大事だと。この映画を観て感じたことはそんなことでした。
技術革新や発展の前に大切にしなきゃいけないことを考えたくなるような作品でした。
「たかが映画にそんなに真面目に考えなくても‥」と言われるかもしれません。でも、これは近い将来の姿かも?僕にはリアルに映りました。
「スターウォーズ」や「ブレードランナー」を感じさせる世界観は楽しめましたが‥。
アメリカ人が作った中身のない映画
A.I.が暴走して、反対派のアメリカv.s.賛成派ニューアジアの対決になるのだが、主人公のテイラーは自身の役目を無視して行動する。愛する妻を想う気持ちは大切だが仲間を犠牲にして自己中。
「ブレードランナー」をオマージュ・リスペクトしているのかもしてないけど、いまさら超劣化版にしかならない。
東南アジアをイメージする場所で渡辺謙のみ日本語を話す。英語字幕があるから分かるけどいきなりの日本語は聞き取りできない。中途半端な制作者の日本贔屓はいらない。
A.I.が暴走したのではなく、人間の操作ミス。しかしアメリカはニューアジアを攻撃する。もう映画を観ていても怒りMax。ニューアジアの人々はあんなにA.I.と共存しているのに。A.I.のアルフィーは事あるごとに合掌するが、これの意味することが理解出来ないであろう欧米人にとっては意味のない事である。
せめて主人公がラストでアルフィーを助ける時、過ちを悔いる場面でもあれば救われたが、アメリカ映画だからそんな事期待する方がバカだよな。
説明なしのご都合映画
この映画を知ったかぶりで高評価している人間がいるとは悲しい。
まず設定が全く生かされてない。AIと呼ばれるロボットの感情がありすぎだろう、あるならあるで説明しないと、ついて行けない。渡辺謙が甲冑着る意味ある?ってかロボット服着る意味あるのか?あるならあるで画かないと。
敵弱すぎだろう、存亡をかけた戦いならもう少し主人公達を強くするとか、ただ死んだ妻に会いたいだけであんなに強くなれるのか?
すべてが気持ち悪い映画。ラスト・サムライ300年後って題名なら納得行く。
こぞって持ち上げる批評家がいるが信用に足らない。
敵も味方も欠陥品か?
良いところ
不自然さのないCG
アルフィー役の子の演技
ダメなところ
設定全てに漂う考察の足りない甘さ
全員真面目にやってるとは思えないうっかりさ
科学が進んでる割に低レベルな戦争
邦画でも「AI崩壊」だったかAIを取り扱ったとんでも映画があったが、正直シナリオとしては同レベル。こっちの方が映像としてはずっと良い出来だけど。
開始数分で、と言うか最初シーンで違和感。どう見ても潜入工作のシーンなのに巨大空中要塞ノマドからのサーチライトが降り注ぐ。真っ暗な海岸にそれだと数キロ下手すれば数十キロ先からでも気づかれるだろ、ともうなんと言うかしょっぱなでガッカリ。そのほかでも敵味方がうっかりすぎて話が進む。目の前の敵戦力を無力化する前に監視を外して逃亡やら反撃とか真面目にやれよ、と。特にラストあたりで子供の脚力ではしりまわるのに破壊命令出てるのに全く無防備。いや、空気が薄くて人間の行動阻害されるとは言え、無防備すぎるだろ、最優先で守るべき施設だろ。
ニューアジアと米国の対立なのはいいけど、どちらかの殲滅戦じみた状況でなんでそんなに戦力差あるのに悠長なんだ?なんか戦力差大きいのに割と不利な戦績らしい。わからん。一体どう言う状況なんだ。そう言うところを無視してみるべきなんかも知れんが、開始直後のガッカリ感で細かい不自然さが気になる。そもそも主人公のテイラー軍曹が潜入工作するほど優秀さのくせに行動が稚拙すぎて好きになれんかったからアラ探しになってしまった。
感情のあるAIって⁉︎(そりゃ出来る未来は来るだろうけど…)
これまでの映画と違いAI(ロボット)の方が感情が有り涙を流し人間の子供を育てる。そしてより牧歌的(SDG s的)な生活を送っており迫害を受ける側と成っている。科学的な根拠を持って観てはいけないのかも知れない… だからSFと思って鑑賞してしまうと沢山?が出て来る。
期待して観たのに残念でならない。。そして4DXで観て大失敗してしまった。
(しかしAIが寝ると言うのは。どうしても設定的に無理が…)
やはりAIより恐ろしいのは人間なのだ!…と言う事が言いたいのネ。それにしては金かけ過ぎだろ⁉︎こっちは期待して観に行ってしまうだろ‼︎(余り批判するのは好きではないのだが久々にお金を返して欲しいと思う作品であった…)
鼻につくお涙頂戴
AIロボットを子供にして泣かせにきているのがバレバレで途中からうんざり。
そもそもわざわざAIを子供にする理由に乏しい。
妙に日本フリークの監督で、渡辺謙が日本語話すのも変。
デザインや特撮は一級だった。
近未来の人間ドラマ!?
私にとって今年度ベスト1と言える作品でした。
オープニングの『FLY ME TO THE MOON』から心揺さぶられ、ラストのドビュッシーの『月の光』…まで鷲掴みにされましたし、SF映画としては、『ブレードランナー2049』以来の衝撃でした。
系統的には『ブレードランナー』以外では『メッセージ』、『AI』、『アバター』『レオン』…なども彷仏とさせられる部分もあり、万人向けとは言いませんがこれらの作品が好きな人には気に入ってもらえるかもしれません。
AIの子供がいとも簡単に機械を操ったり、主人公も簡単に敵基地に侵入できたり、突っ込みどころもなくは無いですが、そんな部分に刺さっているよりこの映画の作り出す世界観と物語に浸って欲しい作品です。
“新・SF映画 傑作の登場”と言って良いでしょう。
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