劇場公開日 2022年12月16日

ケイコ 目を澄ませてのレビュー・感想・評価

全216件中、181~200件目を表示

2.5岸井ゆきのちゃん

2022年12月21日
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鑑賞方法:映画館

結構、大変だったでしょうね。あのミット打ちはなかなか大変だったと思います。ただ、試合では体が小さい上に、構えると猫背になるので、強さが感じられなかったです。実話が基なので仕方がないかもしれませんが、話の盛り上がりが無かった感じが…。

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ごっとん

3.5劇的なドキュメンタリー

2022年12月20日
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鑑賞方法:映画館

笑える

を見ているようだった。俳優さんが結構豪華な。淡々とあっという間に過ぎていった。淡々となのに、早く終わらないかなぁとは思わなかった。不思議な感じだ。
余談だが、けいこがKー15の座席で見た。

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印刷局員

4.0メ~テレ、ボクシング映画、そして岸井ゆきの。

2022年12月20日
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鑑賞方法:映画館

私は映画を観る前に前情報を殆ど入れません。勿論、劇場に行けば本編が始まる前に多くの公開予定作品の予告編を目にしますが、最終的に選んで観ている映画(邦画)が始まり気づくのが「あ、これもメ~テレ(名古屋テレビ)なのか」という件です。敢えて付け加えれば「それらの全てが必ずしも好みというわけではない」のですが、その実力とこだわりは否定のしようがありません。
また、必ずしも選定基準にはしているつもりのない「ボクシング映画」というジャンル。私、スポーツとしてのボクシングも殆ど興味がないと言って過言はないのですが、「ボクシング映画」を観終わって否めない「打たれ弱さ」、もう所々「めろめろ」になって涙腺が刺激されます。
そして「岸井ゆきの」という俳優。私自身は遅ればせながら2015年頃から彼女を認識をし、初の主演作品『おじいちゃん、死んじゃったって。(17)』の頃には「Check in (on)」の一人として注目をし、今では引っ張りだこな存在で「さもありなん」と思いつつも、今作における「ケイコ」役は跳びぬけて素晴らしい。正直、「ろう者」「ボクシング」いずれにおいても当事者がどう見るかは判りませんが、少なくとも彼女の演技のベースに確実な「努力」が見て取れ、感動に輪をかけているような気がします。観逃している作品も多いですが、私の観た作品中、2022年最優秀賞主演女優賞確定です。

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TWDera

4.0最後、ケイコは『私もありがとう。』って伝えたかったんだ。

2022年12月20日
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鑑賞方法:映画館

最後、ケイコはきっと『私もありがとう。』って伝えたかったんだと私は思いました。

素直で実直にボクシングに取り組む彼女の姿勢が、痛いほど胸に突き刺さり、現代日本が忘れかけている大事なものを彼女の澄んだ目を通して改めて教わったような気がします。

夜電車が走る陸橋の河川敷の背景構成や雨の中のジムは、交わっているようで交わっていない葛藤のそれを表しているようにも思えました。

鑑賞後の家路は、とても優しい気持ちに包まれて、勇気をもらいました。

俺も頑張ろうって。
ケイコみたく、リングでわぁーーーーって叫ぶ人生を送ろうと思いました。

三宅監督が君臨する日本映画の未来は、とても明るいです。
次回作がとても楽しみです。

素敵な映画をありがとうございました。

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RYO

4.0言葉がなくとも伝わる意志

2022年12月20日
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全編を通して音楽がない作品。
ジムの音、河川敷の音、生活音が敏感に伝わってくる作品であった。
言葉を発しない主人公のケイコの感情がわかりづらいと感じていたが徐々になんとなくわかってくる。

何かに打ち込む、頑張る理由は人それぞれだし変化していくものだし、その理由がどんなものでも尊重されるべきものなのだなと感じることができた作品だった。

表情や佇まいのみで伝えてくる岸井ゆきのの演技が素晴らしかった。

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モトコ

4.5三宅唱×岸井ゆきの「ケイコ 目を澄ませて」いや、本当に素晴らしかっ...

2022年12月20日
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三宅唱×岸井ゆきの「ケイコ 目を澄ませて」いや、本当に素晴らしかった。岸井ゆきのは勿論、三浦友和、仙道敦子、三浦誠己といった脇を固める出演者も素敵で、欠けた部分を持ちながらも魅力的なキャラクターをそれぞれ演じていた。孤独と苛立ちを抱きしめながら、人はそれでも繋がりあえる。

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ピンボール

4.0ハンディキャップがあっても…。

2022年12月20日
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鑑賞方法:映画館

その世界には、評価子はまったく無知なのですが。
ボクサーにとって、耳が不自由であることは、致命的に近いハンディキャップのようです。
ゴングが聞こえない、セコンドのアドバイスが聞こえない…。だけでなく、相手選手が反則行為をしても、それをレフリーに訴えることすら、ままならない。
それでも、プロにまでのし上がった彼女は素晴らしいと思います。手放しで。
しかし、そんな勝負師(プロボクサー)でもある彼女を支えていたのは、実は基本的な練習メニューであったのですね。
毎日のように「ロード○キロメートル、サンドバッグ○ラウンド、ミット打ち○ラウンド…」
そのことにも、頭が下がりました。
己の技量をただひたすらに磨こうとするかのような彼女の日常を、是非とも我がものにもしたいものです。評論子も。

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talkie

笑わない岸井ゆきの選手。ケイコの心情が伝わってくる。

2022年12月20日
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鑑賞方法:映画館

ケイコはボクシングが好きで、このジムにも愛着がある。何よりも会長(三浦友和さん)を慕っている。後半、ケイコと会長が鏡の前でやるシャドーボクシングの場面がいい
下町のさびれゆく小さなボクシングジムの悲哀がよく描かれていた
映画は一般人の密着ドキュメンタリーみたいな内容だ。生きてれば誰にでもある日常的な出来事や、人間関係のあれこれが描かれるだけだ。だから何も起きずに淡々と進み静かに終わる。しかし、ケイコの心は雑音だらけ(ポスターより)で揺れに揺れる。その心の迷いを岸井ゆきのさんがみごとに好演
持ち前の演技力に加え、腕力も手に入れ更にパワーアップ。マシンの筋トレの場面はマジきつそうで笑えた
(追記)結構おすすめの映画なのだが、私のように映画にエンタメ性(ドラマ性)、感動を第1に求める人は、期待値のハードルを下げて見たほうがヨイ。ラーゲリ、スラダン、アバター、コトー系ではない

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マサヒロ

5.0とてつもなく凄い映画を観た感覚

2022年12月19日
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鑑賞方法:映画館

泣ける

興奮

耳が聞こえない女性ボクサーをモデルに描いた物語です。
サイレント映画に近い内容で、セリフはほとんど手話でなされ、音楽が全くありません。また、新型コロナの関係か、マスク姿が時々映り、表情が読み取りにくい部分もあります。
まさに無に近い状態で、主人公のケイコ(岸井ゆきの)の迫真の表情やボクシング姿に圧倒されます。
胸や目頭が熱くなり、とてつもなく凄い映画を観ている感覚に陥ります。
ゆっきーの非凡な映画センスに、改めてただ者ではないと感じました。
人間の心の叫びを聞いたような、映画の素晴らしさを味わうことができた秀逸な作品です。

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ゆきとう

4.0なんだろうなあ、人間としての器量があるんですよ。

2022年12月19日
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岸井ゆきの、やってくれるねえ。聴覚障害がある役なので、ほぼセリフなし。そして、ほぼ笑顔もなし。世間から距離を置いて生きているけれども、けしてはみ出しているわけではない。つまり、人に頼ることを拒否して生きているようだ。ボクシングは彼女にとってどんな存在なのだろう。どうも、強くなりたいってだけじゃないみたい。勝ちたいって気持ちは、対戦相手にじゃなくて、自分に、じゃないかと思えた。人間関係も極力避け、甘えることも捨て、まるで、媚びない野良猫のように。
音楽のないエンドロール、生活音だけが雑音のように聞こえてくる。ケイコの世界はこんな様子なのか、と思ったが、いやいや、本当のケイコの世界はこんな音さえも聞こえてこない無音の世界なのだ。いま、自分のいる世界から音が消えたらどうだろう?と想像した。そのぞっとする世界にいて、ケイコはさらにボクシングに挑んでいる。挑んでいるんだよ、ひるむことなく。器量、というか人間としての了見というか、なけりゃできないよ。すごいよ。そんなケイコを体現した岸井ゆきの、彼女もすごいよ。

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栗太郎

4.5岸井ゆきのの好演につきます。

2022年12月19日
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聴覚障害の主人公ケイコの精一杯生きてる日常、仕事とボクシングの両立、個人的に仕事だけの生活はストレスが貯まる。
彼女はボクシングがあったからこそ仕事とのバランスが取れてたのかな?
一旦休みたくなったが、やはりボクシングの無い生活はストレスであり、それを障害者の偏見なく受け入れてくれたジムの会長は親よりも親であり、自分を一人の人間として認められた場所を会長を家族のように思うケイコの思いが台詞のない岸井ゆきのの演技が際立たせてます。
トレーナーとのミット打ちは見応えがありました。
かなり良い映画でした。

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梅じんの相棒

4.5もの凄いカウンターパンチ😇

2022年12月18日
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ケイコこと岸井ゆきのさんが試合中食らったカウンターパンチでノックダウンするシーンはボキの心をぶち抜く凄まじい一撃でしたデ
ゆきのさん🫶ワイは完全に恋に落ちたわ😳

それから世界一素晴らしいエンドロールも「聴き」逃せないよ、エンドロール自体に感動を覚えたのは初めてかもしれないネ
明るくなるまで席を立たない事をオススメします

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あさちゃん

4.5あとからじわじわ来る

2022年12月18日
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途中までジムとアパート、職場の淡々とした生活描写が続くが、オーナーの奥さんが主人公の日記を読み、それに沿って主人公の回想シーンになったところで、感情移入させられ、最後に向かってぐっときました。久しぶりにパンフレット買って解説と岸井さんの写真みたいなと思ったら売り切れていて、やっぱり、、と思いました。

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ひぐらし

4.0“人間の器量が大きいんですよ”とは、人間やっている限り一度は言われてみたい台詞だなァ。少なくとも二度観るべき映画。一度は一観客として。二度目はケイコになったつもりで(ってまだ一回しか観てないけど)。

2022年12月18日
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①ボクシングはあまり好きではない。ケイコの弟みたいに“頭おかしいんじゃない?”とまでは思わないけれど、“殴り合いして何が面白いの?”とは思う(『ロッキー』が好きなのもボクシング映画だからではなくラヴ・ストーリーとして秀でているから)。だから、何故ケイコがボクシングをやりたいのか正直わからない。でも音が聞こえないのにボクシングするのはとても怖いだろうことは分かる。怖がりの方が強いボクサーになると聞いたことがあるけれども、ケイコの場合はちょっと違うだろうし。
②《2023.01.09. 二回目の鑑賞》

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もーさん

4.0徹底された引き算の美学。 この映画には劇伴が一切ない。 氷を噛み砕...

2022年12月18日
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知的

徹底された引き算の美学。

この映画には劇伴が一切ない。
氷を噛み砕くガリッという音、日記を書きつける時の紙の上をガリガリ走らせるペンの音、静寂を切り裂くようにバシッ、バシッと鳴り響くミットを打つ音、シューズでキュッ、キュッと床を踏み鳴らす音。生活音だけが静かに流れ、
受け手の、画面を眼差す感覚が研ぎ澄まされていく。

ここに至るまでの過程や背景、主人公がボクシングに賭ける想いなど、一切の説明はない。聾者が主人公だが、共感を求めるように主体的に主人公の中に入ろうともしないし、送り手は一定の距離をずっと保ったまま、見つめ続ける。例えば、主人公が聾者の友人らと手話で会話するシーンには一切の字幕がない。主人公の葛藤の理由もはっきり分からずに話は進んでいく。理解や共感を求めるような作りには一切なっておらず、むしろ、そういうものからは距離を置こうとしているようにすら映る。

また、強いコンフリクトや、ハンデがもたらす感動とかで変に煽ることもしない。スポ根モノとしてドラマティックな盛り上がりがあるわけでもない。ただただ、静かに登場人物たちを照射する映画である。全ては受け手の想像に委ねられている。

劇中、大変なことや精神的にしんどいことが継続的に起こる。その後挽回するかのように何か特別に幸せが訪れるわけでもない。日常は淡々と流れて行く。けれどその日常の中にハッとする美しい瞬間がある。淡々と描く中に、計算された確かな眼差しがある。

街に静寂だけが流れ、最低限の環境音楽だけで静かに奏でられるエンディングは鳥肌モノ。永遠に見ていたい。

色んなものを削ぎ落としているけど、知的で静かなパワーがある映画。もう少ししたら2回目の鑑賞に行こうと思う。

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ゆき

4.0メッチャ引き込まれる女性ボクサーの作品! 本年度ベスト!

2022年12月18日
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岸井ゆきのさん目当て!
セリフは無いものの、彼女の演技に圧倒。
彼女が出演している作品の中でも1番良い作品って感じ。

聴覚障害のケイコ。
ホテルの客室清掃員として働きながら、プロの女子ボクサーとしてジムでトレーニングする毎日。

ケイコのトレーニングする姿が圧巻される!
特にコンビネーションのトレーニング。
グローブでパンチングミットを打つ音がリズミカル。
ストレートやアッパーパンチをする中、ミットを躱す動きもプロっぽい(笑)
ステップを踏むシーンがダンスをしている感じで美しいながらも何故かコミカルに見えてしまう。

試合のシーンの迫力が凄い!
本当にパンチを受けている感じ。

彼女が手話で会話するシーンも素晴らしかった。
ボクシングや手話など難しい演技が多い作品の印象。
岸井ゆきのさんにアッパレを差し上げたい(笑)

ジムの会長の笹木を演じた三浦友和さんも良かった。
最近観た水墨画の映画の役の様に優しい感じが印象的。

本作は実際にいる聴覚障害のある女性ボクサーを題材にしているらしいけど、音が聞こえないのにボクシングするって事に驚きを隠せず。

本作は岸井ゆきのさんの代表作になった感じです( ´∀`)

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イゲ

3.5静かにアツい良い作品だった。登場人物全員の葛藤が丁寧に描かれつつ、...

2022年12月18日
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静かにアツい良い作品だった。登場人物全員の葛藤が丁寧に描かれつつ、嘘のないほんの少し前を向くという終わり方が個人的には好きだった。字幕ありもよくて、途中の手話の部分は字幕無しというところも非常に良い。
ただ、本当に淡々と進むので、少し睡魔が来てしまったが、岸井ゆきのさんは止まらないなーと実感して。良い俳優さんを再認識した。

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おれ

3.5ボクシング映画は数々あれど、女性で聴覚障害のある方が主人公の映画は初めて?

2022年12月18日
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小笠原恵子さんという方がモデルで出来たお話らしい。
彼女の経歴を事前に知ってから鑑賞すると各シーンが府に堕ちると思います。

岸井ゆきのさんのどこか尖った演技がザラついた16㎜フィルムの質感とマッチして良かったです。

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ちゆう

4.0澄んでいる

2022年12月18日
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鑑賞方法:映画館

一つ一つの構図が美しく
雑多な日常の風景であるが非常に目を引く魅力的な画であって、とても好きです。
特に夜の川沿いの高架下で電車が通るとその光で浮かぶシルエットがとても良かった

しかし構図が決まった固定の画であるためボクシング試合のシーンでは少し大人しい
印象もあったが岸井ゆきのさんの闘う姿や生命力強い瞳から熱い闘争のようなものを感じた。

なぜケイコがボクシングを休もうと思ったのか理由を考える時間がとても長く
葛藤が非常に丁寧に描かれているが、結局決定的なものはわからず
こうなのかなぁ?と見る側がそれぞれ感じとるもので、少しモヤモヤしたが

それを察してか勝手に人の心をわかったように思わないでという言葉にハッとし
何事も明確にすることが良いということではないし
これは主人公も手探りであり、後半の松浦慎一郎さんが嬉しそうに笑った
コンビネーションミット打ちは
観るボクもとても嬉しい見事なミット打ちだった

とても静かな映画であり、激しいものは無いのだけど、静かな闘志というか
力強い生命力、深い呼吸のような強さが画から溢れている

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sasaki

3.5淡々と進む

2022年12月18日
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鑑賞方法:映画館

単純

耳が聞こえないなりの苦労とかもあるんだろうけど、そういうことをクローズアップしなくても…と思ったのですが、原作があったのね…。
劇中、「がっかりだよ」というセリフがあったけど、その後何事もなかったように関係が進むのは、なんだかなぁ…と思いました。
この後、どうなるんだろう?
それを描かないと、この話は片手落ちのような気がする。そういう観客に丸投げ?にするパターンは、正直、好きじゃないなぁ…。

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kawauso