夏へのトンネル、さよならの出口のレビュー・感想・評価
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スッと落ち着く、美術集
とにかく複雑、考察、伏線
と肩肘張りそうなモノとは一線を画し
「ファンタジーに頼りすぎじゃないか?」
とか声が聞こえてきそうなものですが
なんとも美しく楽しめる映画だったな。
と感じました。
物語の中核を担うのは冒頭に名前の上がる
「ウラシマトンネル」
…一夏のちょっと不思議な体験と成長を
主人公たちに与えてくれましたね。
背景もそうですが、主題歌の透明感がより映画に合ってるなと私は感じております。
ハラハラする面白さより、心に凪がくるなんともいえない充足感が大好きです。
かけがえのない夏を謳歌しよう
ボーイミーツガールの名作がまた1本増えました。
エモーショナルなシーンの数々にどっぷり浸りました。
映像が素晴らしいので、良い音響で鑑賞できて本当に良かった。
最近ずるいくらいに良い歌を主題歌に据えてくるアニメが続いてますが(当社比)
オープニングの下校シーンからしてエモーショナル!
丁寧な街並みの描写に「これは良い映画だ!」と心の期待値が上がります。
そして、その期待は最後まで裏切られませんでした。
ぜひ良い音響で見ていただきたい!
エモーショナルな風景と言えば、私にとっては新海誠。
『ほしのこえ』で雨上がりのアスファルトの匂いを感じた衝撃が忘れられません。
その後の長編でお腹いっぱいだったので『君の名は』はスキップしようと思っていたのですが、映画仲間のザッキーくんが、とにかく音が良いので絶対に映画館で見てほしい!と激推しするので仕事帰りに寄りました。
彼を信じて良かった。
良い音響でのオープニングにテンション爆あがりでしたが、『君の名は』のオープニングが本編のキーポイントのダイジェスト版だとすると、本作のオープニングはどんどん風景に引き込まれていく…そこには人物も描かれているのですが、人物を取り巻く日常の世界観にスッと入り込めました。
この後の展開との対比が強調されます。
日常で走るシーンが何度も出てきますが、人物が走っている姿そのものは描かれません。
木の枝から見える月
木の枝から見える太陽!
走っている肩や息遣いから、どんなスピードでどんな思いで走っているのかが伝わります。
ぜひ良い音響で見ていただきたい!
そしてなんといっても声が良い!
鈴鹿央士くんも飯豊まりえちゃんも声の演技が素晴らしい。
微妙な心理が声で伝わってきます。
本当に役にピッタリの良い声で、ずっと二人の声を聴き続けていたくなりました。
とくにまりえちゃんのバシッと切り捨てる物言いに痺れる。
ぜひ良い音響で見ていただきたい。(←しつこくてすみません)
人生を季節にたとえるなら、青春時代は夏!
その後、秋を迎えて冬になる。
秋に囚われることなく夏を謳歌しよう。
追記
ガラケーってあんなに打つのが大変で、あんなにメッセージがブツ切れだったっけ?
スマホに慣れた今から見ると驚きですが、ほんの十数年前なんですよね。
二人に会える気がします。
#あの日の君に会いに行く
Filmarksの試写会で鑑賞。
家族との過去を引きずり生きている男の子と、未来の可能性に賭けている女の子が 時間と引き換えに欲しいものが手に入るという噂のウラシマトンネルをみつけ共同戦線を結び、お互いの欲しいものの為に謎を調べていく。
ストーリーは分かりやすく時間帯も丁度いい。ひと夏の青春と時間を駆け抜ける主人公たちの想いの強さ、花火や水族館などの映像美はとても感動しました。
高校生時代のガラケーやメールの着信音、MDプレーヤーが個人的に懐かしかった😊
#夏へのトンネルさよならの出口
#夏トン
恋とジュブナイルSF
アニメーションとして出来はよかった。
『君の名は。』以降顕著な、リアル系の美麗背景に、アニメーションキャラクターという作画も、高い水準。
「いいから早くえっちしちゃえよ、お互い好きなくせに」というイライラ感のひっぱり具合は、正当なジュブナイル(笑)。
ヒロインが主人公の少年を好きになっていく過程を丁寧に描いているのは、かつて少年少女向けSF冒険ものや、ラブストーリーが好きだったおっさんな私には好感ポイント。
ただ、10〜20代にコレはゆっくりすぎて退屈では、と心配になった。
あと、ヒロインが観客に理解されにくいかもな、と。
「やりたいこと」をすでに見つけているために精神的には大人びていて強い態度を取る部分と、褒められたりしたらチョロく恋落ちする部分の幼すぎる表現によって、「性格分離しすぎてないか?」と観客側が戸惑いそうだな、と。
それと、どこかで読んだ(見た)ことのある要素がたくさん入りすぎとか、(たぶん初期作ゆえの未成熟さが出た)原作由来らしき点に不安はありましたが。
まぁ、いろんな意味で一途なヒロインに、どこまで共感できるか(または好きになれるか)次第かな。
ヒロインの声、飯豊まりえさんは上手かった。
繊細な表現に感動
時をテーマとした純粋なラブストーリーの作品でした。視線を少し逸らした表情がとても神秘的であり、また絶妙な光の傾き加減を醸し出す表現も見られ、レタッチの素晴らしさを体感できるアニメです。大スクリーンに表現されるその豪華さに本作品の魅力が詰まっていると感じたのは、おそらく私だけではないと思います。
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